特許ウォッチ

公開番号2025132058
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029376
出願日2024-02-29
発明の名称渦巻ポンプ
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類F04D 29/44 20060101AFI20250903BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】効率の良い渦巻ポンプを提供する。
【解決手段】インペラ7と、インペラ7を内包し吸込口4と吐出口5とを有するポンプケーシング3と、インペラ7を回転させるモータ2を備えた渦巻ポンプ1であって、ポンプケーシング3は、吸込口4からインペラ7へ水が流れ込む水路3aを有し、インペラ7の吸込口内側に水をスムーズに流す整流管12を有する構成により、水の流入時に、水流の乱れの発生が抑制される渦巻ポンプを得られる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
インペラと、
前記インペラを内包し吸込口と吐出口とを有するポンプケーシングと、
前記インペラを回転させるモータを備えた渦巻ポンプであって、
前記ポンプケーシングは、前記吸込口から前記インペラへ水が流れ込む水路を有し、
前記インペラの前記吸込口内側に水をスムーズに流す整流管を有することを特徴とする渦巻ポンプ。
続きを表示（約 170 文字）【請求項２】
前記整流管は、内側に前記インペラの曲線と同じ曲率を有する曲線を備えることを特徴とする請求項１に記載の渦巻ポンプ。
【請求項３】
前記整流管は、前記インペラの吸込口内側にオーバーラップし、オーバーラップの寸法は、前記インペラの吸込口筒部の長さと同じであることを特徴とする請求項２に記載の渦巻ポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、渦巻ポンプに関するものである。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
ポンプケーシング内に配置されると共にモータの回転軸に接続された円盤形状のインペラを回転させて、吸込み口から吸い込んだ水を径方向外側に吐出させる渦巻ポンプが知られている。（例えば、特許文献１参照）
従来渦巻ポンプ１０１はポンプケーシング１０２とモータ１０３を備えており、ポンプケーシング１０２に内包されるように配置されたインペラ１０４に回転軸を通してモータ１０３の動力が伝わり、インペラ１０４が回転して水流を生み出す構造である。この際、インペラ１０４は、回転軸に対してボルトナット１０５で固定されることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７１６１３４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
このような従来の渦巻ポンプにおいては、インペラとポンプケーシングの間に微小な隙間を設けており、隙間に水が流れてしまうことで、ポンプ効率が低下するという課題を有している。
【０００５】
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、吸込み口から流入した水がスムーズに流れる構造とすることで効率の良い渦巻ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
そして、この目的を達成するために、本発明の一態様に係る渦巻ポンプは、インペラと、前記インペラを内包し吸込口と吐出口とを有するポンプケーシングと、前記インペラを回転させるモータを備えた渦巻ポンプであって、前記ポンプケーシングは、前記吸込口から前記インペラへ水が流れ込む水路を有し、前記インペラの吸込口内側に水をスムーズに流す整流管を有することを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、効率の良い渦巻ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の実施の形態１の渦巻ポンプの分解斜視図
同渦巻ポンプの断面図
同渦巻ポンプのインペラ内包部の断面図
従来のポンプを示す概略図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本発明の一態様に係る渦巻ポンプは、インペラと、前記インペラを内包し吸込口と吐出口とを有するポンプケーシングと、前記インペラを回転させるモータを備えた渦巻ポンプであって、前記ポンプケーシングは、前記吸込口から前記インペラへ水が流れ込む水路を
有し、前記インペラの吸込口内側に水をスムーズに流す整流管を有することを特徴とする。
【００１０】
この構成によれば、吸込口から流入した水を整流でき、効率の良いポンプを提供することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許