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公開番号2025127222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023821
出願日2024-02-20
発明の名称表示装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02F 1/1333 20060101AFI20250825BHJP(光学)
要約
【課題】 光学シートの位置決めを容易にしかつ作業効率を改善する表示装置を提供する。
【解決手段】 本発明の液晶表示装置のバックライトユニット100は、バックライトを収容する凹状のケース本体110と、ケース本体110の開口内に配置される光学シート50と、光学シート50をケース本体110に固定するための段付きネジ120とを含む。光学シート50は、一方の端部には貫通する長穴60が形成され、当該一方の端部と対向する他方の端部には貫通する丸穴62が形成される。ケース本体110には、長穴60および丸穴62のそれぞれに対応するネジ穴116が形成される。段付きネジ120は、長穴60/丸穴62を介してネジ穴116に締結される。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
バックライトを収容するケース本体と、
前記ケース本体上に配置される光学シートと、
前記光学シートを前記ケース本体に固定するための第1および第2のネジ部材とを含み、
前記光学シートの一方の端部には第1の位置決め穴が形成され、当該一方の端部と対向する他方の端部には第2の位置決め穴が形成され、
前記ケース本体には、第1および第2の位置決め穴に対応する第1および第2のネジ穴が形成され、
第1のネジ部材は、第1の位置決め穴を介して第1のネジ穴に締結され、第2のネジ部材は、第2の位置決め穴を介して第2のネジ穴に締結される、表示装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
第1および第2のネジ部材のそれぞれは、軸方向に延びる本体部と、当該本体部とテーパ部を介して接続されたネジ部とを有する、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
表示装置はさらに、第1および第2のネジ部材の飛び出しを防止する機構を含む、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
バックライトを収容するケース本体と、
前記ケース本体上に配置される光学シートと、
前記光学シートを前記ケース本体に固定するための第1および第2の樹脂ピンとを含み、
前記光学シートの一方の端部には第1の位置決め穴が形成され、当該一方の端部と対向する他方の端部には第2の位置決め穴が形成され、
前記ケース本体には、第1および第2の位置決め穴に対応する第1および第2の貫通孔が形成され、
第1の樹脂ピンは、第1の位置決め穴を介して第1の貫通孔に挿入された端部が熱的に固定され、第2の樹脂ピンは、第2の位置決め穴を介して第2の貫通孔に挿入された端部が熱的に固定される、表示装置。
【請求項5】
第1の樹脂ピンは、断面が楕円形状の本体部を含み、第1の樹脂ピンを回転させることで第1の樹脂ピンと第1の位置決め用穴との間のガタ量が調整される、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
第1および第2の樹脂ピンのそれぞれは、軸方向に延びる本体部と、当該本体部とテーパ部を介して接続された細長の端部とを有し、当該細長の端部は、第1または第2の貫通孔に挿入され、第1または第2の貫通孔において露出された細長の端部が溶着用樹脂によって熱カシメされる、請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
表示装置はさらに、第1および第2の樹脂ピンの飛び出しを防止する機構を含む、請求項4に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、特に、液晶表示装置のバックライトユニットへの光学シートの位置決めに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、筐体内に収容された液晶モジュールとバックライトとを含み、液晶モジュールの裏面側には、バックライトから液晶モジュールに照射される光を制御するための光学シートが配置される。光学シートは、樹脂製であり、温度変化により熱伸縮し易い。
【0003】
特許文献1は、光学シートの熱変化による伸長量を小さくしつつ、装置の狭額縁化を図る液晶表示装置を開示している。図1は、特許文献1の液晶表示装置の部分断面図であり、液晶パネル3と光学シート6を積層した液晶モジュール10の周縁部を覆うフロントキャビネット2に、曲面または傾斜面から成る緩衝部2aを形成し、光学シート6が斜め方向に伸長させている。特許文献2の表示装置は、筐体に位置決め用のピンを形成し、そのピンを光学シートの孔に挿通させることで光学シートの位置決めを行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-21220号公報
国際公開2011/093119号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図2(A)は、従来の液晶表示装置のバックライトユニットの概略平面図、図2(B)は、光学シートの平面図、図2(C)、(D)は、光学シートのA部およびB部の拡大図、図3は、光学シートのB部の概略拡大断面図である。
【0006】
バックライトユニットは、概ね矩形状の凹状のケース本体30を含み、ケース本体30の中央の領域には、直下型の複数のバックライトケース40が配置され、その上方に概ね矩形状の光学シート50が取り付けられる。光学シート50は、導光板52、拡散シート54、プリズムシート56および光反射プリズムシート58の積層を含み、導光板52は、バックライトからの光を液晶パネルに向けて照射する。光学シート50の各層は、接着材によって接着されていてもよいし、あるいは接着材を用いることなく単に密着されていてもよい。
【0007】
図2(C)に示すように、光学シート50の上端のA部には、各層を貫通する位置決め用の長穴60が形成され、また、図2(D)に示すように、光学シート50の下端のB部には、各層を貫通する位置決め用の丸穴62が形成される。他方、ケース本体30の外縁のA部には、円柱状の上部突起70が形成され、B部には、円柱状の下部突起72が形成されている。光学シート50をケース本体30に取り付けるとき、長穴60に上部突起70が挿入され、丸穴62に下部突起72が挿入される。さらにケース本体30には、光学シート50の飛び出しを防止するための飛び出し防止部材80が段差部32に取り付けられる。飛び出し防止部材80は、例えば、薄板状の部材であり、接着剤や両面テープによって段差部32に固定される。
【0008】
長穴60は、概ね楕円形状を有し、その長径がケース本体30の長手方向(図面の上下方向)と平行になるように配置される。長穴60の短径は、上部突起70の外径と概ね等しいかそれより若干大きく、長径は、上部突起70の外径よりも十分に大きい。一方、丸穴62の内径は、下部突起72の外径と概ね等しいかそれよりも若干大きい。光学シート50をケース本体30に取り付ける際、丸穴62が光学シート50の上下/左右方向を位置決めし、長穴60が光学ソート50の回転止めとして機能する。
【0009】
このような従来の光学シートの位置決め構造には次のような課題がある。位置決め精度を良くするためには、光学シート50の長穴60/丸穴62の径方向の大きさと上部突起70/下部突起72との径方向の大きさとの差であるガタ量を小さくすることが望ましいが、ガタ量を小さくすると、光学シート50を位置決めすることが難しくなる。また、バックライトユニットの厚みの制約により、上部突起70/下部突起72を必要以上に高くすることは難しく、上部突起70/下部突起72の高さと光学シート50の最上層58の高さとが同程度であると、光学シート50を上部突起70/下部突起72に組み込む際の誘いが不十分であり、組立の作業性が悪いという課題がある。さらに、光学シート50の位置決め箇所が両端側で離れていると、振動や部品の反りの影響で光学シート50が上部突起70/下部突起72から外れ易くなってしまい、例えば、最上層58が、上部突起70/下部突起72と飛び出し防止部材80との間の僅かな空隙に移動してしまう。
【0010】
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、光学シートの位置決めを容易にしかつ作業効率を改善する表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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