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公開番号2025135156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032813
出願日2024-03-05
発明の名称RoFネットワークシステム
出願人個人,古河電気工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04B 10/2575 20130101AFI20250910BHJP(電気通信技術)
要約【課題】新規かつ有益なRoFネットワークシステムを提供すること。
【解決手段】RoFネットワークシステム100は、RF信号によって変調された光信号を出力し、光信号の波長を変更できる通信基地局10と、光信号の入力を受け付け、光信号の波長に応じて、複数の出力ポートのいずれかから光信号を出力する光分配器30と、光分配器30の複数の出力ポート32-1～32-nのそれぞれに接続された複数の空孔コアファイバ40-1～40-nと、複数の空孔コアファイバ40-1～40-nのそれぞれに接続され、入力された光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンZ1～Znを形成する複数の通信器50-1～50-nと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ＲＦ信号によって変調された光信号を出力する通信基地局であって、前記光信号の波長を変更できる通信基地局と、
前記光信号の入力を受け付け、前記光信号の波長に応じて、複数の出力ポートのいずれかから前記光信号を出力する光分配器と、
前記光分配器の複数の出力ポートのそれぞれに接続された複数の空孔コアファイバと、
前記複数の空孔コアファイバのそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、
を備えるＲｏＦネットワークシステム。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
ＲＦ信号によって変調された光信号であって、それぞれが互いに異なる波長の光信号を出力する複数の通信基地局と、
前記光信号の入力を受け付け、複数の出力ポートのいずれかから前記光信号を出力する波長選択型の光分配器と、
前記光分配器の複数の出力ポートのそれぞれに接続された複数の空孔コアファイバと、
前記複数の空孔コアファイバのそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、
を備えるＲｏＦネットワークシステム。
【請求項３】
ＲＦ信号によって変調された光信号を出力する通信基地局であって、前記光信号の波長を変更できる通信基地局と、
前記光信号を伝送する、直列に接続された複数の空孔コアファイバと、
前記複数の空孔コアファイバの間に設けられ、特定の波長の前記光信号を選択的に出力する複数の光分配器であって、前記特定の波長が互いに異なる複数の光分配器と、
前記複数の光分配器のそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、
を備えるＲｏＦネットワークシステム。
【請求項４】
ＲＦ信号によって変調された光信号を出力する通信基地局と、
前記光信号を伝送する、直列に接続された複数の空孔コアファイバと、
前記複数の空孔コアファイバの間に設けられた、入力された前記光信号の一部を出力する複数の光分配器と、
前記複数の光分配器のそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、
を備えるＲｏＦネットワークシステム。
【請求項５】
前記通信基地局は、前記光信号の波長スペクトルが広げられた拡張光信号を出力し、
前記拡張光信号の波長スペクトルは、前記光分配器の少なくとも２つの出力ポートから前記拡張光信号の成分が出力されるように、前記光信号の波長スペクトルから広げられている
請求項１～３のいずれか一つに記載のＲｏＦネットワークシステム。
【請求項６】
前記通信基地局は、前記光信号のパワーを変更可能であり、
前記複数の通信器が形成する通信可能ゾーンの広さが、前記光信号のパワーに応じて変化する
請求項１～４のいずれか一つに記載のＲｏＦネットワークシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ＲｏＦネットワークシステムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
光ファイバとして、光信号が伝送するコア部が空孔である空孔コアファイバが知られている。空気はガラスに比べ極めて線形性に優れているため、空孔コアファイバでは、伝播する光が高いエネルギーを有していても伝送波形の劣化（波形の変形）はほとんど無い。そのため、空孔コアファイバは、ＲＦ（Radio Frequency）信号で強度変調した光信号を光ファイバにて伝播するアナログ信号伝播（ＲｏＦ:Radio over Fiber）への適用可能性が極めて高い（たとえば、非特許文献１）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００３】
村上夏尉他、「空孔コアファイバを用いた光ファイバ無線の伝送特性評価」、電子情報通信学会技術研究報告(Web)、１２３巻、１６８号、１５－１８頁、２０２３年８月２２日
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
この種のＲｏＦネットワークシステムは、近年実用化の検討が進んでおり、新規かつ有益なものが要求されている。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、新規かつ有益なＲｏＦネットワークシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様は、ＲＦ信号によって変調された光信号を出力する通信基地局であって、前記光信号の波長を変更できる通信基地局と、前記光信号の入力を受け付け、前記光信号の波長に応じて、複数の出力ポートのいずれかから前記光信号を出力する光分配器と、前記光分配器の複数の出力ポートのそれぞれに接続された複数の空孔コアファイバと、前記複数の空孔コアファイバのそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、を備えるＲｏＦネットワークシステムである。
【０００７】
本発明の一態様は、ＲＦ信号によって変調された光信号であって、それぞれが互いに異なる波長の光信号を出力する複数の通信基地局と、前記光信号の入力を受け付け、複数の出力ポートのいずれかから前記光信号を出力する波長選択型の光分配器と、前記光分配器の複数の出力ポートのそれぞれに接続された複数の空孔コアファイバと、前記複数の空孔コアファイバのそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、を備えるＲｏＦネットワークシステムである。
【０００８】
本発明の一態様は、ＲＦ信号によって変調された光信号を出力する通信基地局であって、前記光信号の波長を変更できる通信基地局と、前記光信号を伝送する、直列に接続された複数の空孔コアファイバと、前記複数の空孔コアファイバの間に設けられ、特定の波長の前記光信号を選択的に出力する複数の光分配器であって、前記特定の波長が互いに異なる複数の光分配器と、前記複数の光分配器のそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、を備えるＲｏＦネットワークシステムである。
【０００９】
本発明の一態様は、ＲＦ信号によって変調された光信号を出力する通信基地局と、前記光信号を伝送する、直列に接続された複数の空孔コアファイバと、前記複数の空孔コアファイバの間に設けられた、入力された前記光信号の一部を出力する複数の光分配器と、前記複数の光分配器のそれぞれに接続され、入力された前記光信号を無線通信信号に変換して出力し、互いに異なる通信可能ゾーンを形成する複数の通信器と、を備えるＲｏＦネットワークシステムである。
【００１０】
前記通信基地局は、前記光信号の波長スペクトルが広げられた拡張光信号を出力し、前記拡張光信号の波長スペクトルは、前記光分配器の少なくとも２つの出力ポートから前記拡張光信号の成分が出力されるように、前記光信号の波長スペクトルから広げられていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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