TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025159061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2025132353,2022181378
出願日
2025-08-07,2022-11-11
発明の名称
診断装置、診断システム、診断方法、プログラム
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
B61D
37/00 20060101AFI20251009BHJP(鉄道)
要約
【課題】ドアの全閉状態を検知するスイッチやスイッチの可動接点を押圧するための部材の位置に関する異常の診断をより適切に行うことが可能な技術を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るドア制御装置100は、鉄道車両1のドア80の全閉状態を検知するDCS60の出力が、ドア80の閉動作時にオフからオンに切り換わったときのドア80の位置P1、或いは、ドア80の開動作時にオンからオフに切り換わったときのドア80の位置P4と、ドア80の全閉位置P2とに基づき、DCS60、及びDCS60の可動接点62を押圧するためのDCS当接部213の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道車両のドアの全閉状態を検知するスイッチの出力が、前記ドアの閉動作時にオフからオンに切り換わったとき、又は前記ドアの開動作時にオンからオフに切り換わったときの前記ドアの第1の位置と、前記ドアの全閉状態に相当する第2の位置とに基づき、前記スイッチ、及び前記スイッチの可動接点を押圧するための押圧部材の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う、
診断装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記ドアの閉動作の期間又は開動作の期間での前記ドアの位置、及び前記スイッチの出力の時系列のデータを取得し、
前記スイッチの出力の時系列のデータに基づき、前記ドアの閉動作時に前記スイッチの出力がオフからオンに、又は、前記ドアの開動作時に前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わる第1のタイミングを取得し、
前記第1のタイミングと、前記ドアの位置の時系列のデータとに基づき、前記ドアの前記第1の位置を取得し、
前記ドアの位置の時系列のデータに基づき、前記ドアの前記第2の位置を取得し、
前記第1の位置と前記第2の位置とに基づき、前記異常の診断を行う、
請求項1に記載の診断装置。
【請求項3】
前記第1のタイミングと、前記ドアの閉動作時に前記スイッチが物理的にオフからオンに切り換わってから前記スイッチの出力がオフからオンに切り換わるまでの間、又は、前記ドアの開動作時に前記スイッチが物理的にオンからオフに切り換わってから前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わるまでの間に想定される時間差と、前記ドアの位置の時系列のデータとに基づき、前記ドアの閉動作時に前記スイッチが物理的にオフからオンに切り換わったとき、又は前記ドアの開動作時に前記スイッチが物理的にオンからオフに切り換わったときの前記ドアの前記第1の位置を取得する、
請求項2に記載の診断装置。
【請求項4】
前記第1の位置及び前記第2の位置に基づき、前記ドアの全閉状態における前記スイッチ及び前記押圧部材の間の前記鉄道車両の前後方向又は前記ドアの開閉方向での位置関係を表す寸法を取得し、
前記寸法が上限値及び下限値により規定される所定範囲内にあるか否かによって、前記異常の有無を診断する、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の診断装置。
【請求項5】
鉄道車両のドアの閉動作時に、前記ドアの全閉状態を検知するスイッチの出力がオフからオンに切り換わってから前記ドアが全閉状態に到達するまでの、又は前記ドアの開動作時に、前記ドアの全閉状態から前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わるまでの前記ドアの第1の移動距離と、前記ドアの閉動作時に前記スイッチが物理的にオフからオンに切り換わってから前記スイッチの出力がオフからオンに切り換わるまでの間、又は前記ドアの開動作時に前記スイッチが物理的にオンからオフに切り換わってから前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わるまでの間に想定される、前記ドアの第2の移動距離と、に基づき、前記スイッチ、及び前記スイッチの可動接点を押圧するための押圧部材の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う、
