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公開番号
2025134067
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025120921,2022190522
出願日
2025-07-18,2022-11-29
発明の名称
蓄電デバイス
出願人
プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/593 20210101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】シール部の信頼性が高い蓄電デバイスを提供する。
【解決手段】ここで開示される蓄電デバイス100は、第1電極を含む電極体20aと、これを収容するケース10と、上記第1電極に電気的に接続された第1集電部材70とを備える。ケース10は第1貫通孔18を有する第1壁14を備える。第1集電部材70は、第1壁14の内面14bに沿って配置される第1領域71を有し、第1領域71には、第1壁14に向かって突出する突出部72が設けられ、突出部72の少なくとも一部が、第1貫通孔18内に配置されている。突出部72には、端子部材30が接続され、絶縁部材80は、第1壁14と第1集電部材70との間に配置される絶縁部と、第1壁14と端子部材30との間に配置される絶縁部とを有する一体物である。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極及び第2電極を含む電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記第1電極に電気的に接続された第1集電部材と、
前記第1集電部材と接続される端子部材と、
前記第1集電部材および前記端子部材を前記ケースから絶縁する絶縁部材と
を備える蓄電デバイスであって、
前記ケースは第1壁を有し、
前記第1壁は第1貫通孔を有し、
前記第1集電部材は、前記第1壁の内面に沿って配置される第1領域を有し、
前記第1領域には、前記第1壁に向かって突出する突出部が設けられ、
前記突出部の少なくとも一部が、前記第1貫通孔内に配置され、
前記突出部には、前記端子部材が接続され、
前記絶縁部材は、前記第1壁と前記第1集電部材との間に配置される絶縁部と、前記第1壁と前記端子部材との間に配置される絶縁部とを有する一体物である、
蓄電デバイス。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記突出部の前記電極体側に前記絶縁部材が配置されている、請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項3】
前記突出部の上面と、前記端子部材とが、前記第1貫通孔の内側で接続されている、請求項1または2に記載の蓄電デバイス。
【請求項4】
前記第1集電部材は、前記第1領域の横側に、第2領域を有し、
前記第1領域と前記第2領域との間には第1スリットが形成され、
前記第2領域は、前記第1壁の内面に沿って配置され、
前記第2領域は、前記絶縁部材を介して前記第1壁と対向する、
請求項1または2に記載の蓄電デバイス。
【請求項5】
前記第1スリット内に前記絶縁部材が配置されている、請求項4に記載の蓄電デバイス。
【請求項6】
前記第1集電部材が、前記第1領域に対して前記第2領域の反対側に第3領域を有し、
前記第1領域と前記第3領域との間には第2スリットが形成され、
前記第3領域は、前記第1壁の内面に沿って配置され、
前記第3領域は、前記絶縁部材を介して前記第1壁と対向する、
請求項5に記載の蓄電デバイス。
【請求項7】
前記第2スリット内に前記絶縁部材が配置されている、請求項6に記載の蓄電デバイス。
【請求項8】
前記第1壁の内面において、前記第1貫通孔の周縁近傍に第1表面処理部が設けられており、該第1表面処理部と前記絶縁部材とが接触している、請求項1または2に記載の蓄電デバイス。
【請求項9】
前記第1表面処理部の算術平均粗さが、前記第1壁の内面の前記絶縁部材と接触していない部分の算術平均粗さよりも2倍以上大きい、請求項8に記載の蓄電デバイス。
【請求項10】
前記端子部材の前記第1集電部材と対向する表面の少なくとも一部には第2表面処理部が設けられており、該第2表面処理部と前記絶縁部材とが接触している、請求項1または2に記載の蓄電デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電デバイスに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、密閉型電池に関する技術が開示されている。該密閉型電池に備えられている集電端子は、電極体接続部と、外部接続部と、該電極体接続部と、該外部接続部との間に位置する軸部とを有する。上記電極体接続部は、ケース部材の内部に収容された電極体と接続されている。上記外部接続部は、上記ケース部材の外部に配置されている。上記軸部は、上記ケース部材に設けられた端子装着孔に挿通されている。また、当該集電端子と上記端子装着孔との間には絶縁部材が配置されている。該絶縁部材は、上記集電端子とおよび上記ケース部材と一体成形されている。これにより、複数の端子を接合する等のプロセスを経ることなく、容易に電極をケース部材の外部に取り出すことができる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-086813号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
