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公開番号2025133628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031699
出願日2024-03-01
発明の名称画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250904BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】画像濃度が安定しない多様な変動要因の影響を排除して、より安定した画像濃度の調整を可能とする。
【解決手段】像担持体上にトナー像を形成する作像手段と、像担持体上に形成されたトナー像を第1像担持ベルトに転写する第1転写手段と、第1像担持ベルト上に転写されたトナー像を第2像担持ベルト上に転写する第2転写手段と、第2像担持ベルト上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出する付着量検出手段と、制御手段とを備える。制御手段は、紙間にパターン画像を形成するパターン形成部と、付着量検出手段が検出したトナー付着量である検出付着量に基づいて検出付着量の変動値の代表値を設定する設定部と、代表値と付着量検出手段が検出したパターン画像の検出付着量とを用いてパターン画像の検出付着量の変動値を算出する算出部と、パターン画像の検出付着量を変動値を用いて補正する補正部と、トナー像の作像条件を調整する調整部とを備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
静電潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する作像手段と、
第1像担持ベルトと、
前記像担持体上に形成されたトナー像を前記第1像担持ベルトに転写する第1転写手段と、
第2像担持ベルトと、
前記第1像担持ベルト上に転写されたトナー像を前記第2像担持ベルト上に転写する第2転写手段と、
前記第2像担持ベルト上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出する付着量検出手段と、
制御手段と、
を備える画像形成装置であって、
前記制御手段は、
紙間に所定のパターン画像を形成するパターン形成部と、
前記付着量検出手段が検出したトナー付着量である検出付着量に基づいて、前記検出付着量の変動値の代表値を設定する設定部と、
前記代表値と前記付着量検出手段が検出した前記パターン画像の検出付着量とを用いて、前記パターン画像の検出付着量の変動値を算出する算出部と、
前記パターン画像の検出付着量を、前記変動値を用いて補正する補正部と、
前記トナー像の作像条件を調整する調整部と、を備え、
前記制御手段は、前記補正部が補正した前記パターン画像の前記検出付着量を用いて、前記トナー像の作像条件を調整する画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記変動値は、機差によって生じる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記変動値は、前記第2転写手段における転写圧の差によって生じる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記変動値は、前記第1像担持ベルトと前記第2像担持ベルトの速度の差によって生じる、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記パターン画像の濃度を所定の値に設定する濃度設定部をさらに備え、
前記濃度設定部は、前記パターン画像の濃度を複数設定し、
前記パターン形成部は、前記濃度設定部が設定した複数の濃度で前記パターン画像を形成し、
前記設定部は、前記代表値を前記パターン画像の濃度毎に設定し、
前記算出部は、前記変動値を前記パターン画像の濃度毎に算出する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
静電潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する作像手段と、
第1像担持ベルトと、
前記像担持体上に形成されたトナー像を前記第1像担持ベルトに転写する第1転写手段と、
第2像担持ベルトと、
前記第1像担持ベルト上に転写されたトナー像を前記第2像担持ベルト上に転写する第2転写手段と、
前記第2像担持ベルト上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出する付着量検出手段と、
を備える画像形成装置において用いられる画像形成方法であって、
紙間に所定のパターン画像を形成する、パターン形成ステップと、
前記付着量検出手段で検出したトナー付着量である検出付着量に基づいて、前記検出付着量の変動値の代表値を設定する、設定ステップと、
前記代表値と前記付着量検出手段が検出した前記パターン画像の検出付着量とを用いて、前記パターン画像の検出付着量の変動値を算出する、算出ステップと、
前記パターン画像の検出付着量を、前記変動値を用いて補正する補正ステップと、
前記トナー像の作像条件を調整する調整ステップと、を備え、
前記調整ステップは、前記補正ステップで補正した前記パターン画像の前記検出付着量を用いて、前記トナー像の作像条件を調整する画像形成方法。
【請求項7】
静電潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する作像手段と、
第1像担持ベルトと、
前記像担持体上に形成されたトナー像を前記第1像担持ベルトに転写する第1転写手段と、
第2像担持ベルトと、
前記第1像担持ベルト上に転写されたトナー像を前記第2像担持ベルト上に転写する第2転写手段と、
