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公開番号2025141048
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024040783
出願日2024-03-15
発明の名称情報表示方法、情報処理装置およびプログラム
出願人パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250919BHJP(信号)
要約【課題】対象物の存在を示す対象物情報を運転者に適切に提示する。
【解決手段】本開示に係る情報処理方法は、車両の外部に存在する対象物の位置を検出し、車両を運転する運転者のアイポイントに基づき、運転者が視覚により対象物の存在を認識することができる空間である視野範囲を算出し、アイポイントに基づき、フロントガラスにおけるヘッドアップディスプレイ装置により情報が表示される範囲を介して運転者が見ることができる空間である表示範囲を算出し、対象物の位置が、視野範囲の外側であり且つ表示範囲の内側である場合、ヘッドアップディスプレイ装置に、対象物に対応する位置に対象物情報を表示させ、対象物の位置が、視野範囲の内側である場合、ヘッドアップディスプレイ装置に対象物情報を非表示とさせる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロントガラスに情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置による情報表示方法であって、
前記車両の外部に存在する対象物の位置を検出し、
前記車両を運転する運転者のアイポイントに基づき、前記運転者が視覚により前記対象物の存在を認識することができる空間である視野範囲を算出し、
前記アイポイントに基づき、前記フロントガラスにおける前記ヘッドアップディスプレイ装置により情報が表示される範囲を介して前記運転者が見ることができる空間である表示範囲を算出し、
前記対象物の位置が、前記視野範囲の外側であり且つ前記表示範囲の内側である場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置に、前記対象物に対応する位置に対象物情報を表示させ、
前記対象物の位置が、前記視野範囲の内側である場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置に前記対象物情報を非表示とさせる
情報表示方法。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記車両を運転する前記運転者の前記アイポイントを検出する
請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項3】
前記アイポイントおよび前記車両の速度に基づき前記視野範囲を算出する
請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項4】
前記対象物の位置が、前記視野範囲の外側であり且つ前記表示範囲の内側である場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置に、前記対象物に重畳する位置に、前記対象物情報として、前記対象物が存在することを前記運転者に警告する警告情報を表示させる
請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項5】
前記対象物の位置が、前記視野範囲の外側であり且つ前記表示範囲の外側である場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置に、前記表示範囲の内側の前記対象物に最も近接する位置に、前記対象物情報として、前記対象物が存在することを前記運転者に注意喚起する注意喚起情報を表示させる
請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項6】
前記対象物から前記車両までの距離に応じて、前記注意喚起情報の表示形式を変化させる
請求項5に記載の情報表示方法。
【請求項7】
前記車両の速度に応じて、前記注意喚起情報の表示形式を変化させる
請求項5に記載の情報表示方法。
【請求項8】
前記車両から前記対象物へ向かう方向を示す方向情報を前記注意喚起情報に含める
請求項5に記載の情報表示方法。
【請求項9】
前記車両の走行方向に対して左側の空間と右側の空間とに分離し、前記左側の空間における前記車両に最も近い前記対象物についての前記対象物情報と、前記右側の空間における前記車両に最も近い前記対象物についての前記対象物情報とを、前記ヘッドアップディスプレイ装置に表示させる
請求項1に記載の情報表示方法。
【請求項10】
前記車両の周囲に存在する前記対象物の位置を検出するセンサ装置により検出された情報に基づき、前記対象物の位置を検出する
請求項1に記載の情報表示方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報表示方法、情報処理装置およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