部品の形状が複雑である場合、加工の工程が多くなり、製造される部品の形状にバラつきが生じ易く、シール部の信頼性が低下するおそれがある。そこで、本発明者は、蓄電デバイス(例えば電池)のケース内部に収容される電極体から該ケース外部の端子までの導通経路を構成する部品の形状を比較的シンプルにすることを検討している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示により、第1電極及び第2電極を含む電極体と、上記電極体を収容するケースと、上記第1電極に電気的に接続された第1集電部材と、第1集電部材および上記端子部材を上記ケースから絶縁する絶縁部材とを備える蓄電デバイスが提供される。上記ケースは第1壁を有し、上記第1壁は第1貫通孔を有する。上記第1集電部材は、上記第1壁の内面に沿って配置される第1領域を有し、上記第1領域には、上記第1壁に向かって突出する突出部が設けられ、上記突出部の少なくとも一部が、上記第1貫通孔内に配置されている。上記突出部には、上記端子部材が接続されている。上記絶縁部材は、上記第1壁と上記第1集電部材との間に配置される絶縁部と、上記第1壁と上記端子部材との間に配置される絶縁部とを有する一体物である。
【0006】
かかる構成によれば、第1集電部材の突出部と端子部材とが接続されるというシンプルな構成で導通経路が形成されており、絶縁部材が一体物として端子部材および第1集電部材をケースから絶縁するように配置されることで、気密性が向上し、シールについての信頼性を向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る蓄電デバイスの構成を模式的に示す斜視図である。
一実施形態に係る蓄電デバイスの構成を模式的に示す縦断面図である。
図2のIII-III線断面図である。
図2のIV-IV線断面図である。
封口板に取り付けられた電極体群を模式的に示す斜視図である。
正極第2集電部および負極第2集電部が取り付けられた電極体を模式的に示す斜視図である。
一実施形態に係る電極体の構成を示す模式図である。
一実施形態に係る第1集電部材の構成を模式的に示す斜視図である。
一実施形態に係る第1集電部材が取り付けられた封口板の第1貫通孔近傍の構成を模式的に示す斜視図である。
図9に示す第1集電部材が取り付けられた封口板近傍の構成を封口板の内面側から見たときの斜視図である。
図9のXI-XI線断面図である。
図9のXII-XII線断面図である。
他の実施形態に係る電池の図12対応図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、ここで開示される技術のいくつかの好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本開示の実施に必要な事柄(例えば、本開示を特徴付けない電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本開示は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、本明細書において範囲を示す「A~B(ここでA、Bは任意の数値)」の表記は、「A以上B以下」を意味すると共に、「Aを超えてB未満」、「Aを超えてB以下」、および「A以上B未満」の意味を包含する。
【0009】
なお、本明細書において「蓄電デバイス」とは、充電と放電とを行うことができるデバイスをいう。蓄電デバイスには、一次電池、二次電池(例えば、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池)等の電池と、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ(物理電池)とが包含される。以下、ここで開示される蓄電デバイスの一実施形態であるリチウムイオン二次電池を例に本技術について説明する。
【0010】
図1は、蓄電デバイス100(以下、電池100ともいう)の構成を模式的に示す斜視図である。図2は、電池100の構成を模式的に示す縦断面図である。図3は、図2のIII-III線断面図である。図4は、図2のIV-IV線断面図である。以下の説明において、図面中の符号L、R、F、Rr、U、Dは、左、右、前、後、上、下を表し、図面中の符号X、Y、Zは、電池100の短辺方向、短辺方向と直交する長辺方向、上下方向を、それぞれ表すものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、電池100の設置形態を何ら限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)
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