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公開番号
2025139495
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024038464
出願日
2024-03-12
発明の名称
調整回路、それを用いた調整方法、電流調整回路、それを用いた電流調整方法、オペアンプおよびオフセット調整方法
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03F
3/34 20060101AFI20250918BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】切断対象素子の切断によって、より確実に所望の回路の動作を実現できる技術を提供する。
【解決手段】調整回路151,152,155は、第1ノードと第2ノードとの間に配置される。調整回路は、直列接続された複数の切断対象素子F1~F4,F7,F8を有し、複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、第1ノードと第2ノードとが調整回路を介して電気的に接続され、複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、第1ノードから見た調整回路がオープンとなるように構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ノードと第2ノードとの間に配置された調整回路であって、
前記調整回路は、直列接続された複数の切断対象素子を有し、前記複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、前記第1ノードと前記第2ノードとが前記調整回路を介して電気的に接続され、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、前記第1ノードから見た前記調整回路がオープンとなるように構成される、
調整回路。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記複数の切断対象素子は、ヒューズでそれぞれ構成され、
前記複数のヒューズは、前記ヒューズの幅方向に並べて配置される、
請求項1に記載の調整回路。
【請求項3】
前記調整回路は、前記複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、前記第1ノードの電圧が第1電圧となり、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、前記第1ノードの電圧が第2電圧となるように設けられる、
請求項1に記載の調整回路。
【請求項4】
第1ノードと第2ノードとの間に配置された調整回路であって、
前記調整回路は、信号生成回路および複数の切断対象素子を有し、前記複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、前記信号生成回路が第1電圧を前記第1ノードに出力し、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、前記信号生成回路が前記第1ノードに第2電圧を出力するように構成される、
調整回路。
【請求項5】
前記信号生成回路は、OR回路であり、
前記複数の切断対象素子は、第1切断対象素子および第2切断対象素子を含み、
前記第1切断対象素子は、前記OR回路の第1入力端子と前記第2ノードとの間に配置され、
前記第2切断対象素子は、前記OR回路の第2入力端子と前記第2ノードとの間に配置される、
請求項4に記載の調整回路。
【請求項6】
電流生成回路が生成した電流のうちの能動負荷回路に流れる電流量を調整する電流調整回路であって、
スイッチング素子を有し、前記スイッチング素子のオン、オフに応じた電流を前記電流生成回路から吸い込むことにより前記電流量を調整するシンク回路と、
請求項3から5のいずれか一項に記載の調整回路を有する制御回路と、を有し、
前記スイッチング素子の入力端子には、前記第1ノードの電圧に応じた電圧が入力され、
前記第2ノードは、所定電圧が供給され、
前記スイッチング素子は、前記第1ノードの電圧が前記第1電圧および前記第2電圧のいずれであるかに応じて、オン、オフが制御される、
電流調整回路。
【請求項7】
前記電流生成回路と、
請求項6に記載の電流調整回路と、を備え、
前記電流生成回路は、第1入力電圧が入力される第1MOSトランジスタおよび第2入力電圧が入力される第2MOSトランジスタを有する入力差動対であり、
前記シンク回路は、前記第1MOSトランジスタに流れる第1ドレイン電流および前記第2MOSトランジスタに流れる第2ドレイン電流のうちの一方のドレイン電流を吸い込むことにより、前記能動負荷回路に流れる第1ドレイン電流および第2ドレイン電流のうちの一方のドレイン電流の量を調整する、
オペアンプ。
【請求項8】
前記シンク回路は、前記第1MOSトランジスタのドレインに接続された第1スイッチング素子と、前記第2MOSトランジスタのドレインに接続された第2スイッチング素子との2つの前記スイッチング素子を有し、
前記制御回路は、第1調整回路および第2調整回路を含む複数の前記調整回路を有し、
前記第1スイッチング素子の入力端子には、前記第1調整回路の第1ノードの電圧に応じた電圧が入力され、
