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公開番号2025130248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027285
出願日2024-02-27
発明の名称装置、設置方法、およびプログラム
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G01C 13/00 20060101AFI20250901BHJP(測定;試験)
要約【課題】設置作業が容易であって作業者の心理的負担を軽減できる、装置、設置方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】距離測定用の装置1であって、超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有するセンサー装置10と、センサー装置10を不動の物体である構造物8に取り付ける取付部20とを備える。取付部20は、直線状を呈しており、センサー装置10を支持する支持部21と、前記測定面に対して平行になるように支持部21を前記不動の物体に結合するジョイント部22と、を備える。ジョイント部22は、支持部21の軸心方向を中心として回転可能に支持部21を保持する半固定状態と、支持部21を回転不能な固定状態とにする機能を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
距離測定用の装置であって、
超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有するセンサー装置と、
前記センサー装置を不動の物体に取り付ける取付部と、を備え、
前記取付部は、
直線状を呈しており、前記センサー装置を支持する支持部と、
前記測定面に対して平行になるように前記支持部を前記不動の物体に結合するジョイント部と、を備え、
前記ジョイント部は、前記支持部の軸心方向を中心として回転可能に前記支持部を保持する半固定状態と、前記支持部を回転不能な固定状態とにする機能を有する、
ことを特徴とする装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ジョイント部は、
前記支持部を挿入可能な筒状または略筒状の保持部と、
前記保持部から径方向外側に突出したフランジ部と、を有し、
固定手段によって前記フランジ部が前記不動の物体に固定され、
締結手段によって締結力の調整可能に前記支持部が前記保持部に締結されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記取付部は、前記不動の物体に立設した柱部をさらに備え、
前記ジョイント部は、
前記支持部を挿入可能な筒状または略筒状の第1保持部と、
前記柱部を挿入可能な筒状または略筒状の第2保持部と、を有し、
固定手段によって前記第2保持部が前記柱部に固定され、
締結手段によって締結力の調整可能に前記支持部が前記第1保持部に締結されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記取付部は、前記支持部が前記測定面に対して平行の状態であることを補助する補助部をさらに備え、
前記補助部は、前記支持部と前記柱部とを結合する、
ことを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
距離測定用のセンサー装置の設置方法であって、
前記センサー装置は、超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有し、直線状を呈した支持部に固定されており、
前記測定面に対して平行であるとともに、前記支持部の軸心方向を中心として回転可能な状態で前記支持部を配置する仮設置工程と、
前記超音波送受信部が所定間隔で超音波を送信した状態で、前記支持部および前記センサー装置を一体として回転させ、反射波の受信強度が最大の方向に前記超音波送受信部を向けた状態で前記支持部を固定する本設置工程と、を有する、
ことを特徴とする設置方法。
【請求項6】
距離測定用のセンサー装置のコンピュータまたは前記センサー装置と通信可能に接続された端末のコンピュータによって実行されるプログラムであって、
前記センサー装置は、超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有し、直線状を呈した支持部に固定され、
前記測定面に対して平行であるとともに、前記支持部の軸心方向を中心として回転可能な状態で前記支持部が配置されており、
前記コンピュータを、
前記超音波送受信部が所定間隔で超音波を送信させ、
前記支持部が回転することで前記反射波における受信強度が第1受信強度から第2受信強度に変わることに基づいて、作業者に通知される情報を第1情報から第2情報に変える第1処理部、
として機能させるためのプログラム。
【請求項7】
前記作業者に通知される情報は、音声情報であり、
前記第1処理部は、前記音声情報における音の間隔を第1の間隔から第2の間隔に変える
ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記作業者に通知される情報は、音声情報であり、
前記第1処理部は、前記音声情報における音量を第1の音量から第2の音量に変える
ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項9】
前記作業者に通知される情報は、表示情報であり、
前記第1処理部は、前記表示情報におけるレベルメータの値を第1の値から第2の値に変える
ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
【請求項10】
前記作業者に通知される情報は、表示情報であり、
