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公開番号
2025131367
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024029066
出願日
2024-02-28
発明の名称
熱転写システム
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
17/38 20060101AFI20250902BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】転写済みインクリボンを加熱する加熱装置であって、改良された加熱装置を有する熱転写システムを提供する。
【解決手段】熱転写システム10であって、インクリボン13を送り出す送出部16と、インクリボン13のインク12aを被転写体14に転写する転写装置17と、転写済みインクリボン13を巻き取る巻取部21と、巻取部21の近傍に設けられ、転写済みインクリボン13を加熱する第2加熱体30を有する加熱装置22と、を備え、第2加熱体30は、分割円筒面からなる作用面30Sと、回転軸30aと、作用面30Sに配置された電熱線31と、を有するとともに、回転軸30aを中心として回転自在となっており、加熱装置22は、第2加熱体30の作用面30Sを、巻取部21によって巻き取られた転写済みインクリボン13に当接させることによって、転写済みインクリボン13を加熱する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する転写システムであって、
前記インクリボンを送り出す送出部と、
前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの前記支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して転写する転写装置と、
前記転写装置の下流側に配置され、転写済みの前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、転写済みの前記インクリボンを前記支持層側から加熱する第2加熱体を有する加熱装置と、を備え、
前記第2加熱体は、外方に向かって凸となる分割円筒面からなる作用面と、前記分割円筒面の中心に配置された回転軸と、前記作用面に配置された電熱線と、を有するとともに、前記回転軸を中心として回転自在となっており、
前記加熱装置は、前記第2加熱体の前記作用面を、前記巻取部によって巻き取られた転写済みの前記インクリボンに当接させることによって、転写済みの前記インクリボンを加熱する
転写システム。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の転写システムであって、
前記転写装置と前記巻取部との間に配置され、前記インクリボンの搬送をガイドするガイドローラと、
前記ガイドローラの位置を調整することによって、前記インクリボンの前記転写装置から前記加熱装置までの搬送経路の長さを一定に保つ機構であるガイドローラ位置調整機構と、を備える
転写システム。
【請求項3】
請求項1に記載の転写システムであって、
前記加熱装置は、待機状態において前記第2加熱体が所定の姿勢をとるように、前記第2加熱体を付勢する付勢手段を有する
転写システム。
【請求項4】
請求項3に記載の転写システムであって、
前記加熱装置は、前記第2加熱体の前記回転軸を中心とした回転を一時的に固定する固定機構を有する
転写システム。
【請求項5】
支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインクを転写する転写システムであって、
前記インクリボンを送り出す送出部と、
前記送出部の下流側に配置され、前記インクリボンの前記支持層側に設けられた第1加熱体を有し、前記インクリボンのインク層のインクを前記被転写体に対して転写する転写装置と、
前記転写装置の下流側に配置され、転写済みの前記インクリボンを巻き取る巻取部と、
前記巻取部の近傍に設けられ、転写済みの前記インクリボンを前記支持層側から加熱する第2加熱体を有する加熱装置と、を備え、
前記第2加熱体は、円筒面からなる作用面と、前記円筒面の中心に配置された回転軸と、前記作用面に配置された電熱線と、を有するとともに、前記回転軸を中心として回転自在となっており、
前記加熱装置は、前記第2加熱体の前記作用面を、前記巻取部によって巻き取られた転写済みの前記インクリボンに当接させることによって、転写済みの前記インクリボンを加熱する
転写システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、支持層とインク層とを有するインクリボンを用いて被転写体にインク層のインクを転写する熱転写システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
インクリボンを用いて、カードなどの被転写体に文字などの像を印画する転写システムが、広く普及している。インクリボンは、例えば、帯状に延びるリボン(支持層)と、リボン上に形成され、染料等を含んだインク層と、を有している。インクリボンを用いた印画においては、印画されるべき所望の像に対応したパターンで、インクが被転写体に転写される。
【0003】
この場合、インク転写済のインクリボンには、被転写体への転写によりインクが抜けた部分が、印画された像に対応したパターンで存在している。このため、インク転写済のインクリボンから、印画された像を特定することが可能である。したがって、インクリボンを用いて、被転写体にID情報などの秘匿すべき情報を印画する場合、インク転写済のインクリボンの取り扱いに注意が必要となる。
【0004】
このような問題に対応するため、例えば特許文献1において、巻取部に巻き取られたインク転写済のインクリボンのうち、最外周のインクリボンを、その内側に位置するインクリボンに溶着させる熱転写システムが提案されている。このような熱転写システムによれば、インク転写済のインクリボンから印画された像が特定されるのを防ぐことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-108665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の熱転写システムは、内部にヒーターを有するブロック状の加熱体を、最外周のインクリボンに当接させることによって、最外周のインクリボンを最外周のインクリボンの内側に位置するインクリボンに溶着させるものである。
【0007】
このように、内部にヒーターを有するブロック状の加熱体の場合、その比熱が比較的大きいことから、冷めた状態から所望の温度まで上昇するまでに、ある程度の時間がかかる。そのため、装置の起動時には インクリボンの巻き取りが可能になるまで、被転写体への転写の開始を待つ必要がある。また、インクリボンの巻取りに異常が発生して装置を停止した際には、加熱体が冷えるのを待ってから復旧作業を行い、その復旧作業の後、再び加熱体が所望の温度まで上昇するのを待つ必要があった。
【0008】
また、ブロック状の加熱体は、インクリボンに面で当接することから、インクリボンとの間の摩擦が大きくなる。このことから、ブロック状の加熱体には、溶けたり破けたりしたインクリボンによって、巻取部による巻き取りのトルク変動が大きくなって、巻き取りの異常が発生しやすいという問題も存在する。
【0009】
また、ブロック状の加熱体には、加熱のために、比較的大きな電力が必要となるという問題も存在する。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、転写済みインクリボンを加熱する加熱装置であって、改良された加熱装置を有する熱転写システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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