TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025129761
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-05
出願番号2024026637
出願日2024-02-26
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社,トヨタバッテリー株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/291 20210101AFI20250829BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数のセル連結体を備える蓄電装置の耐衝撃性を向上させる。
【解決手段】蓄電装置(電池100)が、第1セル連結体(セル連結体10)および第2セル連結体(セル連結体20)を備える。第1セル連結体と第2セル連結体との各々は、連結方向に並ぶ複数の蓄電セルと、蓄電セル同士を電気的につなぐ接続部とを含む。蓄電装置は、少なくとも一部において連結方向に対して傾斜し、第1セル連結体に含まれる蓄電セルと第2セル連結体に含まれる蓄電セルとに巻き付けられる巻回部材(部材51~54)をさらに備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1セル連結体および第2セル連結体を備える蓄電装置であって、
前記第1セル連結体と前記第2セル連結体との各々は、連結方向に並ぶ複数の蓄電セルと、前記蓄電セル同士を電気的につなぐ接続部とを含み、
前記蓄電装置は、少なくとも一部において前記連結方向に対して傾斜し、前記第1セル連結体に含まれる前記蓄電セルと前記第2セル連結体に含まれる前記蓄電セルとに巻き付けられる巻回部材をさらに備える、蓄電装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記蓄電装置は、前記第1セル連結体および前記第2セル連結体を収容するケースをさらに備え、
前記ケースは、前記連結方向を長手方向とする直方体形状を有する、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記ケースは、前記連結方向に延びる4つの面と、前記第1セル連結体と前記第2セル連結体との各々の端部を覆う2つの面とを有し、
前記4つの面は、対向する一対の面である第1対向面と、前記第1対向面よりも面積の大きい対向面である第2対向面とを含み、
前記巻回部材は、前記第1対向面において前記連結方向に対して傾斜している、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記巻回部材は、帯状またはシート状に形成され、少なくとも片面に粘着面を有し、
前記粘着面は、有機溶剤によって溶ける粘着剤を含む、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記巻回部材は、前記第1セル連結体において隣り合う前記蓄電セルの間に位置する前記接続部と前記第2セル連結体において隣り合う前記蓄電セルの間に位置する前記接続部との少なくとも一方を跨ぐように巻かれている、請求項1に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のセル連結体を備える蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特表2023-502457号公報(特許文献1)には、長さLが400mm~2500mmであり、かつ、幅Hに対する長さLの比率(L/H)が4~21である直方体状の電池(蓄電装置)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2023-502457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された蓄電装置では、直列に接続されて一列に並ぶ複数の電極体セット(蓄電セル)がハウジング内に配置されている。以下では、複数の蓄電セルが一列に接続された連結体を、「セル連結体」と称する。
【0005】
蓄電装置の体積エネルギー密度を向上させるためには、1つのセル連結体だけでなく、複数のセル連結体をケースに収容させたほうが有利である。しかし、複数のセル連結体がケース内で過度に動くと、それらセル連結体間の接続部や蓄電セル間の接続部などがダメージを受けやすくなる。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数のセル連結体を備える蓄電装置の耐衝撃性を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一形態に従うと、以下に示す蓄電装置が提供される。
(第1項)当該蓄電装置は、第1セル連結体および第2セル連結体を備える。第1セル連結体と第2セル連結体との各々は、連結方向に並ぶ複数の蓄電セルと、蓄電セル同士を電気的につなぐ接続部とを含む。当該蓄電装置は、少なくとも一部において連結方向に対して傾斜し、第1セル連結体に含まれる蓄電セルと第2セル連結体に含まれる蓄電セルとに巻き付けられる巻回部材をさらに備える。
【0008】
上記のように第1セル連結体の蓄電セルと第2セル連結体の蓄電セルとに巻回部材が設けられることによって、第1セル連結体および第2セル連結体の耐衝撃性が向上しやすくなる。また、連結方向に対して傾斜するように巻回部材が各セル連結体の蓄電セルに巻き付けられることによって、第1セル連結体および第2セル連結体は、連結方向の衝撃と、連結方向に直交する方向の衝撃との両方に対して、高い強度を有しやすくなる。上記構成によれば、複数のセル連結体を備える蓄電装置の耐衝撃性を向上させることが可能になる。なお、第1セル連結体と第2セル連結体とは、電気的に接続されていてもよいし、電気的に接続されていなくてもよい。
【0009】
(第2項)第1項に記載の蓄電装置は、第1セル連結体および第2セル連結体を収容するケースをさらに備える。ケースは、連結方向を長手方向とする直方体形状を有する。
【0010】
第1セル連結体および第2セル連結体は、巻回部材によって一体化されることで、直方体形状のケースに挿入しやすくなる。また、直方体形状のケースは、シンプルな形状であるため、製造しやすい。上記構成によれば、蓄電装置の製造が容易になり、製造コストを低減しやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
電池
10日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池
10日前
トヨタ自動車株式会社
電池
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両
12日前
トヨタ自動車株式会社
方法
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両
12日前
トヨタ自動車株式会社
車両
13日前
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池
16日前
トヨタ自動車株式会社
車両
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池
19日前
トヨタ自動車株式会社
電池
20日前
トヨタ自動車株式会社
車両
20日前
トヨタ自動車株式会社
車両
5日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
16日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
16日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
20日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
25日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
20日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
13日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
20日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
20日前
トヨタ自動車株式会社
負極層
16日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
充電装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
通信装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
スペーサ
13日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
送電装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
5日前
続きを見る