TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025127818
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024739
出願日2024-02-21
発明の名称貯湯式給湯装置および給湯システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 15/196 20220101AFI20250826BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】入浴を開始する時刻から就寝する時刻までが比較的短い入浴予定者に対しても、快適な睡眠をとるための入浴条件を提案することができる貯湯式給湯装置および給湯システムを提供する。
【解決手段】貯湯式給湯装置は、就寝予定時刻の入力を受け付ける入力手段と、表示手段と、入力手段が受付時刻に就寝予定時刻の入力を受け付けたとき、第一モードとして、就寝予定時刻と湯温の条件値とに基づいて、入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算する演算手段と、を備え、演算手段は、第一モードまたは第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻が受付時刻以前の時刻である場合に、第二モードとして、現在の湯温の条件値を規定の上昇幅だけ大きい条件値に更新して、入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算し、表示手段には、第二モードが演算された場合に、第二モードの演算結果が表示される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
浴槽に湯を張る給湯装置であって、
入浴予定者から就寝予定時刻の入力を受け付ける入力手段と、
前記入浴予定者へ情報を表示する表示手段と、
前記入力手段が受付時刻に前記就寝予定時刻の入力を受け付けたとき、第一モードとして、前記就寝予定時刻と湯温の条件値とに基づいて、前記入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算する演算手段と、
を備え、
前記演算手段は、前記第一モードまたは第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻が前記受付時刻以前の時刻である場合に、前記第二モードとして、現在の湯温の条件値を規定の上昇幅だけ大きい条件値に更新し、更新後の湯温の条件値と前記就寝予定時刻とに基づいて、前記入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算し、
前記表示手段には、
前記第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻が前記受付時刻よりも後の時刻である場合に、前記第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示され、
前記第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻が前記受付時刻以前の時刻である場合に、前記第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示される、
貯湯式給湯装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第一モードにおける湯温の条件値は、前記浴槽に張られた浴水の温度の前記受付時刻における検出値である、
請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項3】
湯をためる貯湯タンクと、
前記貯湯タンクにためられた湯と前記浴槽に張られた浴水との間で熱交換を行うことで、前記浴槽に張られた浴水の温度を上昇させる熱交換手段と、
を更に備え、
前記入浴予定者から前記第一モードでの入浴を行う旨の入力が受け付けられた場合、前記熱交換手段は、前記第一モードでの推奨の入浴開始時刻において前記第一モードで演算に使用された湯温の条件値になるように前記浴槽に張られた浴水を保温する、
請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項4】
湯をためる貯湯タンクと、
前記貯湯タンクにためられた湯と前記浴槽に張られた浴水との間で熱交換を行うことで、前記浴槽に張られた浴水の温度を上昇させる熱交換手段と、
を更に備え、
前記入浴予定者から前記第二モードでの入浴を行う旨の入力が受け付けられた場合、前記熱交換手段は、前記第二モードでの推奨の入浴開始時刻において前記第二モードで演算に使用された湯温の条件値になるように前記浴槽に張られた浴水の温度を上昇させる、
請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項5】
設定された湯量および湯温の浴水を前記浴槽に張る湯張り手段、
を更に備え、
前記第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻または前記第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻までに前記湯張り手段による湯張りが行われていない場合、前記表示手段に、湯張りを行うことを推奨する旨の情報が表示される、
請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項6】
前記第二モードにおいて前記更新後の湯温の条件値が規定の上限温度を超えた場合、前記表示手段には、提示できる推奨の入浴開始時刻がない旨が表示される、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項7】
前記第二モードにおいて前記更新後の湯温の条件値が規定の上限温度を超えた場合、前記表示手段には、提示できる推奨の入浴開始時刻がない旨、および、第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示される、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項8】
前記演算手段は、前記第一モードが表示された後に前記第一モードにおける推奨の入浴開始時刻が過ぎても前記入浴予定者が入浴を開始していないことが検知された場合、現在の時刻を前記受付時刻とみなして前記第二モードによる推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算し、
前記第二モードにおいて前記更新後の湯温の条件値が規定の上限温度を超えた場合、前記表示手段には、提示できる推奨の入浴開始時刻がない旨が表示される、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項9】
前記第二モードにおいて前記更新後の湯温の条件値が規定の上限温度を超えた場合、前記表示手段には、更に第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示される、
請求項8に記載の貯湯式給湯装置。
【請求項10】
前記浴槽のお湯に気泡を発生させる気泡発生手段、
を更に備え、
