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公開番号
2025144543
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2025041889
出願日
2025-03-14
発明の名称
粘着剤組成物、粘着シート、光学積層体、及び画像表示装置
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類
C09J
4/00 20060101AFI20250925BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】無機粒子を含みながらも表示不良を抑制しうる粘着シートの形成に適した光硬化型の粘着剤組成物を提供する。
【解決手段】提供される粘着剤組成物は、モノマー成分Mを含む光硬化型の粘着剤組成物であって、無機粒子を含み、前記粘着剤組成物から形成される粘着シートの初期の屈折率をn
1
、85℃において試験時間240時間の信頼性試験後の屈折率をn’
1
としたときに、[1-(n’
1
/n
1
)]×100の絶対値で定義される屈折率変化率が1%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モノマー成分Mを含む、光硬化型の粘着剤組成物であって、
前記粘着剤組成物は無機粒子を含み、
前記粘着剤組成物から形成される粘着シートの初期の屈折率をn
1
、85℃において試験時間240時間の信頼性試験後の屈折率をn’
1
としたときに、[1-(n’
1
/n
1
)]×100の絶対値で定義される屈折率変化率が1%以下である、
粘着剤組成物。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記モノマー成分M及び前記無機粒子の合計100重量部に対する前記無機粒子の含有量が10~70重量部である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
前記無機粒子の平均粒子径が100nm以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
前記粘着シートのヘイズが2.0%以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項5】
前記モノマー成分Mは、第1の二重結合含有環を有するモノマーaを含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項6】
前記第1の二重結合含有環が芳香環である、請求項5に記載の粘着剤組成物。
【請求項7】
前記モノマーaは、前記第1の二重結合含有環を有する(メタ)アクリルモノマーを含む、請求項5に記載の粘着剤組成物。
【請求項8】
前記モノマー成分Mは、フェノキシベンジルアクリレートを含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項9】
前記粘着シート中の残存モノマー量が10000ppm(重量基準)以下である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項10】
前記粘着剤組成物は、アルコキシシラン基を有する化合物をさらに含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物、粘着シート、光学積層体、及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置は、一般に、偏光フィルムや位相差フィルム等の光学基材を含む光学積層体を備える。複数の光学基材を含む光学積層体において近接する光学基材の間には、通常、両者を接合する接合層が配置される。接合層の一例は、粘着剤組成物から形成された粘着シートである。
【0003】
画像表示装置における表面輝度の向上には、高い屈折率を有する粘着シートの使用が有利である(特許文献1参照)。特許文献1には、ベースポリマーとして特定の組成及び重量平均分子量を有するアクリル系重合体と、無機粒子、可塑剤及びシランカップリング剤とを含む熱硬化型の粘着剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-14376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
粘着剤組成物には、熱硬化型以外に光硬化型がある。本発明者らの検討によれば、無機粒子によって粘着シートの屈折率を高めた場合に、特に光硬化型において表示不良が生じやすい傾向がある。
【0006】
本発明の課題は、無機粒子を含みながらも表示不良を抑制しうる粘着シートの形成に適した光硬化型の粘着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明の実施形態による粘着剤組成物は、モノマー成分Mを含む、光硬化型の粘着剤組成物であって、無機粒子を含み、前記粘着剤組成物から形成される粘着シートの初期の屈折率をn
1
、85℃において試験時間240時間の信頼性試験後の屈折率をn’
1
としたときに、[1-(n’
1
/n
1
)]×100の絶対値で定義される屈折率変化率が1%以下である。
[2]上記[1]に記載の粘着剤組成物において、前記モノマー成分M及び前記無機粒子の合計100重量部に対する前記無機粒子の含有量が10~70重量部であってもよい。
[3]上記[1]又は[2]に記載の粘着剤組成物において、前記無機粒子の平均粒子径が100nm以下であってもよい。
[4]上記[1]から[3]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、前記粘着シートのヘイズが2.0%以下であってもよい。
[5]上記[1]から[4]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、前記モノマー成分Mは、第1の二重結合含有環を有するモノマーaを含んでもよい。
[6]上記[5]に記載の粘着剤組成物において、前記第1の二重結合含有環が芳香環であってもよい。
[7]上記[5]又は[6]に記載の粘着剤組成物において、前記モノマーaは、前記第1の二重結合含有環を有する(メタ)アクリルモノマーを含んでもよい。
[8]上記[1]から[7]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、前記モノマー成分Mは、フェノキシベンジルアクリレートを含んでもよい。
[9]上記[1]から[8]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、前記粘着シート中の残存モノマー量が10000ppm(重量基準)以下であってもよい。
[10]上記[1]から[9]までのいずれかに記載の粘着剤組成物は、アルコキシシラン基を有する化合物をさらに含んでもよい。
[11]上記[1]から[10]までのいずれかに記載の粘着剤組成物は、重量平均分子量が1500~30000である重合物Bをさらに含んでもよい。
[12]上記[11]に記載の粘着剤組成物において、前記重合物Bは、第2の二重結合含有環を有するモノマーbに由来する構成単位を含んでもよい。
[13]上記[12]に記載の粘着剤組成物において、前記第2の二重結合含有環が芳香環であってもよい。
[14]上記[1]から[13]までのいずれかに記載の粘着剤組成物は、酸化防止剤をさらに含んでもよい。
[15]本発明の上記[1]とは別の実施形態による粘着剤組成物は、モノマー成分Mを含む、光硬化型の粘着剤組成物であって、前記粘着剤組成物は無機粒子を含み、前記粘着剤組成物から形成される粘着シートについて、85℃において試験時間240時間の信頼性試験後の屈折率をプリズムカプラを用いて測定したときに、プリズムへの入射角と測定光量との関係を表したグラフにおいて、臨界角よりも高屈折率側の角度に光量低下を示すピークが観察されない。
[16]本発明の実施形態による粘着シートは、上記[1]から[15]までのいずれかに記載の粘着剤組成物から形成された粘着シートである。
[17]本発明の実施形態による光学積層体は、上記[16]に記載の粘着シートと、光学フィルムと、を備える。
[18]本発明の実施形態による画像表示装置は、上記[17]に記載の光学積層体を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、無機粒子を含みながらも表示不良を抑制しうる粘着シートの形成に適した光硬化型の粘着剤組成物を提供できる。また、そのような粘着剤組成物から形成された粘着シートを提供できる。さらに、そのような粘着シートと光学フィルムとを備える光学積層体を提供できる。さらに、そのような光学積層体を備える画像表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の1つの実施形態による粘着シートの概略断面図である。
本発明の粘着剤組成物から本発明の粘着シートを形成する方法の一例を説明するための模式図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による画像表示装置の概略断面図である。
プリズムカプラを用いて粘着シートの屈折率を測定した際に得られうる、プリズムへの入射角と測定光量との関係の一例を表したグラフである。
プリズムカプラを用いて粘着シートの屈折率を測定した際に得られうる、プリズムへの入射角と測定光量との関係の別の一例を表したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意に変形して実施することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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