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公開番号2025134658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2025032517
出願日2025-03-03
発明の名称情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
出願人株式会社スマートドライブ
代理人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250909BHJP(信号)
要約【課題】アルコールチェック作業をより確実に実施させることを可能とする。
【解決手段】情報処理システムにおける情報処理方法であって、移動体に関する情報である移動体情報を取得することと、前記移動体を運転するユーザについてのアルコールチェックがいつ行われたかに関するアルコールチェック実施情報を取得することと、前記移動体情報、及び、前記アルコールチェック実施情報に基づいて、前記ユーザのアルコールチェックタイミングであるかどうかを判断することと、アルコールチェックタイミングであると判断された場合には、前記ユーザに対して、又は前記ユーザに紐づけられた携帯端末に対してアルコールチェックに関する通知を行うことと、を含む。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
情報処理システムにおける情報処理方法であって、
移動体に関する情報である移動体情報を取得することと、
前記移動体を運転するユーザについてのアルコールチェックがいつ行われたかに関するアルコールチェック実施情報を取得することと、
前記移動体情報、及び、前記アルコールチェック実施情報に基づいて、前記ユーザのアルコールチェックタイミングであるかどうかを判断することと、
アルコールチェックタイミングであると判断された場合には、前記ユーザに対して、又は前記ユーザに紐づけられた携帯端末に対してアルコールチェックに関する通知を行うことと、
を含む、情報処理方法。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記移動体情報を取得することは、前記移動体の作動に対応して開始され、
前記アルコールチェックタイミングであるかどうかを判断することは、前記移動体情報の取得が開始されているかどうかに基づいて行われる、
情報処理方法。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記携帯端末から、前記携帯端末に関する情報である携帯端末情報を取得することと、
を更に含み、
前記アルコールチェックタイミングであるかどうかの判断は、前記移動体情報及び前記携帯端末情報に基づいて、前記移動体における運転開始直前、運転開始直後、休憩後、業務終了時、及び異常検知時のいずれかに該当するかどうかの判断に基づく、
情報処理方法。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理方法であって、
前記移動体情報は、前記移動体の位置情報を含み
前記携帯端末情報は、前記携帯端末の位置情報を含み、
前記アルコールチェックタイミングであるかどうかの判断は、前記移動体と前記携帯端末との位置関係に基づいて行われる、
情報処理方法。
【請求項5】
請求項3に記載の情報処理方法であって、
前記移動体情報が、
イグニッション操作がなされたこと、
運転席のドア開閉がなされたこと、
着座がなされたこと、
シートベルトの装着がなされたこと、
シフト操作がなされたこと、
車速の変化が発生したこと、
のいずれか1つを示す情報を含み、
前記携帯端末情報が、
運行管理アプリへのログインがあったまたは当該アプリが起動されたこと、
含まれる位置情報が前記移動体の近傍にあること、
スクリーンオンがあったこと、
のいずれか1つを示す情報を含む場合に、前記アルコールチェックタイミングであると判断する、
情報処理方法。
【請求項6】
請求項3に記載の情報処理方法であって、
前記移動体情報が、
含まれる位置情報が所定の領域に位置することを示していること、
エンジンオフがされていること、
一定時間停車が継続していること、
のいずれか1つを示す情報を含み、
前記携帯端末情報が、
スクリーンオンがあったこと、
アプリ利用があったこと、
のいずれか1つを示す情報を含む場合に、前記アルコールチェックタイミングであると判断する、
情報処理方法。
【請求項7】
請求項3に記載の情報処理方法であって、
前記移動体情報が、
含まれる位置情報が所定の領域に位置することを示していること、
エンジンオフがされていること、
のいずれか1つを示す情報を含み、
前記携帯端末情報が、
運行管理アプリへのログインがあったまたは当該アプリが起動されたこと、
業務終了の旨の入力があったこと、
のいずれか1つを示す情報を含む場合に、前記アルコールチェックタイミングであると判断する、
情報処理方法。
【請求項8】
請求項3に記載の情報処理方法であって、
前記移動体情報が、
急ブレーキや急ハンドルが頻発していること、
車線逸脱警報が作動したこと、
ドライバーの視線が前方を向いていないこと、
異常な発話が検出されたこと、
のいずれか1つを示す情報を含み、
前記携帯端末情報が、
操作が検出されたこと、
異常な発話が検出されたこと、
のいずれか1つを示す情報を含む場合に、前記アルコールチェックタイミングであると判断する、
情報処理方法。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理方法であって、
前記アルコールチェックに関する通知を行った後、所定期間が経過したかどうかを判断することと、
