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公開番号2025130755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028016
出願日2024-02-28
発明の名称太陽光パワーコンディショナ、電動車用充放電装置および電動車充電システム
出願人ニチコン株式会社
代理人弁理士法人みのり特許事務所
主分類H02J 7/35 20060101AFI20250902BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】従来よりも低コストな電動車充電システムを提供する。
【解決手段】電動車充電システム10Aは、太陽光パワーコンディショナ20Aと、電動車用充電装置30とを備えている。太陽光パワーコンディショナ20Aは、需要家内配電線15を接続するための接続部21aと、太陽光発電装置40を接続するための接続部21bと、電動車用充電装置30に接続された接続部21cと、制御部24Aとを含んでいる。電動車用充電装置30は、需要家内配電線15から供給された交流電力を交流のまま電動車EVに供給することにより該電動車EVの充電を行うように構成され、充電のオン/オフに関わる開閉器36を有している。制御部24Aは、(1)接続部21cを介して、開閉器36を開閉させる機能と、(2)接続部21cを介して電動車EVとの間で情報を伝達する機能とを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
商用電力系統に接続された需要家内配電線に接続して使用される太陽光パワーコンディショナであって、
前記需要家内配電線を接続するための第1接続部と、
太陽光発電装置を接続するための第2接続部と、
前記需要家内配電線から供給された交流電力を交流のまま電動車に供給することにより該電動車の充電を行うように構成された電動車用充電装置を制御するための第3接続部と、
第1制御部と、
を備え、
前記第1制御部は、(1)前記第3接続部を介して、前記電動車用充電装置が行う前記充電をオン/オフする機能と、(2)前記第3接続部を介して、前記電動車用充電装置に接続された前記電動車との間で情報を伝達する機能と、を有する
ことを特徴とする太陽光パワーコンディショナ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1制御部は、(3)前記第3接続部を介して、前記電動車用充電装置が行う前記充電の状態を監視する機能をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光パワーコンディショナ。
【請求項3】
前記第1制御部は、(4)前記第3接続部に前記電動車用充電装置が接続されているか否かを判定する機能をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光パワーコンディショナ。
【請求項4】
前記電動車との間で情報を伝達する機能は、前記商用電力系統から前記需要家配電線に流れ込む電流の値が予め定められた値を超えたときに前記電動車に充電電流の低下を要請する機能を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽光パワーコンディショナ。
【請求項5】
蓄電装置を接続するための第4接続部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の太陽光パワーコンディショナ。
【請求項6】
電動車用充放電装置を接続するための第5接続部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の太陽光パワーコンディショナ。
【請求項7】
商用電力系統に接続された需要家内配電線に太陽光パワーコンディショナを介して接続して使用される電動車用充放電装置であって、
前記太陽光パワーコンディショナを接続するための第6接続部と、
充放電の対象である第1電動車を接続するための第7接続部と、
前記需要家内配電線から供給された交流電力を交流のまま第2電動車に供給することにより該第2電動車の充電を行うように構成された電動車用充電装置を制御するための第8接続部と、
第2制御部と、
を備え、
前記第2制御部は、(1)前記第8接続部を介して、前記電動車用充電装置が行う前記充電をオン/オフする機能と、(2)前記第8接続部を介して、前記電動車用充電装置に接続された前記第2電動車との間で情報を伝達する機能と、を有する
ことを特徴とする電動車用充放電装置。
【請求項8】
前記第2制御部は、(3)前記第8接続部を介して、前記電動車用充電装置が行う前記充電の状態を監視する機能をさらに有する
ことを特徴とする請求項7に記載の電動車用充放電装置。
【請求項9】
前記第2制御部は、(4)前記第8接続部に前記電動車用充電装置が接続されているか否かを判定する機能をさらに有する
ことを特徴とする請求項7に記載の電動車用充放電装置。
【請求項10】
