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公開番号2025132512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030140
出願日2024-02-29
発明の名称車両、サーバ、及び車両制御システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 25/33 20130101AFI20250903BHJP(車両一般)
要約【課題】窃盗犯が遠くへと車両を持ち去ることを抑制する。
【解決手段】車両100は、GPS200を通じて車両100の位置を繰り返し取得するように構成された車載ナビゲーション装置10と、車載イモビライザー装置20と、を備える。車載イモビライザー装置20は、車載ナビゲーション装置10から取得した車両100の位置が予め設定された地理的領域外であることに基づいて、リモートイモビライザーをオンにするように構成されている。車載イモビライザー装置20は、リモートイモビライザーがオンである期間は、車両100の駆動システムの実行を禁止するように構成されている。リモートイモビライザーをオンにしたことは、車両100の正規のユーザの端末300にサーバ400を介して或いは直接的に通知される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両であって、
前記車両の位置を取得するように構成された車載ナビゲーション装置と、
車載イモビライザー装置と、を備え、
前記車載イモビライザー装置は、前記車載ナビゲーション装置から取得した前記車両の前記位置が予め設定された地理的領域外であることに基づいて、遠隔操作によって前記車両の駆動システムの実行を禁止するリモートイモビライザーの機能をオンにするように構成され、
前記車載イモビライザー装置は、前記リモートイモビライザーの機能がオンである期間は、前記車両の駆動システムの実行を禁止するように構成されている、
車両。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記車両は、前記車両の外部にある機器と通信するように構成された車載通信装置をさらに備え、
前記車載通信装置は、前記車載イモビライザー装置が前記リモートイモビライザーをオンにした場合、前記リモートイモビライザーをオンにしたことを前記車両の正規のユーザの端末に通知するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記車載イモビライザー装置は、予め設定された時間帯において取得された前記車両の前記位置が予め設定された前記地理的領域外であることに基づいて、前記リモートイモビライザーをオンにするように構成されており、予め設定された前記時間帯に該当していない時間帯には前記車両の前記位置が予め設定された前記地理的領域外であっても前記リモートイモビライザーをオンにしないように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記車載イモビライザー装置は、予め設定された曜日において取得された前記車両の前記位置が予め設定された前記地理的領域外であることに基づいて、前記リモートイモビライザーをオンにするように構成されており、予め設定された前記曜日に該当していない曜日には前記車両の前記位置が予め設定された前記地理的領域外であっても前記リモートイモビライザーをオンにしないように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記車載イモビライザー装置は、予め設定された曜日における予め設定された時間帯において取得された前記車両の前記位置が予め設定された前記地理的領域外であることに基づいて、前記リモートイモビライザーをオンにするように構成されており、予め設定された前記曜日における予め設定された前記時間帯に該当していない時間帯には前記車両の前記位置が予め設定された前記地理的領域外であっても前記リモートイモビライザーをオンにしないように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項6】
予め設定された前記地理的領域は、前記車両の過去の走行履歴に基づいて機械学習を通じて設定される、
請求項1に記載の車両。
【請求項7】
予め設定された前記地理的領域として、複数の地理的領域が設定されている場合、前記車載イモビライザー装置は、前記車両が予め設定された複数の地理的領域のうち、いずれかの中から当該地理的領域外に移動したときに、前記リモートイモビライザーをオンにするように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項8】
前記車載イモビライザー装置は、前記車載ナビゲーション装置から前記車両の前記位置を取得できない場合、前記リモートイモビライザーをオンにするように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項9】
前記リモートイモビライザーがオンである期間に前記車両の駆動システムの起動が試みられた場合、前記車載イモビライザー装置は、表示部に認証のための入力を促す表示を行うように構成され、
前記車載イモビライザー装置は、前記表示に対応する予め設定された識別情報が入力された場合、前記リモートイモビライザーをオフにするように構成されている、
請求項1に記載の車両。
【請求項10】
前記車両は、前記車両の外部にある機器と通信するように構成された車載通信装置をさらに備え、
前記車載通信装置は、前記車両の正規のユーザの端末からの要求に応じて、前記リモートイモビライザーの作動状況を前記端末に送信するように構成されている、
