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公開番号
2025154666
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057786
出願日
2024-03-29
発明の名称
評価用臓器モデル装置、評価用臓器モデルシステム、及び、評価用臓器モデルシステムの制御方法
出願人
東レ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09B
23/30 20060101AFI20251002BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】評価用臓器モデル装置と医療機器の挿入部との接触領域を評価するための情報を得ること。
【解決手段】評価用臓器モデル装置は、生体の臓器の少なくとも一部を模した形状を有する臓器モデル本体であって、臓器モデル本体の内部に医療機器の挿入部を挿入可能になっている臓器モデル本体と、臓器モデル本体に配置され、臓器モデル本体の温度を測定する評価用温度センサ部と、を備える。評価用臓器モデル装置は、評価用温度センサ部の測定の結果に基づいて、医療機器の挿入部と臓器モデル本体の内部の表面とが接触した接触領域を評価するための評価用温度情報を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
生体の臓器の少なくとも一部を模した形状を有し、かつ、内部に医療機器の挿入部を挿入可能である臓器モデル本体と、
前記臓器モデル本体に配置され、前記臓器モデル本体の温度を測定する評価用温度センサ部と、を備え、
前記評価用温度センサ部の測定の結果に基づいて、前記医療機器の挿入部と前記臓器モデル本体の内部の表面とが接触した接触領域を評価するための評価用温度情報を出力する、評価用臓器モデル装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記医療機器は、バルーンカテーテル治療に適用されるバルーンカテーテルシステムであり、前記医療機器の挿入部は、アブレーション治療するためのバルーンカテーテルのバルーンを含む、請求項1記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項3】
前記接触領域は、前記臓器モデル本体の内部の内面と前記バルーンの表面とが接触した領域である、請求項2記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項4】
前記評価用温度センサ部は、加熱又は冷却された前記バルーンが前記臓器モデル本体の内部に接触することによる、前記臓器モデル本体の内部の温度の変化を測定する、請求項2~3のいずれか一項記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項5】
前記評価用温度センサ部が配置されている領域は、前記臓器モデル本体の内部に対して前記医療機器の挿入部が接触すべき対象領域を含む、請求項1~4のいずれか一項記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項6】
前記評価用温度情報は、前記評価用温度センサ部がそれぞれ測定した前記臓器モデル本体の内部の内面の位置の位置情報を含む、請求項1~5のいずれか一項記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項7】
前記臓器モデル本体は、生体の臓器として心臓の構成を模した形状を有する、請求項1~6のいずれか一項記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項8】
前記評価用臓器モデル装置は、使用者の医療用手技の訓練又はシミュレーションに用いられる装置である、請求項1~7のいずれか一項記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項9】
前記臓器モデル本体の内部の内面は、予め規定された温度範囲に設定され、
前記臓器モデル本体の内部に前記バルーンが挿入され、前記バルーンの温度が前記臓器モデル本体の内部の内面とは異なる温度に加熱又は冷却された状態で、前記臓器モデル本体の内部の内面と前記バルーンの表面とが接触する、請求項4記載の評価用臓器モデル装置。
【請求項10】
前記臓器モデル本体の内部の内面の前記温度範囲は、前記生体の体温の範囲に設定される、
請求項9記載の評価用臓器モデル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、評価用臓器モデル装置、評価用臓器モデルシステム、及び、評価用臓器モデルシステムの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、医療技術が高度化及び複雑化している。それに伴って、例えば、外科医に要求される技術も高度化及び多様化している。そのため、手術シミュレーターが用いられることがある。これにより、若手執刀医は訓練を行うことができる。また、熟練の執刀医も手術前のリハーサルを行うことができる。
【0003】
このような医療技術のうち、例えば、カテーテルアブレーション治療は、体内に挿入されたカテーテルを用いて、体内の標的部位をアブレーションする治療法である。一例として、標的部位をアブレーションにより破壊することで、心房細動による不整脈、子宮内膜症、癌等の疾患の治療が行われている。カテーテルアブレーション治療に用いられるカテーテルとして、遠位端にバルーンを有するバルーンカテーテルが知られている。
【0004】
そして、バルーンカテーテルを体内に挿入する際、バルーンは収縮してバルーンカテーテルの長手方向に伸張している。バルーンカテーテルが体内に挿入されると、当該バルーンカテーテルに液体が供給される。バルーンは液体を供給されることによって膨張する。バルーンの表面温度は、バルーン内の液体の温度を調節することによって、制御される。所定の表面温度に調節されたバルーンを、周状の標的部位、例えば静脈の心房への接続部位に接触させることで、周状に標的部位を一度にアブレーションすることができる。
【0005】
バルーンカテーテルを用いたアブレーション治療では、標的部位の温度、バルーンの表面温度、バルーンの標的部位への接触及びアブレーション時間等を管理することが重要となる。
【0006】
ここで、既述のような使用者の医療用手技の訓練又はシミュレーションに用いられる従来技術として、例えば、使用者が、手術シミュレーターの実体モデルの温度状態を把握することの可能な臓器モデル及び温度インジケータパッチが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6801878号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述の従来技術では、使用者が、手術シミュレーターの実体モデルの温度状態を把握するために、臓器モデルに着けられた温度インジケータの不可逆性のサーモクロミック顔料が彩度上昇領域の下限温度に達したときに発色するものである。
【0009】
したがって、上述の従来技術では、医療機器の挿入部が臓器モデルに挿入されて接触したとしても、当該不可逆性のサーモクロミック顔料が彩度上昇領域の下限温度に達しない場合には、発色しない。また、医療機器の挿入部が臓器モデルから離れても、当該サーモクロミック顔料の不可逆性の特性により、発色した状態を維持するものとなる。
【0010】
すなわち、上記従来技術では、臓器モデルと当該医療機器の挿入部との接触領域を評価するための情報を適切に得ることができない問題がある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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