前記演算手段は、前記第二モードにおいて前記更新後の湯温の条件値が気泡温度以上である場合、前記第二モードとして、前記気泡発生手段で発生した気泡による温浴効果と前記更新後の湯温の条件値と前記就寝予定時刻とに基づいて、前記入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算する、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、貯湯式給湯装置および給湯システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、入浴システムを開示する。当該入浴システムは、入浴者の深部体温が適切な値だけ上昇するような入浴が行われることをサポートする。そのため、入浴者は、質の高い睡眠をとることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-106964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の入浴システムによれば、入浴開始から就寝までに十分な時間がとれないと判断された場合、深部体温を上昇させないように入浴時間を短くすることが提案される。このため、当該入浴システムでは、入浴を開始する時刻から就寝する時刻までが比較的短いユーザに対して、快適な睡眠をとるための入浴条件を提案することができない。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされた。本開示の目的は、入浴を開始する時刻から就寝する時刻までが比較的短い入浴予定者に対しても、快適な睡眠をとるための入浴条件を提案することができる貯湯式給湯装置および給湯システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る貯湯式給湯装置は、浴槽に湯を張る給湯装置であって、入浴予定者から就寝予定時刻の入力を受け付ける入力手段と、入浴予定者へ情報を表示する表示手段と、入力手段が受付時刻に就寝予定時刻の入力を受け付けたとき、第一モードとして、就寝予定時刻と湯温の条件値とに基づいて、入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算する演算手段と、を備え、演算手段は、第一モードまたは第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻が受付時刻以前の時刻である場合に、第二モードとして、現在の湯温の条件値を規定の上昇幅だけ大きい条件値に更新し、更新後の湯温の条件値と就寝予定時刻とに基づいて、入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算し、表示手段には、第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻が受付時刻よりも後の時刻である場合に、第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示され、第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻が受付時刻以前の時刻である場合に、第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示される。
【0007】
本開示に係る給湯システムは、入浴予定者から就寝予定時刻の入力を受け付ける入力手段と、入浴予定者へ情報を表示する表示手段と、入力手段が受付時刻に就寝予定時刻の入力を受け付けたとき、第一モードとして、就寝予定時刻と湯温の条件値とに基づいて、入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算する演算手段と、を備え、演算手段は、第一モードまたは第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻が受付時刻以前の時刻である場合に、第二モードとして、現在の湯温の条件値を規定の上昇幅だけ大きい条件値に更新し、更新後の湯温の条件値と就寝予定時刻とに基づいて、入浴予定者への推奨の入浴開始時刻と入浴時間とを演算し、表示手段には、第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻が受付時刻よりも後の時刻である場合に、第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示され、第一モードで演算された推奨の入浴開始時刻が受付時刻以前の時刻である場合に、第二モードで演算された推奨の入浴開始時刻と入浴時間とが表示される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、入浴を開始する時刻から就寝する時刻までが比較的短い入浴予定者に対しても、快適な睡眠をとることができる入浴条件を提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1における給湯システムの構成図である。
入浴時間と入浴開始時刻から就寝予定時刻までの推奨される関係の一例を示す図である。
実施の形態1における制御装置36の機能ブロック図である。
実施の形態1における給湯システムで行われる動作の例を示すフローチャートである。
実施の形態1における給湯システムで行われる動作の別の例を示すフローチャートである。
実施の形態1における給湯システムで行われる動作の別の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

三菱電機株式会社
給湯機
1か月前
三菱電機株式会社
冷蔵庫
25日前
三菱電機株式会社
計測器
1か月前
三菱電機株式会社
ミラー
2か月前
三菱電機株式会社
冷蔵庫
2か月前
三菱電機株式会社
照明装置
1か月前
三菱電機株式会社
回転電機
14日前
三菱電機株式会社
照明装置
1か月前
三菱電機株式会社
回転電機
18日前
三菱電機株式会社
照明装置
1か月前
三菱電機株式会社
換気装置
13日前
三菱電機株式会社
照明器具
20日前
三菱電機株式会社
照明器具
13日前
三菱電機株式会社
回転電機
10日前
三菱電機株式会社
電子機器
24日前
三菱電機株式会社
照明装置
7日前
三菱電機株式会社
電源回路
2か月前
三菱電機株式会社
照明装置
26日前
三菱電機株式会社
照明装置
28日前
三菱電機株式会社
照明装置
1か月前
三菱電機株式会社
照明器具
1か月前
三菱電機株式会社
送風装置
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
6日前
三菱電機株式会社
電気掃除機
18日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
1か月前
三菱電機株式会社
回路遮断器
27日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
2か月前
三菱電機株式会社
電気接続部
2か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
13日前
三菱電機株式会社
半導体装置
13日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
24日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
続きを見る