前記第1処理部は、前記表示情報における色を第1の色から第2の色に変える
ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装置、設置方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、IoT(Internet of Things)活用の広がりもあり様々なセンサーからのデータをインフラ監視などに利用するニーズが出てきている。その中で、超音波センサーを利用した水位センサーが河川の氾濫監視などに利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
超音波を利用した水位センサーは、河川の直上に設置し、超音波の跳ね返り時間を測定して距離を算出する。洪水などが発生して水位が上昇すると、超音波の反射波の受信までの時間が短くなり水位の上昇を検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-094753号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、河川の水位を正確に測定するためには、超音波を送信する方向が河川の水面に対して垂直になるように設置しなければならない(つまり、超音波センサーを水平に設置することが必要である)。超音波センサーが水平に設置されていない場合、反射までの時間が変わったり、反射波が帰って来ないなどの問題が発生する。
【0006】
そのため、従来では、超音波センサーを設置するときには、水平器を使用して機器の水平を確認する。これは、作業者が、橋梁(きょうりょう)等から身を乗り出した状態での作業となり、非常に注意を要する作業である。したがって、超音波センサーを設置する作業は、作業者にとってとても手間であり、心理的負担が大きかった。
【0007】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、設置作業が容易であって作業者の心理的負担を軽減できる、装置、設置方法、およびプログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明に係る装置は、距離測定用の装置であって、超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有するセンサー装置と、センサー装置を不動の物体に取り付ける取付部と、を備え、直線状を呈しており、前記センサー装置を支持する支持部と、前記測定面に対して平行になるように前記支持部を前記不動の物体に結合するジョイント部と、を備え、前記ジョイント部は、前記支持部の軸心方向を中心として回転可能に前記支持部を保持する半固定状態と、前記支持部を回転不能な固定状態とにする機能を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る設置方法は、距離測定用のセンサー装置の設置方法であって、前記センサー装置は、超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有し、直線状を呈した支持部に固定されており、前記測定面に対して平行であるとともに、前記支持部の軸心方向を中心として回転可能な状態で前記支持部を配置する仮設置工程と、前記超音波送受信部が所定間隔で超音波を送信した状態で、前記支持部および前記センサー装置を一体として回転させ、反射波の受信強度が最大の方向に前記超音波送受信部を向けた状態で前記支持部を固定する本設置工程とを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係るプログラムは、距離測定用のセンサー装置のコンピュータまたは前記センサー装置と通信可能に接続された端末のコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記センサー装置は、超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有し、直線状を呈した支持部に固定され、前記測定面に対して平行であるとともに、前記支持部の軸心方向を中心として回転可能な状態で前記支持部が配置されており、前記コンピュータを、前記超音波送受信部が所定間隔で超音波を送信させ、前記支持部が回転することで前記反射波における受信強度が第1受信強度から第2受信強度に変わることに基づいて、作業者に通知される情報を第1情報から第2情報に変える第1処理部、として機能させるためのプログラム。
また、本発明に係るプログラムは、距離測定用のセンサー装置のコンピュータまたは前記センサー装置と通信可能に接続された端末のコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記センサー装置は、超音波を送信し、測定面に反射した反射波を受信する超音波送受信部を有し、直線状を呈した支持部に固定され、前記測定面に対して平行であるとともに、前記支持部の軸心方向を中心として回転可能な状態で前記支持部が配置されており、前記コンピュータを、前記超音波送受信部が所定間隔で超音波を送信させるとともに、前記支持部および前記センサー装置を一体として回転させるように作業者に通知し、反射波の受信強度の最大値を記録し、受信強度の前記最大値を記録した後で、前記超音波送受信部が所定間隔で超音波を送信させるとともに、前記支持部および前記センサー装置を一体として再度回転させるように作業者に通知し、記録した受信強度の前記最大値に最も近い受信強度を検出した方向を認識可能なように作業者に通知する設置支援処理部として機能させるためのプログラム。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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