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公開番号
2025133171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024030949
出願日
2024-03-01
発明の名称
熱転写シートおよび中間転写媒体
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41M
5/44 20060101AFI20250904BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】基材と転写層との密着性と、転写時の剥離層の剥離性とを両立するとともに、光沢調の印画物が得られる、熱転写シートを提供する。
【解決手段】基材と転写層とを備え、転写層が基材側から剥離層と保護層とをこの順に備え、剥離層が、樹脂材料として第1樹脂、第2樹脂および第3樹脂を含有し、第1樹脂がアクリル樹脂であり、第2樹脂がセルロース系樹脂であり、第3樹脂がポリエステルであり、第1樹脂100質量部に対する第2樹脂の含有量が、3質量部以上12質量部以下であり、第1樹脂100質量部に対する第3樹脂の含有量が、0.2質量部以上0.8質量部以下である、熱転写シートである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と転写層とを備える熱転写シートであって、
前記転写層が、前記基材側から剥離層と保護層とをこの順に備え、
前記剥離層が、樹脂材料として第1樹脂、第2樹脂、および第3樹脂を含有し、
前記第1樹脂がアクリル樹脂であり、
前記第2樹脂がセルロース系樹脂であり、
前記第3樹脂がポリエステルであり、
前記第1樹脂100質量部に対する前記第2樹脂の含有量が、3質量部以上12質量部以下であり、
前記第1樹脂100質量部に対する前記第3樹脂の含有量が、0.2質量部以上0.8質量部以下である、熱転写シート。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記転写層が、接着層をさらに備え、
前記接着層が、前記保護層の表層に設けられている、請求項1に記載の熱転写シート。
【請求項3】
前記転写層が、受容層をさらに備え、
前記受容層が、前記保護層の表層に設けられている、請求項1に記載の熱転写シート。
【請求項4】
前記基材と前記転写層との間に、離型層をさらに備える、請求項1に記載の熱転写シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱転写シートおよび中間転写媒体に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
印画物の製造方法の一つとして、熱転写方法が広く用いられている。この熱転写方法によれば、基材層の一方の面上に色材層が設けられた熱転写シートと、他の基材層の一方の面上に受容層が設けられた熱転写受像シートとを組み合わせ、熱転写受像シートの受容層に熱転写画像を形成することにより、印画物が得られる。
【0003】
熱転写方法としては、昇華型熱転写方式及び溶融型熱転写方式が知られている。昇華型熱転写方式は、サーマルヘッド等の加熱手段により、熱転写シートの色材層に含まれる昇華性染料を、熱転写受像シートの受容層に移行させる方式である。溶融型熱転写方式は、サーマルヘッド等の加熱手段により、熱転写シートの色材層を溶融又は軟化させ、当該色材層を、熱転写受像シートの受容層上に転写する方式である。
【0004】
印画物の多様化に伴い、熱転写受像シートの受容層に熱転写画像が形成された印画物ではなく、表面に受容層を持たない被転写体に熱転写画像が形成された加飾品を得たいとの要望ある。この要望に対しては、基材層の一方の面上に表層としての受容層を備える転写層が設けられた中間転写媒体を用いる方法が知られている。この方法では、熱転写シートを用いて中間転写媒体の表層である受容層に熱転写画像を形成し、次いで、熱転写画像が形成された受容層を備える転写層を被転写体上に転写することで、該転写層が被転写体上に設けられた加飾品が得られる。
【0005】
従来の熱転写シートを用いて形成される熱転写画像や、中間転写媒体を用いて熱転写画像が形成された受容層を備える転写層は、擦れ又は引っ掻きに弱く、耐擦過性が低い場合がある。また、光沢調の印画物や加飾品が要求される場合がある。そのため、熱転写画像や転写層の表面には、これらの要求を満たすための保護層が設けられている。例えば、特許文献1には、ISO306のB50法により測定されたビカット軟化温度が75℃以上110℃以下の樹脂と、ポリエステルとを含有する剥離層を含む保護層を転写することで、光沢調の印画物が得られる保護層転写シートが開示されている。また、特許文献2には、セルロース系樹脂を含有する剥離層を含む、転写層の転写性が良好な中間転写媒体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-001056号公報
特開2018-058210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1および特許文献2に開示された剥離層は、アクリル樹脂や塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体にセルロース系樹脂を混合することで剥離性を得ていたが、印画物の光沢感や基材と転写層との密着性に改善の余地があった。
【0008】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、基材と転写層との密着性と、転写時の剥離層の剥離性とを両立するとともに、光沢調の印画物が得られる、熱転写シートを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の熱転写シートは、基材と転写層とを備え、転写層が基材側から剥離層と保護層とをこの順に備え、剥離層が樹脂材料として第1樹脂、第2樹脂および第3樹脂を含有し、第1樹脂がアクリル樹脂であり、第2樹脂がセルロース系樹脂であり、第3樹脂がポリエステルであり、第1樹脂100質量部に対する第2樹脂の含有量が、3質量部以上12質量部以下であり、第1樹脂100質量部に対する第3樹脂の含有量が、0.2質量部以上0.8質量部以下である。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、基材と転写層との密着性と、転写時の転写層の剥離性とを両立するとともに、光沢調の印画物が得られる、熱転写シートを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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