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公開番号2025130548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027786
出願日2024-02-27
発明の名称車両用のスピーカ取付構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60R 11/02 20060101AFI20250901BHJP(車両一般)
要約【課題】スピーカの荷重を支えるための補強部材を必要とせず、スピーカ音の音質低下や音割れを抑制することができる車両用のスピーカ取付構造を提供する。
【解決手段】アッパパネル4の車幅方向一端部の天面11に取り付けられるスピーカ50を備える車両用のスピーカ取付構造であって、アッパパネル4は、ダッシュサイドパネル6に固定される第1固定部25、第1固定部25よりも前方側且つ車幅方向他端側でカウルアッパパネル7に固定される第2固定部30、31と、第2固定部30、31よりも車幅方向他端側且つ第1固定部25よりも後方側でロアパネル5に固定される第3固定部22と、を該アッパパネル4の車幅方向一端部に有し、スピーカ50は、車幅方向において第1固定部25と第3固定部22との間に配置され、且つ、車両前後方向において第2固定部30、31と第3固定部22との間に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車幅方向に伸びるアッパパネルと当該アッパパネルよりも車両下方側に配置されるロアパネルとを有するインストルメントパネルと、
前記インストルメントパネルの車幅方向一端側に配置され車体側に固定されるダッシュサイドパネルと、
前記インストルメントパネルの車両前方側に配置され車体側に固定されるカウルアッパパネルと、
前記アッパパネルの天面の車幅方向一端側に取り付けられるスピーカと、を備え、
前記ロアパネルは、車体側に固定されるステアリングサポートメンバに固定される車両用のスピーカ取付構造であって、
前記アッパパネルは、
前記ダッシュサイドパネルに固定される第1固定部と、
前記第1固定部よりも車両前方側且つ車幅方向他端側において、前記カウルアッパパネルに固定される第2固定部と、
前記第2固定部よりも車幅方向他端側且つ前記第1固定部よりも車両後方側において、前記ロアパネルに固定される第3固定部と、
を該アッパパネルの車幅方向一端部に有し、
前記スピーカは、車幅方向において前記第1固定部と前記第3固定部との間に配置され、且つ、車両前後方向において前記第2固定部と前記第3固定部との間に配置されていることを特徴とする車両用のスピーカ取付構造。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記アッパパネルを上方から視た平面視で、前記スピーカは、前記第1固定部、前記第2固定部、前記第3固定部のそれぞれを結んだ3本の仮想線で形成される三角形の内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用のスピーカ取付構造。
【請求項3】
前記スピーカは、前記スピーカが有するスピーカブラケットに設けられた複数のボルト固定部を介して前記アッパパネルに固定されており、
前記複数のボルト固定部は、前記平面視で、前記3本の仮想線で形成される三角形の内側に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用のスピーカ取付構造。
【請求項4】
前記第1固定部は、前記アッパパネルの車幅方向一端に設けられ、車両前後方向の後方に臨み上方から下方に向かうに従って車両後方に向かって傾斜する斜面部を有する固定ブラケットであり、
前記ダッシュサイドパネルの前記アッパパネル側の面には、前記固定ブラケットが取り付けられる車体側台座部が設けられ、
前記車体側台座部は、上方側に配置される上面部と、前記上面部の後縁と接続する後面部と、前記上面部及び前記後面部それぞれの車幅方向一端縁と接続する側面部とを有し、
前記斜面部が、締結部材を介して前記後面部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用のスピーカ取付構造。
【請求項5】
前記アッパパネルの前記天面の車幅方向一端側に前記スピーカを収納するために凹状に形成された収納部が設けられ、
前記第2固定部は、前記収納部の裏面に設けられた係合部であり、
前記カウルアッパパネルの後部には緩衝部材を介して前記係合部に係合する被係合部が設けられ、
前記係合部と前記被係合部が係合することで、前記アッパパネルは前記カウルアッパパネルに固定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用のスピーカ取付構造。
【請求項6】
前記収納部は側壁部及び底壁部を備え、前記底壁部には凹状に形成された凹部が設けられ、
前記凹部は凹部側壁部及び凹部底壁部を備え、
前記係合部は、前記アッパパネルの裏面及び前記側壁部の裏面に接続する上部リブと、前記底壁部の裏面及び前記凹部側壁部の裏面に接続する下部リブとから成り、
前記被係合部は、前記カウルアッパパネルの車幅方向一端部の後縁に設けられ、車両後方側に突出する突出片であり、
前記突出片が緩衝部材を介して前記上部リブと前記下部リブとの間に挟まれるようにして係合されることを特徴とする請求項5に記載の車両用のスピーカ取付構造。
【請求項7】
前記アッパパネルの車幅方向一端部には、空調ダクトが接続する吹出口が設けられ、
前記吹出口は、前記スピーカよりも後方で、且つ、車幅方向において前記スピーカと少なくとも一部が重なるように配置され、
前記空調ダクトは、前記スピーカよりも下方で、且つ、車幅方向及び車両前後方向において少なくとも一部が前記スピーカと重なるように配置され、
前記ロアパネルには、前記第1固定部及び前記第3固定部よりも車両後方側で、前記ロアパネルを前記ステアリングサポートメンバに固定するための少なくとも2つの接続部が車幅方向に所定間隔を置いて設けられており、
前記第3固定部は、前記少なくとも2つの接続部のうちの車幅方向の他端側に配置された接続部の近傍に配置され、
前記吹出口は、車幅方向において前記少なくとも2つの接続部の間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用のスピーカ取付構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のスピーカ取付構造に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
