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公開番号2025133044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2025022411
出願日2025-02-14
発明の名称水系化粧料組成物用顔料分散液、それを用いた水系化粧料組成物
出願人三菱鉛筆株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/46 20060101AFI20250903BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】顔料である赤色40号等のアルミニウムレーキの分散性に優れた水系化粧料用顔料分散液、それを用いたアイライナー組成物などに好適な水系化粧料組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも、水及び水溶性有機溶剤と、赤色40号等のアルミニウムレーキの顔料と、ポリ有機酸及びその塩、またはノニオン系界面活性剤から選ばれる分散剤とを含有することを特徴とする水系化粧料用顔料分散液並びに水系化粧料組成物である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
少なくともアルミニウムレーキと、ポリ有機酸及びその塩、またはノニオン系界面活性剤から選ばれる少なくとも1つ以上の分散剤と、水及び水溶性有機溶剤とを含むことを特徴とする水系化粧料組成物用顔料分散液。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記分散剤の含有量が、水系化粧料組成物用顔料分散液全量に対して、固形分量で0.05~17.00質量%である、請求項1に記載の水系化粧料組成物用顔料分散液。
【請求項3】
少なくともアルミニウムレーキを含み、その比率が0.00025~30.00質量%であることと、ポリ有機酸及びその塩、又はノニオン系界面活性剤から選ばれる分散剤を0.05~15.00質量%と、皮膜形成剤を少なくとも2.50~30.00質量%と、水及び水溶性有機溶剤とを含むことを特徴とする水系化粧料組成物。
【請求項4】
25℃、ずり速度192s
-1
における粘度が1.5mPa・s~20.0mPa・sであることを特徴とする請求項3に記載の水系化粧料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔料である赤色40号などのアルミニウムレーキ顔料の分散性、経時安定性に優れた水系化粧料組成物用顔料分散液、それを用いた水系化粧料組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、皮膚などのケラチン表面に適用するアイライナー及びアイブロウ化粧料などのメイクアップ化粧料の色材として染料または顔料を含むものが多数使用されてきている。この内、染料は使用後に皮膚などのケラチン表面上に染色により色が残ってしまう可能性があり敬遠されており多くは用いられていない。本願出願人はベンガラなどの酸化鉄顔料を30nm~100nmという極めて細かい粒子にまで調整し、アニオン系高分子分散剤と分子量300以下の酸とを用いて、ずり速度192s
-1
において15mPa・s以下の低粘度のアイライナー及びアイブロウ化粧料などのメイクアップ化粧料を実現させている(特許文献1)。
しかしながら、顔料である以上、発色に制限があり、調色や色目の再現性などの課題があるのが現状である。
【0003】
他方、染料を含む液体化粧料などにおいては発色性が良好で調色や色相の再現には問題が無いものの、上記した通り、ケラチン表面に対する染着性の問題があり、また、耐光性などにも問題がある。そこで、それら染料をアルミニウムなどの金属と反応させて塩として水に不溶化させた赤40号などのレーキ顔料が用いられている(特許文献2)。
しかしながら、この文献での顔料は500μmまでの大きな粒子が好ましいものであり、化粧料の性状としてはエマルジョンタイプの極めて高粘度(27000cPa~434000cPa)の化粧料が開示されている。このような化粧料では、アイライナーとして細描きを行うような、いわゆるペンタイプの化粧品に内蔵して使用してもらうことは極めて困難であり、製造時のハンドリング性も劣るものである。
【0004】
同様にアルミニウムレーキ等の有機顔料を、好ましくは剪断速度100s
-1
において1.5Pa・s以上3.0Pa・s以下の高粘度の組成物に配合した化粧料が開示されている(特許文献3)。
この文献で開示される化粧料は、上記特許文献2の化粧料よりは低粘度ではあるものの、非常に高粘度である。やはり均一かつ滑らかに塗布することは困難であると言える。
【0005】
更には、アルミニウムレーキ等の有機顔料を、スティック状、或いは、ブレスト成形されたパウダー又はルース状パウダーの化粧料に添加することが開示されている(特許文献4)。
この形態であっても鮮やかな発色や色目の再現性といった点では良好な性能ではあるものの、シャープな描線を均一かつ滑らかに塗布することは困難であると言える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-164912号公報(特許請求の範囲、実施例等、要約文)
特表2012-504570号公報(特許請求の範囲、段落〔0050〕、〔0251〕等)
特開2023-88285号公報(特許請求の範囲、段落〔0037〕、〔0038〕、〔0039〕等)
特許第7287458公報(特許請求の範囲、〔0045〕、〔0055〕、実施例等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、上記従来の課題等について、これを解消しようとするものであり、顔料である赤色40号などの発色性、色目の再現性、及び、塗布性に優れた、アルミニウムレーキ顔料の分散性、経時安定性に優れた水系化粧料組成物用顔料分散液、それを用いたアイライナー、アイブロウ化粧料などに好適な水系化粧料組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記従来の課題等について、鋭意検討を行った結果、少なくともアルミニウムレーキと、分散剤と、水とを含むことを特徴とする水系化粧料組成物用顔料分散液とし、更に水系化粧料組成物とすることにより本発明を完成するに至ったのである。また、少なくともアルミニウムレーキを含み、その比率が0.00025~30.00質量%であることと、分散剤を0.05~15.00質量%と、被膜形成剤を少なくとも2.50~30.00質量%とを含む組成物とすることにより上記目的の水系化粧料組成物用顔料分散液、それを用いたアイライナー組成物又はアイブロウ化粧料などに好適な水系化粧料組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
前記分散剤がポリ有機酸及びその塩、ノニオン系界面活性剤から選ばれることが好ましい。
前記水系化粧料組成物は、25℃、ずり速度192s
-1
における粘度が1.5mPa・s~20.0mPa・sであることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、顔料である赤色40号などのアルミニウムレーキの分散性、経時安定性に優れた水系化粧料組成物用顔料分散液、それを用いた発色性、色目の再現性、及び、塗布性に優れた、アイライナー、アイブロウ化粧料などの化粧料に好適な水系化粧料組成物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の回転式繰出タイプの液体化粧料塗布具Aの実施形態の一例を示すものであって、使用前の状態を示す縦断面図である。
本発明のコレクタタイプの直液式の液体化粧料塗布具Bの実施形態の一例を示す部分断面図である。
本発明の中綿式タイプの液体化粧料塗布具Cの実施形態の一例を示す部分断面図である。
本発明のノック式タイプの液体化粧料塗布具Dの実施形態の一例を示すものであって、使用前の状態を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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