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公開番号
2025140016
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039152
出願日
2024-03-13
発明の名称
コンクリート供試体用型枠、コンクリート供試体作製方法、若材齢強度試験方法、及びコンクリート構造物強度試験方法
出願人
五洋建設株式会社
代理人
弁理士法人朝日特許事務所
主分類
G01N
1/28 20060101AFI20250919BHJP(測定;試験)
要約
【課題】コンクリート構造物の強度発現性状に近いコンクリート供試体を作製し、また、そのコンクリート供試体を用いた強度試験を行う。
【解決手段】型枠1は、プラスチックや金属からなる円柱の半割れ形状を有する複数(図では2つ)の型枠部材1a,1bによって構成されている。これら型枠部材1a,1bはホースバンド等の固定具2により固定されている。隣り合う型枠部材1a,1b間には空隙gがそれぞれ設けられている。型枠1の内周面には、透水性シート3(透水性部材)が貼り付けられており、その透水性シート3の一部が空隙gを通って型枠1の外部に露出している。型枠1の内部に充填されたコンクリートに含まれる水分は透水性シート3の透水及び水分拡散効果により、空隙gから型枠1の外部に抜ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スリップフォーム工法における若材齢強度試験に用いられるコンクリート供試体を作製するためのコンクリート供試体用型枠であって、
型枠の内部に充填されたコンクリート中の水分が当該型枠の外部に抜ける構造を当該型枠の側面に有するコンクリート供試体用型枠。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記構造は、前記型枠の軸方向に内部から外部に通じる空隙と、透水性部材とを含み、
前記透水性部材は、前記型枠の内壁面に沿って配置されるとともに前記空隙に挿入されてその一部が前記型枠の外部に露出する請求項1記載のコンクリート供試体用型枠。
【請求項3】
前記型枠は複数の型枠部材によって構成され、
前記空隙は隣り合う前記型枠部材間に位置する請求項2記載のコンクリート供試体用型枠。
【請求項4】
前記型枠部材は、円柱の半割れ形状を有し、
前記空隙は、前記2つの型枠部材間の上端から下端に到達するように設けられ、
前記透水性部材は、前記2つの型枠部材間の上端から下端に至る空隙に挿入されている請求項3記載のコンクリート供試体用型枠。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の前記コンクリート供試体用型枠を用いて、スリップフォーム工法における若材齢強度試験に用いられるコンクリート供試体を作製するコンクリート供試体作製方法。
【請求項6】
請求項1~4のいずれか1項に記載の前記コンクリート供試体用型枠に打設されたコンクリートに対して錘による荷重を加えて前記コンクリート供試体を作製する請求項5記載のコンクリート供試体作製方法。
【請求項7】
請求項1~4のいずれか1項に記載の前記コンクリート供試体用型枠によって作製されたコンクリート供試体を用いて、スリップフォーム工法における若材齢強度に関する試験を行う若材齢強度試験方法。
【請求項8】
請求項1~4のいずれか1項に記載の前記コンクリート供試体用型枠によって作製されたコンクリート供試体を用いて、下部に隙間のある型枠を用いて打設されるコンクリート構造物の強度に関する試験を行うコンクリート構造物強度験方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート供試体を作製し、そのコンクリート供試体を用いて若材齢強度試験及びコンクリート構造物強度試験を行うための技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
型枠を上昇させながら連続的にコンクリートを打設するスリップフォーム工法が知られている。この工法ではコンクリート打設後に数時間程度で脱型するため、脱型時にはコンクリートの自重を保持できる程度の圧縮強度(例えば、構造物の高さによるが0.06~0.1N/mm
2
程度)が必要である。
【0003】
コンクリートの強度管理は、例えば円柱状のコンクリート供試体を作成してその圧縮強度を測定するとともに、打設現場で熟練者がコンクリート構造物(実構造物)に鉄筋棒を挿入することなどによって行われている。コンクリート供試体用型枠に関しては、例えば特許文献1の技術が知られている。
【0004】
しかし、このような若材齢圧縮強度は、JIS A 1132の規格に従い鋼製型枠で作成したコンクリート供試体とコンクリート構造物とでは異なっている。本願の発明者らの実験によれば、図10に例示するようにコンクリート供試体とコンクリート構造物で強度発現性状が異なっており、スリップフォーム工法により建造されたコンクリート構造物の強度発現がコンクリート供試体のコンクリート強度発現よりも早いという傾向が見られた。このため、コンクリート供試体による強度管理の精度が信頼できない恐れがある。なお、図10においては、コンクリート供試体及びコンクリート構造物における鉛直方向の位置を層の番号で表現しており、1層目は最下部の位置を意味している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-53514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述した背景に鑑みてなされたものであり、スリップフォーム工法により建造されたコンクリート構造物の強度発現性状に近いコンクリート供試体を作製し、また、そのコンクリート供試体を用いた強度試験を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るコンクリート供試体用型枠は、スリップフォーム工法における若材齢強度試験に用いられるコンクリート供試体を作製するためのコンクリート供試体用型枠であって、型枠の内部に充填されたコンクリート中の水分が当該型枠の外部に抜ける構造を当該型枠の側面に有する。
【0008】
前記構造は、前記型枠の軸方向に内部から外部に通じる空隙と、透水性部材とを含み、前記透水性部材は、前記型枠の内壁面に沿って配置されるとともに前記空隙に挿入されてその一部が前記型枠の外部に露出するようにしてもよい。
【0009】
前記型枠は複数の型枠部材によって構成され、前記空隙は隣り合う前記型枠部材間に位置するようにしてもよい。
【0010】
前記型枠部材は、円柱の半割れ形状を有し、前記空隙は、前記2つの型枠部材間の上端から下端に到達するように設けられ、前記透水性部材は、前記2つの型枠部材間の上端から下端に至る空隙に挿入されているようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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