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公開番号
2025150080
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024050775
出願日
2024-03-27
発明の名称
メルトブロー不織布、不織布積層体、およびメルトブロー不織布の製造方法
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
D04H
3/007 20120101AFI20251002BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約
【課題】
ポリエチレン系樹脂からなる繊維で構成されたメルトブロー不織布であって、不織布としての機械的強度に優れながら、熱収縮が抑えられた優れた加工性を有する不織布を提供する。
【解決手段】
ポリエチレン系樹脂を主成分としてなるメルトブロー不織布であって、前記メルトブロー不織布を形成している樹脂組成物のMFRが50g/10min以上1000g/10min以下であり、かつ前記樹脂組成物の密度が0.945g/cm
3
以上0.960g/cm
3
以下である、メルトブロー不織布。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエチレン系樹脂を主成分としてなるメルトブロー不織布であって、前記メルトブロー不織布を形成している樹脂組成物のMFRが50g/10min以上1000g/10min以下であり、かつ前記樹脂組成物の密度が0.945g/cm
3
以上0.960g/cm
3
以下である、メルトブロー不織布。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記メルトブロー不織布の平均繊維径が0.1μm以上10.0μm以下である、請求項1に記載のメルトブロー不織布。
【請求項3】
前記メルトブロー不織布の嵩密度が0.05g/cm
3
以上0.30g/cm
3
以下である、請求項1または2に記載のメルトブロー不織布。
【請求項4】
前記樹脂組成物のMFRが70g/10min以上1000g/10min以下である請求項1または2に記載のメルトブロー不織布。
【請求項5】
前記樹脂組成物の密度が0.950g/cm
3
以上0.960g/cm
3
以下である、請求項1または2に記載のメルトブロー不織布。
【請求項6】
複数の不織布層を有する不織布積層体であって、前記複数の不織布層の少なくとも1層が請求項1または2に記載のメルトブロー不織布からなる、不織布積層体。
【請求項7】
前記不織布積層体の片面または両面の表面の不織布層がスパンボンド不織布層である、請求項6に記載の不織布積層体。
【請求項8】
請求項1または2に記載のメルトブロー不織布を製造する方法であって、下記の工程(a)、(b)をこの順に含む、メルトブロー不織布の製造方法。
工程(a):幅方向に並ぶ複数の紡糸孔を備えた口金から、MFRが50g/10min以上1000g/10min以下、かつ密度が0.945g/cm
3
以上0.960g/cm
3
以下である、ポリエチレン系樹脂を溶融紡出して、繊維を紡出する工程。
工程(b):紡出された繊維を熱風により細化させ、移動するネットコンベアー上に捕集して繊維ウェブを形成する工程。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、メルトブロー不織布および不織布積層体に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリエチレン繊維からなるポリエチレン不織布は、柔軟でかつ触感が良好であることに加え、ポリエチレンの優れた滅菌耐性や、溶液中において溶出物が少ないといった利点があることがしられている。特にポリエチレン樹脂からなるメルトブロー不織布は、このような特徴を活かし、近年、衛生資材、医療用資材、産業用フィルター用途、生活資材、建築資材、農業資材等、幅広い用途への展開が期待されている。しかしながら、一般的にポリエチレン繊維は強度が低いことが知られ、メルトブロー不織布においてもシート強度の向上が課題であった。また、従来のポリエチレンメルトブロー不織布は、熱収縮率が高く、滅菌処理時や、他素材への貼り合わせ加工時に収縮してしまうことが課題となっていた。
【0003】
特許文献1では、加工性を安定させるために、ポリエチレンとその少量部分に少なくとも1種のポリエチレン加工安定化成分とを含む組成物で形成されたメルトブロー繊維を含む不織布が提案されている。
【0004】
特許文献2ではポリエチレンとポリエチレンワックスとを含む樹脂組成物を用いることで、メルトブローン法により成型され、繊維径が細く、均一性に優れるポリエチレン不織布が提案されている。
【0005】
特許文献3では生産性および品位に優れた不織布とするために、ポリエチレン樹脂に対して、加熱減成ポリエチレンワックス1.0質量%~5.0質量%を混合する工程と、280℃以上の温度で溶融紡糸する工程とを含む、ポリエチレン不織布の製造方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2000-502411号公報
国際公開第2000/022219号
国際公開第2023/210758号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示されるような不織布ではポリエチレン加工安定化成分としてポリオレフィン以外の成分が含まれているため、紡糸性が悪いだけでなく、繊維間の接着も弱いものとなり機械的強度の面で十分とは言えない。
【0008】
特許文献2に開示されるような不織布では、ポリエチレンワックスが多量に含まれるため、機械的強度が低く、実用に供しうることができないため、十分とはいえない。
【0009】
特許文献3では、ポリエチレンワックスの添加量は低くなっているものの、繊維径が太いため、機械的強度が十分とはいえないものであった。
【0010】
また、特許文献1、2、3共にメルトブロー不織布の熱収縮改善に向けた検討はされておらず、熱収縮率の改善が必要なものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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