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公開番号
2025069463
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-30
出願番号
2025023001,2021204899
出願日
2025-02-17,2021-12-17
発明の名称
フェルール、光コネクタおよび光コネクタの製造方法
出願人
株式会社白山
代理人
弁理士法人クレイア特許事務所
主分類
G02B
6/40 20060101AFI20250422BHJP(光学)
要約
【課題】小型のフェルールであって、かつ、製造工程を簡略化できるフェルール、および光コネクタ、光コネクタの製造方法を提供することである。
【解決手段】フェルール100は、複数の光ファイバ101aをそれぞれ突出させるための複数のファイバ孔20が前端面100aに設けられ、複数の光ファイバ孔20の後端に連通し互いに平行な複数のファイバ誘導孔25が設けられ、複数の光ファイバ101aの光ファイバテープ101を挿入する光ファイバテープ挿入孔35が一端面の逆側の後端面100bに設けられたフェルール100であって、フェルール100は、鍔部30を有し、かつ複数のファイバ孔20、ファイバ誘導孔25および光ファイバテープ挿入孔35を連通する内部空間を備えるとともに、内部空間に接着剤GLを充填するための接着剤充填窓55を鍔部35の一面にのみ備えたものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の光ファイバをそれぞれ突出させるための複数のファイバ孔が一端面に設けられ、複数の前記光ファイバ孔の後端に連通し互いに平行な複数のファイバ誘導孔が設けられ、複数の前記光ファイバの光ファイバテープを挿入する光ファイバテープ挿入孔が前記一端面の逆側の他端面に設けられたフェルールであって、
前記光ファイバテープ挿入孔は、ブーツを有する前記複数の光ファイバをまとめた光ファイバテープの挿入が不可能に設けられ、かつ、前記ブーツを有さない前記複数の光ファイバをまとめた光ファイバテープが挿入可能に設けられ、かつ複数の前記ファイバ孔、前記ファイバ誘導孔および前記光ファイバテープ挿入孔を連通する内部空間を備えるとともに、前記内部空間に接着剤を充填するための接着剤充填窓を備えた、フェルール。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記ファイバ誘導孔の一部である、U字状またはV字状の複数のファイバ誘導溝が、前記接着剤充填窓から視認可能に設けられ、
前記ファイバ誘導孔が、前記一端面近傍から鍔部にまで延在され、前記光ファイバを保持可能な所定の長さを有しており、前記ファイバ孔へ前記複数の光ファイバを円滑に挿入可能な、請求項1記載のフェルール。
【請求項3】
前記ファイバ誘導孔は、前記接着剤充填窓から接着剤を充填した後に前記光ファイバを挿入した場合に、前記一端面に吐出される接着剤を備えるか、または
前記一端面を研磨する工程において光ファイバにクラックが発生することの無い量の接着剤が前記一端面に吐出されるのに必要な接着剤を蓄えることのできる長さを備え、
前記光ファイバ孔の長さと前記ファイバ誘導孔の長さを合計した長さは、前記一端面から前記鍔部の前記一端面側の端部までの長さよりも長い、請求項1記載のフェルール。
【請求項4】
前記フェルールは、PPS樹脂からなり、
前記フェルールの前記一端面から前記他端面までの長さが4mmであり、
前記フェルールの前記内部空間における、前記ファイバ誘導孔の長さが1.7mm以上2.5mm以下であり、
前記光ファイバ孔は、直径125マイクロメートルからなる、請求項1または2に記載のフェルール。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載のフェルールに複数の前記光ファイバを装填した、光コネクタ。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか1項に記載のフェルールを使用した光コネクタの製造方法であって、
前記フェルールの前記接着剤充填窓から前記内部空間へ前記接着剤を充填する接着剤充填工程と、
前記フェルールの前記光ファイバテープ挿入孔からブーツを有さない前記複数の光ファイバをまとめた光ファイバテープを挿入する光ファイバテープ挿入工程と、
前記光ファイバを固定するための接着剤硬化工程と、
前記フェルールの一端面から突出した複数の前記光ファイバを研磨する研磨工程と、を含む、光コネクタの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光信号を伝達する光ケーブルの光ファイバ同士を光学的に接続するフェルールと、光ファイバを保持した光コネクタ、および光コネクタの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバを用いた光ケーブルは、多量の情報の高速通信が可能であることから、家庭用、産業用の情報通信に広く利用されている。
例えば、特許文献1(特開2004-020962号公報)には、光コネクタのフェルールに光ファイバテープを固定する際に、接着用の樹脂を、気泡を生成せず満遍なくフェルールの光ファイバテープ挿入孔に流し込むことのできる光コネクタが開示されている。
【0003】
特許文献1に記載の光コネクタは、複数の光ファイバを被覆してなる光ファイバテープを保護するための筒状のブーツと、ブーツを取り付けるブーツ挿着孔と、ブーツ挿着孔に連通して設けられた光ファイバテープ挿入孔と、光ファイバテープ挿入孔に連通して設けられた複数の光ファイバ用の複数の光ファイバ孔と、を有するフェルールと、を備え、複数の光ファイバを光ファイバ孔に挿着し、且つ光ファイバテープを挿着したブーツをブーツ挿着孔に挿入した状態で、光ファイバテープ挿入孔の上部に設けられた窓穴から接着用の樹脂を充填して形成され、ファイバテープ挿入孔の光ファイバテープ収納部に傾斜部が設けられている。
【0004】
特許文献2(特開2007-279576号公報)には、接着剤の漏れ出しを防止しつつ十分な柔軟性を有するブーツによって光ファイバの曲げ力を緩和することができる光コネクタ及びその光コネクタを容易に製造することができる製造方法が開示されている。
【0005】
特許文献2に記載の光コネクタは、光ファイバをフェルールのファイバ挿通孔に挿通させて接着剤により固定した光コネクタであって、フェルールの後端側に液体状態で注入し固化させた状態で弾性力を有する樹脂材料部を備えていることを特徴とする。
【0006】
特許文献3(特開2001-108867号公報)には、高い精度と形状安定性を備えたMT光コネクタ用のフェルールが開示されている。
【0007】
特許文献3に記載のフェルールは、横並びの複数の光ファイバ穴の左右両側にガイドピン穴を形成したプラスチック製で嵌合ピン位置合わせ方式の多心光コネクタ用フェルールであって、左右のガイドピン穴間の中間部を上下対称に薄肉にしたことを特徴とする。
【0008】
特許文献4(特開2001-264585号公報)には、組立て作業性を向上させるようにした光コネクタ用フェルールが開示されている。
【0009】
特許文献4に記載の光コネクタ用フェルールは、ガイドピンを挿入するガイド孔を有すると共に、前端面側に形成した光接続口から内部に向けて延在する光ファイバ挿入部を有する光コネクタ用フェルールにおいて、光接続口の数に対応させて前端面側に凸部を形成し、凸部の頂部に光接続口を配置させたことを特徴とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2004-020962号公報
特開2007-279576号公報
特開2001-108867号公報
特開2001-264585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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