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公開番号2025127796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024705
出願日2024-02-21
発明の名称ストレージシステム
出願人日立ヴァンタラ株式会社
代理人藤央弁理士法人
主分類G06F 13/14 20060101AFI20250826BHJP(計算;計数)
要約【課題】ドライブスロットを、ドライブと他のタイプのデバイスの共通スロットとして扱う。
【解決手段】ストレージシステムは、データを格納するドライブを挿入可能な複数のドライブスロットと、プロセッサを含む1以上のコントローラと、を含み、複数のドライブスロットの少なくとも一部は、ドライブと異なるタイプの第1デバイスを挿入可能な共通スロットであり、共通スロットからドライブの接続先のコントローラのポートと、共通スロットから第1デバイスの接続先のコントローラのポートとは異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ストレージシステムであって、
データを格納するドライブを挿入可能な複数のドライブスロットと、
プロセッサを含む1以上のコントローラと、を含み、
前記複数のドライブスロットの少なくとも一部は、前記ドライブと異なるタイプの第1デバイスを挿入可能な共通スロットであり、
前記共通スロットから前記ドライブの接続先の前記コントローラのポートと、前記共通スロットから前記第1デバイスの接続先の前記コントローラのポートとは異なる、ストレージシステム。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記第1デバイスは、圧縮処理、伸長処理、暗号化処理及び/または復号処理を行うアクセラレータである、
ストレージシステム。
【請求項3】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
複数のコントローラを含み、
前記ドライブは二つのドライブポートを含み、
前記ドライブが前記共通スロットに挿入された場合に、前記二つのドライブポートは互いに異なるコントローラに接続され、
前記第1デバイスが前記共通スロットに挿入された場合に、前記第1デバイスは前記複数のコントローラの何れか一つに接続される、
ストレージシステム。
【請求項4】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記共通スロットと前記コントローラのポートとの間の各配線は複数のレーンで構成され、
前記第1デバイスが前記共通スロットに挿入された場合に接続される配線のレーン数は、前記ドライブが前記共通スロットに挿入された場合に接続される配線のレーン数より多い、
ストレージシステム。
【請求項5】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記共通スロットは、ドライブ接続用レセプタクルコネクタと第1デバイス接続用レセプタクルコネクタとを含み、
前記ドライブが前記共通スロットに挿入された場合に、前記ドライブのプラグコネクタが前記ドライブ接続用レセプタクルコネクタに接続され、
前記第1デバイスが前記共通スロットに挿入された場合に、前記第1デバイスのプラグコネクタが前記第1デバイス接続用レセプタクルコネクタに接続される、
ストレージシステム。
【請求項6】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記共通スロットは、ドライブ接続と第1デバイス接続との共通レセプタクルコネクタを含み、
前記ドライブが前記共通スロットに挿入された場合に、前記ドライブのプラグコネクタが前記共通レセプタクルコネクタの第1データ転送用信号ピンに接続され、
前記第1デバイスが前記共通スロットに挿入された場合に、前記第1デバイスのプラグコネクタが、前記第1データ転送用信号ピンと異なる前記共通レセプタクルコネクタの第2データ転送用信号ピンに接続される、
ストレージシステム。
【請求項7】
請求項1に記載のストレージシステムであって、
前記ストレージシステムは、
第1コントローラ及び第2コントローラと、
第1共通スロット及び第2共通スロットと、を含み、
前記第1共通スロットは第1共通レセプタクルコネクタを含み、前記第2共通スロットは第2共通レセプタクルコネクタを含み、
前記第1コントローラは、
第1プロセッサと、
第1スイッチと、
第1セレクタ及び第2セレクタと、
第1ポート及び第2ポートと、を含み、
前記第2コントローラは、
第2プロセッサと、
第2スイッチと、
第3セレクタ及び第4セレクタと、
第3ポート及び第4ポートと、を含み、
前記第1ポートは、前記第1共通レセプタクルコネクタと前記第1セレクタと前記第3セレクタに接続し、
前記第2ポートは、前記第1スイッチを介して前記第1セレクタと前記第2セレクタに接続し、
前記第1セレクタは、前記第1共通レセプタクルコネクタと接続し、
前記第2セレクタは、前記第2共通レセプタクルコネクタと接続し、
前記第3ポートは、前記第2共通レセプタクルコネクタと前記第2セレクタと前記第4セレクタに接続し、
前記第4ポートは、前記第2スイッチを介して前記第3セレクタと前記第4セレクタに接続し、
前記第3セレクタは、前記第1共通レセプタクルコネクタと接続し、
前記第4セレクタは、前記第2共通レセプタクルコネクタと接続する、
ストレージシステム。
【請求項8】
請求項7に記載のストレージシステムであって、
前記第1又は第2共通スロットにデバイスが挿入された場合に実行する処理は、
前記第1又は第2共通スロットに挿入されたデバイスを検知し、