請求項1に記載の車両。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は車両、サーバ、及び車両制御システムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両の盗難を防止する装置としてイモビライザーが知られている。イモビライザーの一例では、ユーザが所持しているイモビライザーキーと車両に搭載されたコンピュータとの間で通信を行う。そして、イモビライザーキーに登録された識別情報と、車両に登録された識別情報とが一致する場合にのみ、当該車両のエンジンを始動することが可能である。すなわち、イモビライザーを搭載した車両は、電子的な識別情報の照合が行われない限り、物理的なキーを複製したとしてもエンジンを始動することは不可能である。このため、物理的にのみ複製されたキーを用いた車両の盗難を抑制できる。
【0003】
上記イモビライザーキーに加えてリモートイモビライザーシステムを用いることにより、さらに防犯性能を高めることが可能である。特許文献1は、リモートイモビライザーシステムの一例を開示している。リモートイモビライザーシステムは、車両と、サーバと、ユーザ端末とを備えている。ユーザは、ユーザ端末を通じてサーバに対して、リモートイモビライザーをオンにするよう要求することができる。例えば、ユーザは、ユーザが車両を使用する予定のない時間帯ではリモートイモビライザーをオンにするようサーバに要求できる。サーバは、ユーザ端末から受信した要求に従い、車両との通信を通じてリモートイモビライザーをオンにする。リモートイモビライザーがオンである期間は、イモビライザーキーを用いてもエンジンを始動することはできない。これにより、例えば、イモビライザーキーの発する電波を中継して車両と不正に電子的な識別情報の照合を行うリレーアタックによる盗難を防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-146185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
リモートイモビライザーがオフである期間は防犯性能が低下してしまう。リモートイモビライザーがオフである期間に、窃盗犯が車両を運転して遠方に持ち去ってしまうと、車両を窃盗犯から取り戻すことが難しくなる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
本開示の一態様によれば、車両であって、前記車両の位置を取得するように構成された車載ナビゲーション装置と、車載イモビライザー装置と、を備え、前記車載イモビライザー装置は、前記車載ナビゲーション装置から取得した前記車両の前記位置が予め設定された地理的領域外であることに基づいて、遠隔操作によって前記車両の駆動システムの実行を禁止するリモートイモビライザーの機能をオンにするように構成され、前記車載イモビライザー装置は、前記リモートイモビライザーの機能がオンである期間は、前記車両の駆動システムの実行を禁止するように構成されている、車両が提供される。
【0007】
本開示の一態様によれば、サーバであって、処理回路を備え、前記処理回路は、車両の位置を前記車両から取得することと、取得した前記車両の前記位置が予め設定された地理的領域外であることに基づいて、前記車両に搭載された車載イモビライザー装置を遠隔操作することによりリモートイモビライザーの機能をオンにすることと、を行うように構成され、前記車載イモビライザー装置は、前記リモートイモビライザーの機能がオンである期間は、前記車両の駆動システムの実行を禁止するように構成されている、サーバが提供される。
【0008】
本開示の一態様によれば、車両制御システムであって、前記車両制御システムは、車両とサーバとを備え、前記車両は、前記車両の位置を取得することと、取得した前記車両の前記位置が予め設定された地理的領域外であることに基づいて、遠隔操作によって前記車両の駆動システムの実行を禁止するリモートイモビライザーの機能をオンにする指示を前記車両に送信するよう、前記サーバに要求することと、を行うように構成され、前記サーバは、前記要求を受信した場合、前記リモートイモビライザーの機能をオンにする指示を前記車両に送信することにより、前記車両に搭載された車載イモビライザー装置を遠隔操作することにより前記リモートイモビライザーの機能をオンにするように構成され、前記車載イモビライザー装置は、前記リモートイモビライザーの機能がオンである期間は、前記車両の駆動システムの実行を禁止するように構成されている、車両制御システムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
上記構成によれば、窃盗犯が上記地理的領域から遠くへと車両を持ち去ることを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る車両を示す図である。
図2は、図1の車両が実行する処理を示すフローチャートである。
図3は、図2に示す処理において参照される曜日と時間帯を設定するためのユーザインタフェースを示す図である。
図4は、図1の車両が実行する処理を示すフローチャートである。
図5は、リモートイモビライザーの作動状況をユーザの端末に送信する処理を示すフローチャートである。
図6は、リモートイモビライザーをユーザの要求に応じてオフにする処理を示すフローチャートである。
図7は、第2実施形態に係るサーバを示す図である。
図8は、図7のサーバが実行する処理を示すフローチャートである。
図9は、第3実施形態に係る車両制御システムを示す図である。
図10は、図9の車両制御システムが実行する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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