前記第2電動車との間で情報を伝達する機能は、前記商用電力系統から前記需要家配電線に流れ込む電流の値が予め定められた値を超えたときに前記第2電動車に充電電流の低下を要請する機能を含む
ことを特徴とする請求項7に記載の電動車用充放電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、需要家内配電線に接続される太陽光パワーコンディショナ、太陽光パワーコンディショナとともに需要家内配電線に接続される電動車用充放電装置、およびこれらのうち少なくとも太陽光パワーコンディショナを備えた電動車充電システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
図7に、Mode3と呼ばれる充電方式に対応した電動車用充電装置110を示す。電動車用充電装置110は、漏電ブレーカ101を介して商用電力系統Gに接続された需要家内配電線102から供給される交流電力を交流のまま電動車EVに供給することにより該電動車EVを充電するように構成されている。このようなタイプの充電装置は、直流電力により電動車EVを急速に充電するタイプと区別して、普通充電装置(または普通充電器)等と呼ばれる。なお、電動車EVには、電気自動車(Electric Vehicle, EV)のほか、プラグインハイブリッド車(Plug-in Hybrid Electric Vehicle, PHEV)も含まれる。
【0003】
電動車用充電装置110は、漏電ブレーカ111、フィルタ部112、漏洩電流検知部113、充電電流検知部114、開閉器115、AC/DCコンバータ116、DC/DCコンバータ117および制御部118を備えている。
【0004】
制御部118は、AC/DCコンバータ116およびDC/DCコンバータ117が生成した2種の直流電圧で動作するマイクロコンピュータ等で構成されている。制御部118の機能には、ユーザからの指令に従って開閉器115を開閉(充電をオン/オフ)させること、漏洩電流検知部113および充電電流検知部114の検知結果に基づいて電動車用充電装置110の動作状態を監視すること、電動車EVとの間で情報を伝達すること、等がある。
【0005】
非特許文献1に記載されているように、電動車用充電装置110は、ピーク制御装置120と組み合わせて使用されることがある。この場合、制御部118は、ピーク制御装置120から取得する系統電流の値(すなわち、系統電流検知部100で検知された、商用電力系統Gから需要家内配電線102に流れ込む電流の値)が契約アンペアを超えないように、電動車EVに対して充電電流の低下を要請したりもする。この要請は、前述の情報伝達により行われる。
【0006】
なお、需要家内配電線102には、太陽光パワーコンディショナ130が接続されることがある。太陽光パワーコンディショナ130は、通常、太陽光発電装置140が出力する直流の発電電力を昇圧するDC/DCコンバータ131と、昇圧後の発電電力を交流化するDC/ACインバータ132と、これらを制御する制御部133とを含んでいる。
【0007】
また、太陽光パワーコンディショナ130には、V2H(Vehicle to Home)装置等と呼ばれる電動車用充放電装置150が接続されることがある。電動車用充放電装置150は、通常、太陽光パワーコンディショナ130から供給される直流電力を降圧して電動車EVに供給したり、電動車EVから供給される直流電力を昇圧して太陽光パワーコンディショナ130に供給したりするDC/DCコンバータ151と、これを制御する制御部152とを含んでいる。
【0008】
以下、本明細書では、電動車用充電装置(普通充電装置)および太陽光パワーコンディショナからなるもの、およびこれにさらに電動車用充放電装置(V2H装置)が追加されたものを「電動車充電システム」と呼ぶこととする。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0009】
“住宅分電盤:電気自動車の充電に EV・PHEV充電設備対応”,[online],パナソニックホールディングス株式会社,[令和6年1月30日検索],インターネット<URL:https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/denro/compact21/ev.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
従来の電動車充電システム110,130,150は、系統電流を契約アンペアの範囲内に収めるためにピーク制御装置120を追加する必要があった。また、電動車充電システム110,130,150の構成要素である電動車用充電装置110は、それ自体が高コストであった。これらはいずれも、このようなシステムをより一層普及させるのに必要な低コスト化を妨げるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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