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公開番号
2025123085
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018952
出願日
2024-02-09
発明の名称
駆動装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02P
27/06 20060101AFI20250815BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電動モータの複数相のコイルを昇温可能な技術を提供する。
【解決手段】車両に搭載される駆動装置は、複数相のコイルを有し、車両の駆動輪を回転させる第1電動モータと、第1電動モータによる駆動輪の回転を禁止する回転禁止装置と、第1電動モータに通電する電流を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、複数相のコイルに電流を通電することによって、第1電動モータの複数相のコイルを昇温する昇温処理を実行可能である。昇温処理では、回転禁止装置が駆動輪の回転を禁止するとともに、複数相のコイルに通電される電流にはq軸電流が含まれる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載される駆動装置であって、
複数相のコイルを有し、前記車両の駆動輪を回転させる第1電動モータと、
前記第1電動モータによる前記駆動輪の回転を禁止する回転禁止装置と、
前記第1電動モータに通電する電流を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記複数相のコイルに電流を通電することによって、前記第1電動モータの前記複数相のコイルを昇温する昇温処理を実行可能であり、
前記昇温処理では、前記回転禁止装置が前記駆動輪の回転を禁止するとともに、前記複数相のコイルに通電される前記電流にはq軸電流が含まれる、
駆動装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記複数相のコイルは、3相のコイルを有する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記回転禁止装置は、前記駆動輪に接続された車軸を機械的にロックするロック部品を含む、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記制御装置は、前記昇温処理を、前記車両の走行が停止している間に実行する、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
複数相のコイルを有し、前記車両の駆動輪を回転させる第2電動モータをさらに備える、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記第1電動モータ及び前記第2電動モータは、共通の駆動軸を回転させる、請求項5に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記第2電動モータと電気的に接続された第2電力変換装置をさらに備え、
前記第2電動モータ及び前記第2電力変換装置は、前記第2電動モータの中性点を介して、外部電源の電力を前記車両のバッテリを供給する充電回路を構成し、
前記制御装置は、前記充電回路による前記バッテリの充電に応じて、前記昇温処理を実行する、
請求項5に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記充電回路による前記バッテリの充電期間のうちの少なくとも一部において、前記昇温処理を実行する、請求項7に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記制御装置は、前記車両の予定された使用開始時刻に応じて、前記昇温処理の実行を開始するタイミングを決定する、請求項7に記載の駆動装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前記車両の予定された使用開始時刻に応じて、前記昇温処理の実行を終了するタイミングを決定する、請求項7に記載の駆動装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、駆動装置に関する。特に、複数相のコイルを有する電動モータを備える駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、3相のコイルを有するモータジェネレータを備える車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-118659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のようなモータジェネレータでは、コイルを昇温することがある。しかしながら、複数相のコイルを昇温する際に、各相のコイルの間で温度差が生じると、モータジェネレータが意図した磁気的特性を発揮できないことがある。本明細書では、電動モータの複数相のコイルを昇温する際に、各相のコイルの間の温度差を小さくすることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、車両に搭載される駆動装置によって具現化される。駆動装置は、複数相のコイルを有し、前記車両の駆動輪を回転させる第1電動モータと、前記第1電動モータによる前記駆動輪の回転を禁止する回転禁止装置と、前記第1電動モータに通電する電流を制御する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記複数相のコイルに電流を通電することによって、前記第1電動モータの前記複数相のコイルを昇温する昇温処理を実行可能である。前記昇温処理では、前記回転禁止装置が前記駆動輪の回転を禁止するとともに、前記複数相のコイルに通電される前記電流にはq軸電流が含まれる。
【0006】
上述した駆動装置では、回転禁止装置が駆動輪の回転を禁止した状態で、q軸電流を含む電流が第1電動モータの複数相のコイルに通電される。これにより、q軸電流によって第1電動モータがトルクを発生しても、駆動輪が回転することを防止しつつ、複数相のコイルに発熱させることができる。q軸電流の通電が許容されることで、ロータの回転位置にかかわらず、第1電動モータの複数相のコイルをそれぞれ昇温することができる。これにより、複数相のコイルを昇温する際に、各相のコイルの間の温度差を小さくすることができる。
【0007】
また、例えば、d軸電流のみを含む電流を第1電動モータの複数相のコイルに通電することによって、第1電動モータの複数相のコイルを昇温する比較例も想定される。本比較例によれば、第1電動モータにトルクが発生することを防止しつつ、第1電動モータの複数相のコイルを昇温することができる。しかしながら、本比較例では、複数相のコイルのそれぞれには、互いに異なる大きさの電流が継続して通電されることがある。この場合、複数相のコイルのそれぞれに通電される電流量が互いに異なる。この結果、複数相のコイルのそれぞれにおける発熱量が均一化されず、複数相のコイルの間で温度差が生じ得る。複数相のコイルの間で温度差が生じると、第1電動モータが、意図した磁気的特性を発揮できないことがある。本明細書が開示する駆動装置では、q軸電流を含む電流が第1電動モータの複数相のコイルに通電されるため、比較例に比べて、複数相のコイルのそれぞれに通電する電流の大きさを均一化にすることができる。これにより、第1電動モータの複数相のコイルのそれぞれを適正に昇温することができる。
【0008】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施例の駆動装置20を備える電動車10のブロック図を示す。
図1の線II-IIにおける断面図を示す。
駆動装置20の回路図を示す。
駆動装置20の制御装置90が実行する処理のフロー図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本技術の一実施形態では、前記複数相のコイルは、3相のコイルを有してもよい。但し、別の実施形態では、複数相のコイルは、2相のコイルを有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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