診断装置。
【請求項6】
前記第1の移動距離は、前記ドアの閉動作の期間又は開動作の期間での前記ドアの位置、及び前記スイッチの出力の時系列のデータに基づき、取得される、
請求項5に記載の診断装置。
【請求項7】
前記ドアの閉動作の期間又は開動作の期間での前記ドアの位置、及び前記スイッチの出力の時系列のデータを取得し、
前記スイッチの出力の時系列のデータに基づき、前記閉動作時に前記スイッチの出力がオフからオンに、又は、前記開動作時に前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わる第2のタイミングを取得し、
前記第2のタイミングと、前記ドアの位置の時系列のデータとに基づき、前記第2のタイミングでの前記ドアの第3の位置を取得し、
前記ドアの位置の時系列のデータに基づき、前記ドアの全閉状態に相当する第4の位置を取得し、
前記第3の位置及び前記第4の位置に基づき、前記第1の移動距離を取得する、
請求項6に記載の診断装置。
【請求項8】
前記第2の移動距離は、前記閉動作時に前記スイッチが物理的にオフからオンに切り換わってから前記スイッチの出力がオフからオンに切り換わるまでの間、又は前記開動作時に前記スイッチが物理的にオンからオフに切り換わってから前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わるまでの間に想定される時間差と、その間の前記ドアの速度とに基づき取得される、
請求項5乃至7の何れか一項に記載の診断装置。
【請求項9】
前記第1の移動距離及び前記第2の移動距離に基づき、前記ドアの全閉状態における前記スイッチ及び前記押圧部材の間の前記鉄道車両の前後方向又は前記ドアの開閉方向での位置関係を表す寸法を取得し、
前記寸法が上限値及び下限値により規定される所定範囲内にあるか否かによって、前記異常の有無を診断する、
請求項7に記載の診断装置。
【請求項10】
鉄道車両のドアの閉動作の期間又は開動作の期間での前記ドアの位置、及び前記ドアの全閉状態を検知するスイッチの出力の時系列のデータに基づき、前記スイッチ、及び前記スイッチの可動接点を押圧するための押圧部材の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う診断装置であって、
前記ドアの閉動作時に前記スイッチの出力がオフからオンに切り換わったタイミングが複数回ある場合、その複数回のうちの最も遅いタイミングを基準として、又は、前記ドアの開動作時に前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わったタイミングが複数回ある場合、その複数回のうちの最も早いタイミングを基準として、前記異常の有無を診断する、
診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、診断装置等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、ドアの全閉状態を検知するスイッチのオンタイミングやオフタイミングのデータを用いて、スイッチの位置に関する異常(取付位置のずれ)の診断(検出)を行う方法が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
また、特許文献1の方法を援用することで、スイッチの可動接点を押圧するためにドア側に設けられる部材の位置に関する異常の診断を行うことも可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-82993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、スイッチの物理的なオン/オフのタイミングと、スイッチの出力(信号)のオン/オフのタイミングとの間には、時間差が生じる可能性がある。例えば、スイッチの信号を受け取る回路には、チャタリング防止用のローパスフィルタが内蔵される場合があり、ローパスフィルタによる遅延によって、上記の時間差が生じる可能性がある。そのため、上記の時間差の大きさによっては、スイッチや押圧部材の位置に関する異常の診断の精度が悪化する可能性がある。
【0006】
そこで、上記課題に鑑み、ドアの全閉状態を検知するスイッチやスイッチの可動接点を押圧するための部材の位置に関する異常の診断をより適切に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
