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公開番号2025144544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2025041890
出願日2025-03-14
発明の名称粘着剤組成物、粘着シート、光学積層体及び画像表示装置
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類C09J 4/00 20060101AFI20250925BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】高い屈折率を有し、かつ、接着力が改善された粘着シートを作製することに適した光硬化型の粘着剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による光硬化型の粘着剤組成物は、二重結合含有環を有するモノマーaを含むモノマー成分Mと、無機粒子と、重量平均分子量が1500~30000である重合物Bと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二重結合含有環を有するモノマーaを含むモノマー成分Mと、
無機粒子と、
重量平均分子量が1500~30000である重合物Bと、を含む、
光硬化型の粘着剤組成物。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記二重結合含有環が芳香環である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項3】
前記モノマーaは、前記二重結合含有環を有する(メタ)アクリルモノマーを含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項4】
前記モノマーaは、フェノキシベンジルアクリレートを含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項5】
前記モノマー成分M及び前記無機粒子の合計100重量部に対する前記モノマーaの含有量が45重量部以上である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項6】
前記重合物Bの前記重量平均分子量が4000~16000である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項7】
前記重合物Bは、二重結合含有環を有するモノマーbに由来する構成単位を含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項8】
前記重合物B中の前記モノマーbに由来する前記構成単位の含有率が70重量%以上である、請求項7に記載の粘着剤組成物。
【請求項9】
前記モノマー成分M及び前記無機粒子の合計100重量部に対する前記重合物Bの含有量が1~30重量部である、請求項1に記載の粘着剤組成物。
【請求項10】
前記無機粒子が酸化ジルコニウムを含む、請求項1に記載の粘着剤組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粘着剤組成物、粘着シート、光学積層体及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置(例えば、有機EL表示装置、無機EL表示装置)に代表される画像表示装置が急速に普及している。画像表示装置は、一般に、偏光フィルムや位相差フィルム等の光学基材を含む光学積層体を備える。複数の光学基材を含む光学積層体において近接する光学基材の間には、通常、両者を接合する接合層が配置される。接合層の一例は、粘着剤組成物から形成された粘着シートである。
【0003】
特許文献1は、粘着シートの一例を開示している。特許文献1では、熱硬化型の粘着剤組成物から粘着シートが作製されている。熱硬化型の粘着剤組成物以外には、光を利用して粘着シートを作製できる光硬化型の粘着剤組成物も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-14376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
画像表示装置における表面輝度の向上には、高い屈折率を有する粘着シートの使用が有利である。しかし、本発明者らの検討によると、高い屈折率を有する粘着シートは、接着力について改善の余地がある。
【0006】
本発明の課題は、高い屈折率を有し、かつ、接着力が改善された粘着シートを作製することに適した光硬化型の粘着剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]本発明の実施形態による光硬化型の粘着剤組成物は、
二重結合含有環を有するモノマーaを含むモノマー成分Mと、
無機粒子と、
重量平均分子量が1500~30000である重合物Bと、を含む。
[2]上記[1]に記載の粘着剤組成物において、上記二重結合含有環が芳香環であってもよい。
[3]上記[1]又は[2]に記載の粘着剤組成物において、上記モノマーaは、上記二重結合含有環を有する(メタ)アクリルモノマーを含んでもよい。
[4]上記[1]から[3]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記モノマーaは、フェノキシベンジルアクリレートを含んでもよい。
[5]上記[1]から[4]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記モノマー成分M及び上記無機粒子の合計100重量部に対する上記モノマーaの含有量が45重量部以上であってもよい。
[6]上記[1]から[5]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記重合物Bの上記重量平均分子量が4000~16000であってもよい。
[7]上記[1]から[6]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記重合物Bは、二重結合含有環を有するモノマーbに由来する構成単位を含んでもよい。
[8]上記[7]に記載の粘着剤組成物において、上記重合物B中の上記モノマーbに由来する上記構成単位の含有率が70重量%以上であってもよい。
[9]上記[1]から[8]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記モノマー成分M及び上記無機粒子の合計100重量部に対する上記重合物Bの含有量が1~30重量部であってもよい。
[10]上記[1]から[9]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記無機粒子が酸化ジルコニウムを含んでもよい。
[11]上記[1]から[10]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記モノマー成分M及び上記無機粒子の合計100重量部に対する上記無機粒子の含有量が45重量部以上であってもよい。
[12]上記[1]から[11]までのいずれかに記載の粘着剤組成物において、上記無機粒子は、表面処理剤によって表面処理されていてもよい。
[13]上記[12]に記載の粘着剤組成物において、上記表面処理剤は、シランカップリング剤を含んでいてもよい。
[14]本発明の実施形態による粘着シートは、上記[1]から[13]までのいずれかに記載の粘着剤組成物から形成されたものである。
[15]上記[14]に記載の粘着シートにおいて、上記重合物Bによる上記粘着シートの屈折率の変化Δnが0.15以下であってもよい。
[16]上記[14]又は[15]に記載の粘着シートにおいて、上記粘着シートに含まれる上記重合物B中の酸性基の含有率が0.001重量%以下であってもよい。
[17]本発明の実施形態による光学積層体は、上記[14]から[16]までのいずれかに記載の粘着シートと、光学フィルムとを備える。
[18]本発明の実施形態による画像表示装置は、上記[17]に記載の光学積層体を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によれば、高い屈折率を有し、かつ、接着力が改善された粘着シートを作製することに適した光硬化型の粘着剤組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の1つの実施形態による粘着シートの概略断面図である。
本発明の粘着剤組成物から粘着シートを形成する方法の一例を説明するための模式図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による光学積層体の概略断面図である。
本発明の1つの実施形態による画像表示装置の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[用語について]
本明細書において、「重量」との表現がある場合は、重さを示すSI系単位として慣用されている「質量」と読み替えてもよい。逆も同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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