前記第2像担持ベルト上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出する付着量検出手段と、
を備える画像形成装置において、
コンピュータを、
紙間に所定のパターン画像を形成する、パターン形成機能と、
前記付着量検出手段で検出したトナー付着量である検出付着量に基づいて、前記検出付着量の変動値の代表値を設定する、設定機能と、
前記代表値と前記付着量検出手段が検出した前記パターン画像の検出付着量とを用いて、前記パターン画像の検出付着量の変動値を算出する、算出機能と、
前記パターン画像の検出付着量を、前記変動値を用いて補正する補正機能と、
前記トナー像の作像条件を調整する調整機能と、として動作させるものであって、
前記調整機能は、前記補正機能が補正した前記パターン画像の前記検出付着量を用いて、前記トナー像の作像条件を調整するプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、感光体や現像ユニットなどを具備する作像ユニットと、作像ユニットの現像能力に影響を及ぼす制御パラメータの制御目標値を所定のアルゴリズムによって求めた補正量で補正する目標値補正処理を実施する制御部とを備える画像形成装置において、作像ユニットによって形成された画像の画像濃度を検知する画像濃度センサを設けるとともに、画像濃度検知センサによる画像濃度の検知結果に基づいてアルゴリズムを補正する補正処理を実施するように、制御部を構成した画像形成装置を開示している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1のような構成では、使用する記録媒体の種類に応じて二次転写ニップ部の転写圧が変更された場合に、転写圧の変更に応じて画像形成中に作像条件を最適化することが難しく、画像濃度が安定しないという課題があった。また、画像濃度が安定しない要因(変動要因)は多様であるが、従来の技術ではこれらの要因が考慮されておらず、最適化が十分でないという課題があった。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像濃度が安定しない多様な変動要因の影響を排除することで、より安定した画像濃度の調整を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、静電潜像を形成する像担持体と、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する作像手段と、第1像担持ベルトと、前記像担持体上に形成されたトナー像を前記第1像担持ベルトに転写する第1転写手段と、第2像担持ベルトと、前記第1像担持ベルト上に転写されたトナー像を前記第2像担持ベルト上に転写する第2転写手段と、前記第2像担持ベルト上に転写されたトナー像のトナー付着量を検出する付着量検出手段と、制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記制御手段は、紙間に所定のパターン画像を形成するパターン形成部と、前記付着量検出手段が検出したトナー付着量である検出付着量に基づいて、前記検出付着量の変動値の代表値を設定する設定部と、前記代表値と前記付着量検出手段が検出した前記パターン画像の検出付着量とを用いて、前記パターン画像の検出付着量の変動値を算出する算出部と、前記パターン画像の検出付着量を、前記変動値を用いて補正する補正部と、前記トナー像の作像条件を調整する調整部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、画像濃度が安定しない多様な変動要因の影響を排除することで、より安定した画像濃度の調整を可能とすることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
図2は、二次転写ユニット周辺構成の一例を示す説明図である。
図3は、濃度センサの一例を示す説明図である。
図4は、変動要因と検出付着量の関係を示す説明図である。
図5は、第1の実施の形態で記憶される変動要因に対する変動値の算出結果の一例を示す図である。
図6は、コントローラのハードウェア構成の一例を示す図である。
図7は、第1の実施の形態に係るコントローラの機能構成の一例を示す図である。
図8は、代表値を設定する手順を示すフローチャートである。
図9は、紙間のパターン画像を用いた作像条件の調整の手順を示すフローチャートである。
図10は、第2の実施の形態に係るコントローラの機能構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
【0009】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る画像形成装置500の一例を示す概略構成図である。例示した画像形成装置500は、電子写真方式を用いて形成したトナー像を、最終的に用紙などの記録媒体に転写、定着させ、印刷物として出力する印刷装置である。
【0010】
画像形成装置500は、トナー像形成部1、一次転写ユニット2、シート供給ユニット3、二次転写ユニット4、搬送ベルトユニット5、定着ユニット6、両面搬送ユニット7、シート排出ユニット8、露光ユニット9、トナーボトル装着部10、及びコントローラ400を備える。このうち、作像手段の一例であるトナー像形成部1は、複数の感光現像ユニット10a,10b,10c,10dを備える。また、制御手段の一例であるコントローラ400は後述するハードウェア構成により、画像形成装置500を統括的に制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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