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公開番号
2025117748
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012630
出願日
2024-01-31
発明の名称
火災報知端末のアドレスの設定方法及び火災報知システム
出願人
ニッタン株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
G08B
26/00 20060101AFI20250805BHJP(信号)
要約
【課題】複数の火災報知端末のアドレス設定を、簡便に、かつ、設定ミスの発生を低減できるようにする。
【解決手段】複数の火災報知端末に割り当てるアドレスを含む情報が登録されたレコードを所定の順番に並べて構成した端末設定テーブルを記憶回路から読み出すステップと、火災報知端末の識別情報を含む送信信号を受信する第1受信ステップと、伝送線路において複数の火災報知端末が接続されている順番を示す接続順を判定する第1判定ステップと、複数の火災報知端末の識別情報を端末設定テーブルに登録することで、識別情報にアドレスを割り当てる割当ステップと、割り当てたアドレス及び識別情報に基づき、アドレスを設定させるための設定信号を火災報知端末に送信する送信ステップとを有する、端末のアドレス設定方法。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
火災報知システムの受信機が実行する、分岐のない伝送線路に接続されている複数の火災報知端末のアドレスを設定する方法であって、
複数の前記火災報知端末に割り当てる前記アドレスを含む情報が登録されたレコードを所定の順番に並べて構成した端末設定テーブルを記憶回路から読み出すステップと、
複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信して、前記火災報知端末の識別情報を含む送信信号を受信する第1受信ステップと、
複数の前記火災報知端末からの前記送信信号に基づき、前記伝送線路において複数の前記火災報知端末が接続されている順番を示す接続順を判定する第1判定ステップと、
判定した前記接続順と前記端末設定テーブルの前記レコードの順番とを対応させて、複数の前記火災報知端末の前記識別情報を前記端末設定テーブルに登録することで、前記識別情報に前記アドレスを割り当てる割当ステップと、
割り当てた前記アドレス及び前記識別情報が登録された複数の前記レコードの中から1レコードずつ抽出し、抽出した前記レコードに登録されている前記アドレスを抽出した前記レコードに登録されている前記識別情報に対応する前記火災報知端末に設定させるための設定信号を、抽出した前記レコードに登録されている前記識別情報に対応する前記火災報知端末に送信する送信ステップと
を有する、設定方法。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
前記第1受信ステップにおいて、前記受信機は、前記火災報知端末のそれぞれが前記伝送線路の電圧を測定した測定結果を含む前記送信信号を受信し、
前記第1判定ステップにおいて、複数の前記伝送線路の電圧の測定結果を電圧の高い順又は電圧の低い順に並べることで、複数の前記火災報知端末の前記接続順を判定する、
請求項1に記載の設定方法。
【請求項3】
前記第1受信ステップは、複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信する前に、複数の前記火災報知端末と信号を授受するための前記伝送線路の一方の端部とは異なる他方の端部を、複数の前記火災報知端末の通常監視時において前記伝送線路を流れる電流よりも大きな第1電流が前記伝送線路を流れるように第1電流生成器で終端させる第1終端ステップを含む、請求項2に記載の設定方法。
【請求項4】
前記第1受信ステップは、複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信する前に、前記伝送線路に流れる電流の最大値を制限する電流制限回路のリミット値を通常監視時のリミット値よりも大きい値に切り換える切り換えステップを更に含む、請求項3に記載の設定方法。
【請求項5】
前記第1受信ステップにおいて、前記伝送線路の一方の端部から複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信し、
前記第1受信ステップ、及び前記第1判定ステップを実行した後に、
前記伝送線路の前記一方の端部とは異なる他方の端部から複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信して、前記火災報知端末の前記識別情報を含む前記送信信号を受信する第2受信ステップと、
前記第2受信ステップによる前記送信信号に基づき、前記伝送線路において複数の前記火災報知端末が接続されている順番を示す前記接続順を判定する第2判定ステップと、
前記第1判定ステップによる前記接続順と、前記第2判定ステップによる前記接続順とを比較する比較ステップと
を更に有し、
前記割当ステップにおいて、前記第1判定ステップによる前記接続順と、前記第2判定ステップによる前記接続順とが一致したことに応じて、前記火災報知端末の前記識別情報を前記端末設定テーブルに登録して前記アドレスに割り当てる、
請求項2から4のいずれか一項に記載の設定方法。