フロントガラスに情報を投影するヘッドアップディスプレイ装置を備える車両が知られている。例えば、特許文献1には、歩行者等の存在を知らせる注意喚起コンテンツを表示するヘッドアップディスプレイ装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-049968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、運転者は、既に視野に入っている対象物に対して注意喚起のコンテンツが重畳して表示されると、既に認識しているのにも関わらず追加情報が表示されるので、煩わしさを感じてしまう。一方、既に認識している対象物に対して注意喚起のコンテンツを非表示とした場合、例えば車両の速度等によって視野が変化し、対象物が視野から外れてしまっても、対象物に対して注意喚起のコンテンツが重畳して表示されない。
【0005】
本開示は、ヘッドアップディスプレイ装置により、対象物の存在を示す対象物情報を運転者に適切に提示することができる情報表示方法、情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る情報処理方法は、車両のフロントガラスに情報を表示するヘッドアップディスプレイ装置による情報表示方法である。前記情報処理方法は、前記車両の外部に存在する対象物の位置を検出し、前記車両を運転する運転者のアイポイントに基づき、前記運転者が視覚により前記対象物の存在を認識することができる空間である視野範囲を算出し、前記アイポイントに基づき、前記フロントガラスにおける前記ヘッドアップディスプレイ装置により情報が表示される範囲を介して前記運転者が見ることができる空間である表示範囲を算出し、前記対象物の位置が、前記視野範囲の外側であり且つ前記表示範囲の内側である場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置に、前記対象物に対応する位置に対象物情報を表示させ、前記対象物の位置が、前記視野範囲の内側である場合、前記ヘッドアップディスプレイ装置に前記対象物情報を非表示とさせる。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る情報表示方法、情報処理装置およびプログラムによれば、ヘッドアップディスプレイ装置により、対象物の存在を示す対象物情報を運転者に適切に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両を示す図である。
図2は、視野範囲および表示範囲を模式的に表した一例を示す図である。
図3は、車両の速度と、水平方向の視野角との関係の一例を示す図である。
図4は、情報処理装置の機能構成を示す図である。
図5は、対象物が人である場合における、情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、対象物が人であり、対象物の位置が、視野範囲の内側であり且つ表示範囲の内側である場合に表示される画像の一例を示す図である。
図7は、対象物が人であり、対象物の位置が、視野範囲の内側であり且つ表示範囲の外側である場合に表示される画像の一例を示す図である。
図8は、対象物が人であり、対象物の位置が、視野範囲の外側であり且つ表示範囲の内側である場合に表示される画像の一例を示す図である。
図9は、対象物が人であり、複数の対象物のそれぞれの位置が、視野範囲の外側であり且つ表示範囲の内側である場合に表示される画像の一例を示す図である。
図10は、対象物が人であり、対象物の位置が、視野範囲の外側であり且つ表示範囲の外側である場合であって、車両の速度が所定速度より速い場合に表示される画像の一例である。
図11は、対象物が人であり、対象物の位置が、視野範囲の外側であり且つ表示範囲の外側である場合であって、車両の速度が所定速度以下の場合に表示される画像の一例である。
図12は、左側の空間および右側の空間のそれぞれに警告情報が表示された画像の一例を示す図である。
図13は、左側の空間に注意喚起情報が表示され、右側の空間に警告情報が表示された画像の一例を示す図である。
図14は、左側の空間および右側の空間のそれぞれに注意喚起情報が表示された画像の一例を示す図である。
図15は、対象物から車両までの距離が所定距離以上の場合における注意喚起情報の一例を示す図である。
図16は、対象物から車両までの距離が所定距離未満の場合における注意喚起情報の一例を示す図である。
図17は、表示位置および形状を時間経過に従って変化させた警告情報の一例を示す図である。
図18は、対象物が予め設定された施設または目的地である場合における、情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図19は、対象物が予め設定された施設の一例であるガソリンスタンドであり、対象物の位置が、視野範囲の内側であり且つ表示範囲の内側である場合に表示される画像の一例を示す図である。
図20は、対象物がガソリンスタンドであり、対象物の位置が、視野範囲の内側であり且つ表示範囲の外側である場合に表示される画像の一例を示す図である。
図21は、対象物がガソリンスタンドであり、対象物の位置が、視野範囲の外側であり且つ表示範囲の内側である場合に表示される画像の一例を示す図である。
図22は、車両の左側前方にガソリンスタンドが存在する場合の画像の一例を示す図である。
図23は、車両の前方にガソリンスタンドが存在する場合の画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
【0010】
図1は、実施形態に係る車両10を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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