前記第2スイッチング素子の入力端子には、前記第2調整回路の第1ノードの電圧に応じた電圧が入力され、
前記シンク回路は、前記第1スイッチング素子または前記第2スイッチング素子のうちのオンとなっているスイッチング素子を介して、前記第1ドレイン電流または前記第2ドレイン電流を吸い込む、
請求項7に記載のオペアンプ。
【請求項9】
前記シンク回路は、前記スイッチング素子がそれぞれ設けられた、電流を吸い込む能力が異なる複数の電流経路を含み、
前記複数の電流経路のうちのいずれか1つの電流経路に設けられたスイッチング素子の入力端子には、前記調整回路の第1ノードの電圧に応じた電圧が入力され、
前記シンク回路は、前記複数の電流経路のうち、オンとなっているスイッチング素子が設けられた電流経路を介して、前記第1ドレイン電流または前記第2ドレイン電流の一方のドレイン電流を吸い込むように構成される、
請求項7に記載のオペアンプ。
【請求項10】
前記スイッチング素子は、対応する電流経路の前記吸い込む能力および前記オペアンプの入力オフセット電圧の標準偏差に基づいて規定される優先順位を有し、
前記複数のスイッチング素子のうち最も高い前記優先順位を有するスイッチング素子の入力端子には、前記調整回路の第1ノードの電圧に応じた電圧が入力される、
請求項9に記載のオペアンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、調整回路、それを用いた調整方法、電流調整回路、それを用いた電流調整方法、オペアンプおよびオフセット調整方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ヒューズは、回路に設けられて必要に応じて切断されることにより、回路の経路を遮断し、特定の機能を実現するために用いられる。たとえば、特許文献1には、ヒューズの切断によって入力オフセット電圧を調整する機能を有する差動回路を備えたオペアンプが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-318337号公報
【0004】
[概要]
しかしながら、本発明者らは、以下の課題を認識するに至った。すなわち、特許文献1に記載のヒューズをたとえばレーザなど切断する場合、レーザ装置の精度不良などにより、ヒューズを確実に切断できないことがある。その結果、回路内の経路を適切に遮断できず、所望の回路の動作を実現できないことがあった。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、切断対象素子の切断によって、より確実に所望の回路の動作を実現できる技術を提供することにある。
【0006】
本開示のある態様は、調整回路である。調整回路は、第1ノードと第2ノードとの間に配置される。前記調整回路は、直列接続された複数の切断対象素子を有し、前記複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、前記第1ノードと前記第2ノードとが前記調整回路を介して電気的に接続され、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、前記第1ノードから見た前記調整回路がオープンとなるように構成される。
【0007】
本開示の別の態様も、調整回路である。調整回路は、第1ノードと第2ノードとの間に配置される。前記調整回路は、信号生成回路および複数の切断対象素子を有し、前記複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、前記信号生成回路が第1電圧を前記第1ノードに出力し、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、前記信号生成回路が前記第1ノードに第2電圧を出力するように構成される。
【0008】
本開示の別の態様は、調整方法である。調整方法は、第1ノードと第2ノードとの間に配置された調整回路を用いる。前記調整回路は、直列接続された複数の切断対象素子を有し、前記複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、前記第1ノードと前記第2ノードとが前記調整回路を介して電気的に接続され、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、前記第1ノードから見た前記調整回路がオープンとなるように構成される。前記調整方法は、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子を切断する切断工程を含む。
【0009】
本開示の別の態様も、調整方法である。調整方法は、第1ノードと第2ノードとの間に配置された調整回路を用いる。前記調整回路は、信号生成回路と、複数の切断対象素子と、を有し、前記複数の切断対象素子がいずれも切断されていない場合、前記信号生成回路が第1電圧を前記第1ノードに出力し、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子が切断されている場合、前記信号生成回路が前記第1ノードに第2電圧を出力するように構成される。前記調整方法は、前記複数の切断対象素子のうちの少なくとも1つの切断対象素子を切断する切断工程を含む。
【0010】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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