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公開番号
2025127109
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023632
出願日
2024-02-20
発明の名称
印刷システム、その制御方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類
B41J
29/00 20060101AFI20250825BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 印刷後に印刷物の確認を実施せずに、除電量の不適切な電荷調整値の設定が継続された状態のまま、シートに対して除電制御が実施されてしまうという課題があった。
【解決手段】 除電量の設定値の変更が可能な除電装置を備える印刷システムであって、印刷処理を実行した際、前記除電量の設定値の確認をユーザに促す画面の表示を実行する表示手段と、制御手段を有し、前記制御手段は、前記除電量の設定値が変更されていると判定した場合に、前記表示手段が前記表示を行うよう制御することを特徴とする。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
除電量の設定値の変更が可能な除電装置を備える印刷システムであって、
印刷処理を実行した際、前記除電量の設定値の確認をユーザに促す画面の表示を実行する表示手段と、
前記除電量の設定値が変更されていると判定した場合に、前記表示手段に前記画面の表示を実行するよう制御する制御手段を有する
ことを特徴とする印刷システム。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、
除電量の設定値を変更された場合にフラグを設定し、印刷処理を実行した際に、フラグが設定されている場合、前記除電量の設定値が変更されていると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
【請求項3】
さらに操作部を備え、
前記操作部を介して前記除電量の設定値が変更される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷システム。
【請求項4】
前記操作部は、前記除電装置が備えている
ことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
【請求項5】
除電量の設定値の変更が可能な除電装置を備える印刷システムの制御方法であって、
印刷処理を実行した際、前記除電量の設定値の確認をユーザに促す画面の表示を実行する表示工程と、
前記除電量の設定値が変更されていると判定した場合に、前記表示工程において前記画面の表示を実行するよう制御する制御工程を有する
ことを特徴とする印刷システムの制御方法。
【請求項6】
請求項5に記載の印刷システムの制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、帯電したシートを除電するための除電機能を備えた印刷システム、その制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
印刷作業に用いる記録媒体(以下「シート」という。)は、電子写真プロセスの過程における残荷電、もしくはシート搬送中に生じる搬送ローラーやガイドとの僅かな摩擦により、静電気を帯びた状態で搬送される。そしてこの静電気により、シート同士が貼り付いてしまうことがある。また、埃や紙粉が成果物に付着することによる成果物の品質が低下することがある。
普通紙等はシート自体が持つ電気抵抗が低く、シート内で電荷が移動しやすく、帯電量自体も小さいため解消も早い。しかし、厚紙や合成紙、コート紙といった合成樹脂(プラスチック)を用いたシートは、シート自体が持つ電気抵抗が高く、シート内での電荷移動が起こりにくい。そのため、結果として合成紙やコート紙のようなシートほど帯電しやすく、電荷が残りやすいという傾向がある。また、環境、特に湿度の影響を受けやすく、湿度が低い環境ほど空気中への放電量が減る影響で、静電気を帯びやすくなることが一般的に知られている。
仮にシート同士が貼り付いた状態で後処理を行うと、シートの整合処理に影響を及ぼし、後処理の品質が低下するばかりか、後処理時の給紙不良や搬送不良によるジャム(JAM)を誘発し、シートや機器へダメージを与えかねない。
そのため、このようなリスクを発生させないよう、後処理の実施前に、印刷工程後のシートの静電気を除電することが望ましい。そこで、シート搬送方向の下流に位置する搬送ローラー対に対して電圧を印加することで、シートに帯電した電荷を打ち消す提案などがなされている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-258881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような、従来の搬送ローラーに電圧を印加した構成(以下「除電ローラー」という。)による除電は、シートに帯電している電荷と逆の電荷を、除電ローラーを介してシートに与えることにより、帯電している静電気を打ち消すものである。そのため、除電ローラーによる除電量の設定(除電ローラーへの、シートと逆の電荷の印加)は、シートの帯電量に合わせて実施される必要がある。つまりこれは、湿度といった印刷環境やシートの種類ごとに、最適な除電用の電荷調整値というものが存在するということである。
なお、ユーザ自身が印刷開始前に除電量を設定するが、印刷環境やシート種類によって最適な除電量は異なる為、ユーザが印刷物を手に取るまでは期待する成果物になっているかは判断できない。つまり、印刷後に印刷物の確認を実施せずに、不適切な電荷調整値の設定が継続された状態のまま、シートに対して除電制御が実施されてしまう可能性がある。このような場合、逆にシートを帯電させてしまうこととなり、更なるシートの貼り付きに繋がってしまう可能性があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、除電量の設定値の変更後、印刷物の確認を促し除電量の再設定を必要に応じて行うことができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、除電量の設定値の変更が可能な除電装置を備える印刷システムであって、印刷処理を実行した際、前記除電量の設定値の確認をユーザに促す画面の表示を実行する表示手段と、前記除電量の設定値が変更されていると判定した場合に、前記表示手段に前記画面の表示を実行するよう制御する制御手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、除電量の設定値の変更後の印刷終了時に、ユーザに印刷物の確認を促し、除電量の再設定を必要に応じて行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態を示すシステムの全体構成を示す図。
本実施形態の印刷システムのハードウェア構成を示すブロック図。
本実施形態の印刷システムの断面を示す図。
本実施形態の印刷装置の操作部を示す図。
本実施形態の除電装置の操作部を示す図。
本実施形態の除電装置での除電処理を示す図。
印刷装置操作部を介して除電量設定を変更する方法を表示する図。
本実施形態の除電量設定変更の検知を説明するフローチャート。
本実施形態のユーザ報知手段を説明するフローチャート。
除電装置操作部を介して除電量設定を変更する方法を表示する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
【0009】
・システムの全体構成
図1は、本発明の一実施形態を示すシステムの全体構成を例示する図である。
本実施形態のシステムは、印刷システム1000、クライアントコンピュータであるPC102を有し、それらが相互にネットワーク101を介して接続されている。
PC102は、ネットワーク101を介して、印刷システム1000へ印刷ジョブであるPDL(ページ記述言語)コードデータを送信することが可能である。
【0010】
・印刷システム1000のハードウェア構成
図2は、印刷システム1000のハードウェア構成を例示するブロック図である。
印刷システム1000は、図中点線で囲まれた部分である印刷装置100と、シート処理装置200とを有する。なお、印刷装置100には、任意の台数のシート処理装置200を接続することができる。本実施形態のシート処理装置200は、除電装置200-3a、中綴じ製本機200-3bからなる例で説明する。また、本実施形態では、印刷装置100として、コピー機能及びプリンタ機能等、複数の機能を有するMFP(Multi Function Peripheral)を例に取り説明する。しかし、印刷装置100は、コピー機能のみ、あるいは、プリンタ機能のみの単一機能型の印刷装置であってもよい。本実施形態では、一例として、印刷システム1000が以下に説明する各種構成要件を具備するものとする。
印刷システム1000は、印刷装置100で印刷されたシートに対するシート処理を、印刷装置100に接続されたシート処理装置200により実行できるように構成されている。ただし、シート処理装置200を接続せずに印刷装置100のみで印刷システム1000を構成することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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