前記所定期間が経過したと判断された場合、前記アルコールチェックが行われたかどうかの判断を再度行うことと、
を含む、情報処理方法。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理方法であって、
前記判断を再度行った結果、行われていないと判断された場合においては、前記通知を再度行うことと、
を含む、情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコールチェックの実施率を向上させる情報処理技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両を用いるビジネスおいては、車両運用に関するチェック作業を行うこと、例えば、運転手がアルコールを摂取した状態で運転していないかどうかを確認することは重要な責務である。さらに、近年の法改正により、運転前後等のタイミングにおいてアルコール検知器を用いて運転手が酒気帯び状態にないかどうか等をチェックする(以下、「アルコールチェック」又は「AC」という)必要がある範囲が拡大され、アルコールチェックの重要度が更に高まっている。
【0003】
例えば、道路交通法施行規則(令和4年改正)によれば、アルコールチェックにおいては、安全運転管理者は少なくとも以下に挙げる要件を満たさなければならず、その対応が必要となっている。
・運転前後の運転者に対し、当該運転者の状態を目視等で確認し、当該運転者の酒気帯びの有無を確認する
・前記確認した内容を記録し、当該記録を1年間保存する
・前記確認を、国家公安委員会が定めるアルコール検知器を用いて行う
・アルコール検知器を常時有効に保持する
【0004】
アルコールチェックに関連する従来技術として、例えば、特許文献1には、車両の運行状況を記録するデジタルタコグラフが、車両の運行を管理する運行管理者によって操作される管理者用端末との間で通信可能である場合に、車両に搭乗する運転者に対して点呼を行うために運転者の情報を取得して管理者用端末に送信するとともに、運転者の呼気中アルコールの検査結果を取得して管理者用端末に送信し、管理者用端末では、受信した運転者情報および検査結果を運行管理者に報知することで、アルコールチェックにおいて全ドライバーにドライバー装置を携帯させる必要がない技術が開示されている。
さらに、例えば、特許文献2には、運転者点呼をサービスロボットを介して行うことで、被点呼者の不快感や抵抗感を軽減することができる技術が開示されている。
さらに、例えば、特許文献3には、ドライバーのアルコール量を検知するアルコール検知手段と、前記アルコール検知手段により検知されたアルコール量を基準値と比較し、検知されたアルコール量が前記基準値を超える場合、ドライバーが飲酒状態であると判断するアルコールチェック手段と、前記アルコールチェック手段により実施されたアルコールチェックの結果をドライバーに通知する技術が開示されている。
さらに、例えば、特許文献4には、運転者がいずれの車両に乗車するかにかかわらず、出庫する際のなりすましを抑止し、正しい運転者を認証することができる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-130109号公報
特開2019-91394号公報
特開2020-97364号公報
特開2015-130109号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ACは、前述したように、運転前後において必ず行う義務があるため、確実に運転手にACを行わせる必要がある。しかしながら、運転手にその点を常に意識してもらい、運転前後のタイミングでACを実施してもらおうとしても、運転手がACを実施することを忘れてしまうことがあり、そのためACの実施が適切に行われないという課題がある。
【0007】
本発明の目的は、アルコールチェックの実施率を向上させることを可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、情報処理システムにおける情報処理方法であって、移動体に関する移動体情報を取得することと、前記移動体を運転する人物についてのアルコールチェックが行われたかどうかを判断することと、前記移動体情報、及び、前記アルコールチェックが行われたかどうかの判断に基づいて、前記移動体を運転する人物のアルコールチェックタイミングであるかどうかを判断することと、アルコールチェックタイミングであると判断された場合には、前記人物又は前記移動体に紐づけられた装置にアルコールチェックに関する通知を行うことと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るシステム等によれば、アルコールチェックの実施率を向上させることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の一態様に係る、AC情報処理システムのシステム構成図である。
図1の走行情報取得装置10の機能構成を示すブロック図である。
図1の携帯端末20の機能構成を示すブロック図である。
図1のサーバ30の機能構成を示すブロック図である。
図1の管理者端末40の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるAC情報処理のフローチャートである。
本実施形態におけるAC情報テーブルの一例である。
携帯端末20において表示される、アルコールチェックの実施を促す通知の一例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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