鉄道車両のドアの全閉状態を検知するスイッチの出力が、前記ドアの閉動作時にオフからオンに切り換わったとき、又は前記ドアの開動作時にオンからオフに切り換わったときの前記ドアの第1の位置と、前記ドアの全閉状態に相当する第2の位置とに基づき、前記スイッチ、及び前記スイッチの可動接点を押圧するための押圧部材の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う、
診断装置が提供される。
【0008】
また、本開示の他の実施形態では、
鉄道車両のドアの閉動作時に、前記ドアの全閉状態を検知するスイッチの出力がオフからオンに切り換わってから前記ドアが全閉状態に到達するまでの、又は前記ドアの開動作時に、前記ドアの全閉状態から前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わるまでの前記ドアの第1の移動距離と、前記ドアの閉動作時に前記スイッチが物理的にオフからオンに切り換わってから前記スイッチの出力がオフからオンに切り換わるまでの間、又は前記ドアの開動作時に前記スイッチが物理的にオンからオフに切り換わってから前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わるまでの間に想定される、前記ドアの第2の移動距離と、に基づき、前記スイッチ、及び前記スイッチの可動接点を押圧するための押圧部材の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う、
診断装置が提供される。
【0009】
また、本開示の更に他の実施形態では、
鉄道車両のドアの閉動作の期間又は開動作の期間での前記ドアの位置、及び前記ドアの全閉状態を検知するスイッチの出力の時系列のデータに基づき、前記スイッチ、及び前記スイッチの可動接点を押圧するための押圧部材の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う診断装置であって、
前記ドアの閉動作時に前記スイッチの出力がオフからオンに切り換わったタイミングが複数回ある場合、その複数回のうちの最も遅いタイミングを基準として、又は、前記ドアの開動作時に前記スイッチの出力がオンからオフに切り換わったタイミングが複数回ある場合、その複数回のうちの最も早いタイミングを基準として、前記異常の有無を診断する、
診断装置が提供される。
【0010】
また、本開示の更に他の実施形態では、
鉄道車両のドアに閉動作又は開動作を行わせ、
前記ドアの全閉状態を検知するスイッチの出力が、前記ドアの閉動作時にオフからオンに切り換わったとき、又は前記ドアの開動作時にオンからオフに切り換わったときの前記ドアの第1の位置と、前記ドアの全閉状態に相当する第2の位置とに基づき、前記スイッチ、及び前記スイッチの可動接点を押圧するための押圧部材の少なくとも一方の位置に関する異常の診断を行う、
診断システムが提供される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
富士電機株式会社
冷却装置
25日前
富士電機株式会社
搬送機構
22日前
富士電機株式会社
溶接装置
22日前
富士電機株式会社
電磁接触器
18日前
富士電機株式会社
回路遮断器
19日前
富士電機株式会社
半導体装置
4日前
富士電機株式会社
半導体装置
18日前
富士電機株式会社
電磁接触器
18日前
富士電機株式会社
半導体装置
22日前
富士電機株式会社
電磁接触器
18日前
富士電機株式会社
エンコーダ
19日前
富士電機株式会社
電磁接触器
18日前
富士電機株式会社
電磁接触器
18日前
富士電機株式会社
商品収納装置
14日前
富士電機株式会社
ショーケース
14日前
富士電機株式会社
学習システム
今日
富士電機株式会社
自動販売装置
5日前
富士電機株式会社
チャンネルベース
18日前
富士電機株式会社
チャンネルベース
18日前
富士電機株式会社
電力変換システム
18日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
7日前
富士電機株式会社
電力変換システム
22日前
富士電機株式会社
エレベータ制御装置
20日前
富士電機株式会社
エレベータ制御装置
20日前
富士電機株式会社
集積回路、電源回路
4日前
富士電機株式会社
冷却器及び半導体装置
18日前
富士電機株式会社
店舗情報設定システム
今日
富士電機株式会社
自動販売機の保護装置
25日前
富士電機株式会社
半導体装置の製造方法
6日前
富士電機株式会社
測定装置および冷却システム
20日前
富士電機株式会社
半導体装置及びその製造方法
18日前
富士電機株式会社
窒化物半導体装置の製造方法
18日前
富士電機株式会社
店舗内位置情報取得システム
19日前
富士電機株式会社
制御回路および電力供給回路
5日前
富士電機株式会社
冷却器及び半導体モジュール
18日前
富士電機株式会社
炭化珪素半導体装置の製造方法
18日前
続きを見る
他の特許を見る