前記検知されたデバイスのデバイスタイプを識別し、
識別した前記デバイスタイプに基づいて前記第1、第2、第3及び第4セレクタの接続先を制御し、
前記検知されたデバイスの接続先のポートをリンクアップさせる、
ことを含む、
ストレージシステム。
【請求項9】
請求項7に記載のストレージシステムであって、
前記第1コントローラは、第1マイクロコントローラを含み、
前記第1マイクロコントローラは、前記第1及び第2セレクタと前記第1共通レセプタクルコネクタと接続し、
前記第2コントローラは、第2マイクロコントローラを含み、
前記第2マイクロコントローラは、前記第3及び第4セレクタと前記第2共通レセプタクルコネクタと接続し、
前記第1及び第2マイクロコントローラは、
相互に接続され、
前記第1又は第2共通レセプタクルコネクタに接続されたデバイスを検知し、
前記検知されたデバイスの接続レーン数の情報を基に前記検知されたデバイスのデバイスタイプを識別し、
識別した前記デバイスタイプの情報を共有し、
前記デバイスタイプの情報に基づいて、前記第1、第2、第3及び第4セレクタの接続先を制御する、
ストレージシステム。
【請求項10】
請求項9に記載のストレージシステムであって、
前記第1共通レセプタクルコネクタに前記ドライブが接続された場合、
前記第1マイクロコントローラは、
前記第1共通レセプタクルコネクタと前記第1スイッチが接続するように前記第1セレクタに配線指示を出し、
前記第2マイクロコントローラは、
前記第1共通レセプタクルコネクタと前記第2スイッチが接続するように前記第3セレクタに配線指示を出し、
前記第1共通レセプタクルコネクタに前記第1デバイスが接続された場合、
前記第1マイクロコントローラは、
前記第1共通レセプタクルコネクタと前記第1プロセッサが接続するように前記第1及び第2セレクタに配線指示を出す、
ストレージシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のドライブスロットを含むストレージシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ストレージシステムは、構成要素として、プロセッサと一次記憶媒体(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))と二次記憶媒体を有し、プロセッサによってデータ処理を実施する。従来、ストレージシステムでは二次記憶媒体にHDD(Hard Disk Drive)を使用してデータ格納していた。こうしたストレージシステムにおいては、二次記憶媒体であるHDDのデータ読み書き性能がボトルネックとなっていた。
【0003】
しかし、近年、SSD(Solid State Drive)を二次記憶媒体に使用するストレージシステムが広がっている。SSDはHDDよりもデータ読み書き性能が向上しているため、前述の二次記憶媒体による性能ボトルネックが解消された。しかし、二次記憶媒体のデータ読み書き性能が向上した一方で、データ処理を行うプロセッサの性能向上は鈍化しており、プロセッサがストレージシステムの処理性能ボトルネックとなる事例が増加してきた。以下、ストレージシステムにおける一次記憶媒体のことをメモリと呼び、二次記憶媒体のことをドライブと呼ぶ。
【0004】
このプロセッサによるデータ処理性能のボトルネックを解消するため、データ処理の一部をアクセラレータにオフロードさせ、プロセッサが実施するデータ処理量を減らすことを狙うストレージシステムが登場している(例えば特許文献1)。
【0005】
ストレージシステムにおいて、アクセラレータにオフロードさせる処理の一例としては、一般的に圧縮や暗号などがあり、今後はオフロード可能な処理の種類や量はさらに増加していくことが予想される。
【0006】
しかし、ストレージシステムが搭載できるアクセラレータの数には限りがある場合があり、例えば、スペースや熱設計上の制約の厳しいミッドレンジモデルのストレージシステムでは、オフロード可能な処理を全てオフロードするのに充分な数のアクセラレータを搭載するのは難しい。
【0007】
さらに、ストレージシステムにアクセラレータを搭載する場合、アクセラレータが処理するデータ処理スループットを支えるだけの伝送路が必要である。プロセッサとアクセラレータカード等を接続する通信ネットワークの標準規格として、PCI-Express(以下、PCIeと記す。いずれも登録商標)が知られている。ストレージシステムに搭載されるアクセラレータの場合、少なくともPCIe 8レーンで接続する必要がある場合が多い。
【0008】
また、近年の市場動向の特徴として、ストレージシステムの容量増加の速度に対して、SSDの容量増加の速度のほうが速い傾向が見えている。このため、現在のストレージシステムが有する内蔵ドライブ向けスロットの数が、将来的には余る場合が増えることが考えられる。
【0009】
また、近年では、SSDの新たなフォームファクタとしてEDSFFという規格が登場しており、今後のストレージシステムに搭載するSSDとしても主流になるとみられている。EDSFFの特徴の一つに、PCIeが最大16レーンまでサポートするようになることが挙げられる。そのため、新規格EDSFFは、アクセラレータのデータ処理スループットを支えられる帯域で接続することが可能となる。以上より、ドライブスロットにアクセラレータを搭載するアーキテクチャのストレージシステムが考えられるようになる。
【0010】
従来技術として、特許文献2で、ドライブスロットにドライブ以外のオプション装置を搭載する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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