特許ウォッチ

公開番号2025160050
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2024063024
出願日2024-04-09
発明の名称搬送装置
出願人伊東電機株式会社
代理人個人
主分類B65G 43/08 20060101AFI20251015BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送物に付された情報をより確実に読み取ることができる搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送物を搬送する搬送手段2と、光学的に情報を読み取るセンサー20、21と、一又は複数の鏡A、Bを有し、搬送手段2によって、いずれかの面に情報が付された搬送物が搬送され、センサーのいずれかは、搬送物に付された情報を直接的に読み取ることが可能であり、且つ、鏡A、Bに映った前記情報を間接的に読みとることも可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
搬送物を搬送する搬送手段と、光学的に情報を読み取るセンサーと、一又は複数の鏡を有し、
前記搬送手段によって、いずれかの面に情報が付された搬送物が搬送され、
前記センサーのいずれかは、前記搬送物に付された情報を直接的に読み取ることが可能であり、且つ、鏡に映った前記情報を間接的に読みとることも可能であることを特徴とする搬送装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
搬送物を搬送する搬送手段と、光学的に情報を読み取るセンサーと、一又は複数の鏡を有し、
前記搬送手段によって、いずれかの面に情報が付された搬送物が搬送され、鏡に映った前記情報を前記センサーで間接的に読みとることが可能であることを特徴とする搬送装置。
【請求項３】
鏡は、その法線が、搬送手段の搬送方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
【請求項４】
鏡は、搬送物の複数の面を映すことが可能であることを特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
【請求項５】
特定のセンサーと特定の鏡が対となっており、特定の鏡に映った前記情報を特定のセンサーで読み取ることが可能であることを特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
【請求項６】
複数の鏡に映った情報を一つのセンサーで読みとることが可能であることを特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
【請求項７】
搬送物が搬送手段によって歪みのない姿勢で搬送されたと仮定し、搬送物の搬送方向に向く面を正面、その反対側の面を背面と定義し、搬送物の搬送方向に対して右側の側面を右側面、搬送方向に対して左側の側面を左側面と定義したとき、
一つ又は複数の鏡Ａによって、搬送物の背面に付された情報と、右側面又は左側面のいずれか一方の側面に付された情報を映すことが可能であって、特定のセンサーａは、前記鏡Ａに映った搬送物の背面に付された情報と、前記一方の側面に付された情報を間接的に読み取ることが可能であり、且つ前記特定のセンサーａは、搬送物の正面に付された情報と、他方の側面に付された情報を直接的に読み取ることが可能であること特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
【請求項８】
搬送物が搬送手段によって歪みのない姿勢で搬送されたと仮定し、搬送物の搬送方向に向く面を正面、その反対側の面を背面と定義し、搬送物の搬送方向に対して右側の側面を右側面、搬送方向に対して左側の側面を左側面と定義したとき、
一つ又は複数の鏡Ｂによって、搬送物の正面に付された情報と、右側面又は左側面のいずれか一方の側面に付された情報を映すことが可能であって、特定のセンサーｂは、前記鏡Ｂに映った搬送物の正面に付された情報と、前記一方の側面に付された情報を間接的に読み取ることが可能であり、且つ前記特定のセンサーｂは、搬送物の背面に付された情報と、他方の側面に付された情報を直接的に読み取ることが可能であること特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
【請求項９】
搬送装置の天面に付された情報を読みとる天面センサーを有することを特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
【請求項１０】
前記搬送手段は搬送面に隙間があり、搬送面の下に搬送物の底面に付された情報を読みとる底面センサーが設けられていることを特徴とする請求項１に記載の搬送装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、搬送装置に関するものであり、特に、搬送物に付された情報を読み取る機能を備えた搬送装置に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
配送場や集荷場、倉庫等には、コンベヤ装置が設置される場合が多い。例えば配送場では、搬送物を配送先ごとに仕分ける必要がある。そのためか配送場に設置されるコンベヤ装置は、複数の配送目的場所を有している場合が多い。例えば配送場に設置されたコンベヤ装置では、特定の配送目的場所に搬送物を搬送する必要がある。
そのため搬送物には、例えば搬送物や行き先を特定する情報が付されている。またコンベヤ装置には、特定の場所に情報読み取りエリアがある。そして当該情報読み取りエリアに情報を読み取るセンサーが設けられ、当該センサーで搬送物に付された情報を読み取り、所定の場所に搬送物を搬送する。
搬送物に付された情報は、例えばバーコードや二次元コード等である。また情報は、文字や図形であることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１１２１９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
配送場等で取り扱われる搬送物の種類は多岐にわたる。即ち、配送場等で取り扱われる搬送物は、大きさや形状がまちまちである。またバーコード等が付された位置もまちまちである。そのためコンベヤ装置に搬送物を載せる際に、バーコードがセンサーに対向する様に搬送物の向きをそろえる必要がある。仮にバーコードの位置がセンサーに対向する面に向いていなければ、センサーでバーコードを読み取ることができない。
また搬送物は移動中に姿勢が変わることがある。そのためコンベヤ装置に搬送物を載せる際にバーコードがセンサーに対向する様に搬送物を置いても、搬送中に搬送物の姿勢が変ってしまい、読み取りミスが発生する場合がある。
本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、搬送物に付された情報をより確実に読み取ることができる搬送装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記した課題を解決するための態様は、搬送物を搬送する搬送手段と、光学的に情報を読み取るセンサーと、一又は複数の鏡を有し、前記搬送手段によって、いずれかの面に情報が付された搬送物が搬送され、前記センサーのいずれかは、前記搬送物に付された情報を直接的に読み取ることが可能であり、且つ、鏡に映った前記情報を間接的に読みとることも可能であることを特徴とする搬送装置である。
【０００６】
「情報」は例えばバーコードや二次元コードである。また文字や図形も情報になり得る。センサーは、例えばバーコードリーダーや二次元コードリーダである。カメラをセンサーとして活用し、文字や記号を読み取ってもよい。
本態様の搬送装置は、搬送物に付された情報をセンサーで直接的に読み取ることが可能である。また本態様の搬送装置では、情報を鏡に映し、その映像をセンサーで読み取ることによって、情報を間接的に読み取ることもできる。
そのため、本態様の搬送装置では、センサーで情報を読み取ることができる範囲が広く、読み取りミスが少ない。また本態様によると、センサーの数が少なくて足りる。
【０００７】
同様の課題を解決するためのもう一つの態様は、搬送物を搬送する搬送手段と、光学的に情報を読み取るセンサーと、一又は複数の鏡を有し、前記搬送手段によって、いずれかの面に情報が付された搬送物が搬送され、鏡に映った前記情報を前記センサーで間接的に読みとることが可能であることを特徴とする搬送装置である。
【０００８】
本態様の搬送装置では、センサーで情報を読み取ることができる範囲が広く、読み取りミスが少ない。また本態様によると、センサーの数が少なくて足りる。
【０００９】
上記した各態様において、鏡は、その法線が、搬送手段の搬送方向に対して傾斜していることが望ましい。
【００１０】
本態様によると、搬送物の複数の面を映すことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許