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公開番号2025141613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024041628
出願日2024-03-15
発明の名称鞍乗り型電動車両の車両構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B62J 45/00 20200101AFI20250919BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】レイアウト自由度を向上させることができ、そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与する。
【解決手段】車両構造は、車両(1)の動作に使用される電力を蓄える蓄電池(100)と、前記車両(1)の車体フレーム(5)と、前記車両(1)の動作を制御する制御装置(9)と、を備え、前記制御装置(9)は、前記蓄電池(100)と前記車体フレーム(5)とを接続する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両(1)の動作に使用される電力を蓄える蓄電池(100)と、
前記車両(1)の車体フレーム(5)と、
前記車両(1)の動作を制御する制御装置(9)と、を備え、
前記制御装置(9)は、前記蓄電池(100)と前記車体フレーム(5)とを接続する、
車両構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記車体フレーム(5)は、前記蓄電池(100)を支持するフレーム側支持部(23)を備え、
前記制御装置(9)は、前記フレーム側支持部(23)に支持される、
請求項1に記載の車両構造。
【請求項3】
前記車両(1)の乗員が着座するシート(15)と、
前記シート(15)の荷重を受ける荷重受け部(70)と、を更に備え、
前記蓄電池(100)は、前記荷重受け部(70)を介して前記シート(15)を支持し、
前記制御装置(9)は、前記シート(15)と前記蓄電池(100)との間に配置される、
請求項1又は2に記載の車両構造。
【請求項4】
前記制御装置(9)は、上下方向の厚さを抑えた偏平状をなし、前記制御装置(9)の上方に前記シート(15)が配置され、前記制御装置(9)の下方に前記蓄電池(100)が配置される、請求項3に記載の車両構造。
【請求項5】
前記制御装置(9)は、前記荷重受け部(70)に支持される、
請求項3に記載の車両構造。
【請求項6】
前記制御装置(9)は、ステー(90)を介して前記荷重受け部(70)に支持され、
前記ステー(90)は、前記荷重受け部(70)とは反対側に、前記制御装置(9)に接続される配線(65)を支持する配線支持部(92,93)を備える、
請求項5に記載の車両構造。
【請求項7】
前記荷重受け部(70)は、前記制御装置(9)の前方に配置され、
前記荷重受け部(70)において車両前面視で前記制御装置(9)と重なる部分に、空隙(75)が形成される、
請求項5に記載の車両構造。
【請求項8】
前記空隙(75)は、前記車両前面視で前記制御装置(9)に設けられた冷却フィン(61)と重なる、
請求項7に記載の車両構造。
【請求項9】
前記制御装置(9)と前記蓄電池(100)との間に、冷却風が通る冷却風通路(120)が形成される、
請求項7に記載の車両構造。
【請求項10】
前記冷却風通路(120)は、前記制御装置(9)の下面と前記蓄電池(100)の上面との間に形成され、
前記制御装置(9)の下面及び前記蓄電池(100)の上面の各々の少なくとも一部は、車両側面視で互いに平行に配置される、
請求項9に記載の車両構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、低炭素社会又は脱炭素社会の実現に向けた取り組みが活発化し、車両においてもCO

排出量の削減やエネルギー効率の改善のために、電動化技術に関する研究開発が行われている。
例えば、特許文献1には、走行動力を発生する電動モータと、電動モータに電力を供給するバッテリが収容されたバッテリケースと、バッテリから電動モータへ供給する電流を直流電流から交流電流に変換するインバータと、を備えた鞍乗型電動車両が開示されている。この車両では、インバータを左右のロワーフレームの間であってフートボードの下方に配置した構造とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7354800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、電動化技術に関する技術においては、レイアウト自由度の向上が課題である。
【0005】
本願は上記課題の解決のため、レイアウト自由度の向上の達成を目的としたものである。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題の解決手段として、本発明の態様は以下の構成を有する。
(1)本発明の態様に係る車両構造は、車両(1)の動作に使用される電力を蓄える蓄電池(100)と、前記車両(1)の車体フレーム(5)と、前記車両(1)の動作を制御する制御装置(9)と、を備え、前記制御装置(9)は、前記蓄電池(100)と前記車体フレーム(5)とを接続する。
この構成によれば、蓄電池及び車体フレームの2部品にわたって制御装置を接続することができる。言い換えると、蓄電池と車体フレームとを接続する接続部として制御装置を活用することができる。したがって、レイアウト自由度を向上させることができる。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与する。
【0007】
(2)上記(1)に記載の車両構造では、前記車体フレーム(5)は、前記蓄電池(100)を支持するフレーム側支持部(23)を備え、前記制御装置(9)は、前記フレーム側支持部(23)に支持されていてもよい。
この構成によれば、蓄電池の重量を支える堅牢なフレーム側支持部に制御装置が支持されることで、制御装置の安定性が向上する。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)に記載の車両構造では、前記車両(1)の乗員が着座するシート(15)と、前記シート(15)の荷重を受ける荷重受け部(70)と、を更に備え、前記蓄電池(100)は、前記荷重受け部(70)を介して前記シート(15)を支持し、前記制御装置(9)は、前記シート(15)と前記蓄電池(100)との間に配置されていてもよい。
この構成によれば、蓄電池が荷重受け部を介してシートを支持していることで、荷重受け部の周囲には空間が形成される。そのため、荷重受け部の周囲の空間を利用して、シートと蓄電池との間に制御装置を配置することができる。したがって、車両の小型化に寄与する。そして、延いてはエネルギー効率の改善に寄与する。
【0009】
(4)上記(3)に記載の車両構造では、前記制御装置(9)は、上下方向の厚さを抑えた偏平状をなし、前記制御装置(9)の上方に前記シート(15)が配置され、前記制御装置(9)の下方に前記蓄電池(100)が配置される、請求項3に記載の車両構造。
この構成によれば、上下方向でシートと蓄電池との間に配置される制御装置が、上下方向の厚さを抑えた偏平状に形成されることで、シートの高さおよび蓄電池の大きさへの影響を抑えた上で、シートと蓄電池との間に制御装置を配置することができる。
【0010】
(5)上記(3)に記載の車両構造では、前記制御装置(9)は、前記荷重受け部(70)に支持されていてもよい。
この構成によれば、シート荷重を受ける強度のある荷重受け部に制御装置が支持されることで、制御装置の安定性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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