車幅方向に伸びるインストルメントパネルの天面部に電子機器のひとつであるヘッドアップディスプレイ装置が取り付けられるインストルメントパネル構造が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、車幅方向に伸びるインストルメントパネルの天面部にヘッドアップディスプレイ装置を着脱するための着脱用開口が設けられ、ヘッドアップディスプレイ装置は、この着脱用開口を介してインストルメントパネル内に取り付けられる。このヘッドアップディスプレイ装置は、離れた位置にある車体側部材であるインパネメンバ(ステアリングサポートメンバ)に締結固定するために、補強部材として機能する金属製の湾曲断面のプレート部材であるインパネコアを用いて、インパネメンバに締結固定されることで取り付け剛性を高めている。
【0004】
このように、ヘッドアップディスプレイ装置は、離れた位置にあるインパネメンバに補強部材であるインパネコアを介して締結固定されることで、ヘッドアップディスプレイ装置の設置時の取り付け剛性を高めている。これは、インストルメントパネルの天面部に電子機器のひとつであるスピーカを取り付ける場合においても同様であり、スピーカも金属製のステーを介して車体側部材であるステアリングサポートメンバに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-52291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通常、重量がある電子機器は出来るだけ車体側部材であるステアリングサポートメンバの近くに配置してステアリングサポートメンバに固定する必要がある。しかし、特許文献1に開示されたインストルメントパネル構造のように、離れた位置にあるステアリングサポートメンバにインパネコアもしくはステーを介して固定する場合、インパネコアもしくはステーによってインストルメントパネルの内部に配置される送風ダクトや他の部品の配置に制限がでてしまう場合があり望ましくない。一方で、インパネコアもしくはステーを用いずにスピーカをインストルメントパネルに取り付ける場合は、インストルメントパネルにおけるスピーカを取り付ける固定個所の強度が弱いと、スピーカ音の発生に伴ってスピーカ全体が振動してしまい、スピーカ音の音割れ、音質低下を招くおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は、スピーカの荷重を支えるための専用の補強部材を必要とせず、スピーカ音の音質低下や音割れを抑制することができる車両用のスピーカ取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、車幅方向に伸びるアッパパネルと当該アッパパネルよりも車両下方側に配置されるロアパネルとを有するインストルメントパネルと、インストルメントパネルの車幅方向一端側に配置され車体側に固定されるダッシュサイドパネルと、インストルメントパネルの車両前方側に配置され車体側に固定されるカウルアッパパネルと、アッパパネルの天面の車幅方向一端側に取り付けられるスピーカと、を備え、ロアパネルは車体側に固定されるステアリングサポートメンバに固定される車両用のスピーカ取付構造であって、アッパパネルは、ダッシュサイドパネルに固定される第1固定部と、第1固定部よりも車両前方側且つ車幅方向他端側において、カウルアッパパネルに固定される第2固定部と、第2固定部よりも車幅方向他端側且つ第1固定部よりも車両後方側において、ロアパネルに固定される第3固定部と、を該アッパパネルの車幅方向一端部に有し、スピーカは、車幅方向において第1固定部と第3固定部との間に配置され、且つ、車両前後方向において第2固定部と第3固定部との間に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、スピーカの荷重を支えるための専用の補強部材を必要とせず、スピーカ音の音質低下や音割れを抑制することができる車両用のスピーカ取付構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造におけるインストルメントパネルの車幅方向一端側の部材配置を示す斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造におけるインストルメントパネルの車幅方向一端側を示す斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造におけるインストルメントパネルの車幅方向一端側を示す平面図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造におけるインストルメントパネルの車幅方向一端側を他端側から視た場合の拡大斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造におけるインストルメントパネルの車幅方向一端側を一端側から視た場合の拡大斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造における固定台座部の斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造におけるインストルメントパネルの車幅方向一端側を下方から視た場合の拡大斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造におけるカウルアッパパネルの車幅方向一端側を前方から視た場合の拡大斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造において、アッパパネルを取り除いた状態を示す斜視図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造において、カウルアッパパネルを取り除いた状態のインストルメントパネルを前方から視た前面図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造において、ダッシュサイドパネルを取り除いた状態の側面図である。
本実施形態に係る車両用のスピーカ取付構造において、インストルメントパネルを取り除いた状態の車幅方向一端側を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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