【請求項6】
前記第2受信ステップは、複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信する前に、複数の前記火災報知端末の通常監視時において前記伝送線路を流れる電流よりも大きな第2電流が前記伝送線路を流れるように、前記伝送線路の前記一方の端部を第2電流生成器で終端させる第2終端ステップを含む、請求項5に記載の設定方法。
【請求項7】
複数の前記火災報知端末は、初期状態において、後段の前記伝送線路との電気的な接続を切断するスイッチ回路を有し、
前記第1受信ステップは、
前記伝送線路に接続されている第1火災報知端末と通信して前記送信信号を受信するステップと、
前記第1火災報知端末の前記スイッチ回路を電気的に接続させる制御信号を送信するステップと、
前記第1火災報知端末の後段の第2火災報知端末と通信して前記送信信号を受信するステップと、
前記第2火災報知端末の前記スイッチ回路を電気的に接続させる制御信号を送信するステップと、
複数の前記火災報知端末から前記送信信号を受信するまで、前記送信信号の受信と前記送信信号を送信した前記火災報知端末の前記スイッチ回路を電気的に接続させる前記制御信号の送信とを繰り返すステップと
を含み、
前記第1判定ステップにおいて、前記送信信号を受信した順に基づき、複数の前記火災報知端末の前記接続順を判定する、
請求項1に記載の設定方法。
【請求項8】
前記第1受信ステップにおいて、前記伝送線路の一方の端部から複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信し、
前記第1受信ステップ、及び前記第1判定ステップを実行した後に、
前記伝送線路の前記一方の端部とは異なる他方の端部から複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信して、前記火災報知端末の前記識別情報を含む前記送信信号を受信する第2受信ステップと、
前記第2受信ステップによる前記送信信号に基づき、前記伝送線路において複数の前記火災報知端末が接続されている順番を示す前記接続順を判定する第2判定ステップと、
前記第1判定ステップによる前記接続順と、前記第2判定ステップによる前記接続順とを比較する比較ステップと
を更に有し、
前記割当ステップにおいて、前記第1判定ステップによる前記接続順と、前記第2判定ステップによる前記接続順とが一致したことに応じて、前記火災報知端末の前記識別情報を前記端末設定テーブルに登録して前記アドレスに割り当てる、
請求項7に記載の設定方法。
【請求項9】
分岐のない伝送線路と、
前記伝送線路に接続されている複数の火災報知端末と、
前記伝送線路の一方の端部に接続されており、複数の前記火災報知端末と通信可能な受信機と
を備え、
前記受信機は、
複数の前記火災報知端末に割り当てるアドレスを含む情報が登録されたレコードを所定の順番に並べて構成した端末設定テーブルを記憶する記憶回路と、
複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信して、前記火災報知端末の識別情報を含む送信信号を受信する通信回路と、
複数の前記火災報知端末からの前記送信信号に基づき、前記伝送線路において複数の前記火災報知端末が接続されている順番を示す接続順を判定する判定部と、
前記判定部が判定した前記接続順と前記端末設定テーブルの前記レコードの順番とを対応させて、複数の前記火災報知端末の前記識別情報を前記端末設定テーブルに登録することで、前記識別情報に前記アドレスを割り当てる割当部と、
割り当てた前記アドレス及び前記識別情報が登録された複数の前記レコードの中から1レコードずつ抽出し、抽出した前記レコードに登録されている前記アドレスを抽出した前記レコードに登録されている前記識別情報に対応する前記火災報知端末に設定させるための設定信号を生成する設定信号生成部と
を有し、
前記通信回路は、前記設定信号を抽出した前記レコードに登録されている前記識別情報に対応する前記火災報知端末に送信する、
火災報知システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、火災報知端末のアドレスの設定方法及び火災報知システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、火災報知システムにおいて使用される端末に自動的にアドレスを設定する方法が知られている(例えば、特許文献1~4を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-146404号公報
特開2020-123182号公報
特開平10-334358号公報
特開平4-369796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の技術においては、端末に設定したアドレスが、既に他の端末が使用しているアドレスと同一のアドレスになってしまう場合が生じることがあった。アドレス設定においては作業者が手動で個々の装置に対してアドレス設定を実施しており、多くの手間が掛かり、設定ミスが発生しやすいという問題が生じていた。また、端末は、工場生産時にユニークコードと呼ばれる識別情報が振られている。このような端末の識別情報を用いて端末を識別することも考えられるが、識別情報は桁数が大きくなってしまうので、冗長な通信により複数の端末の全体監視時間が長くなってしまうことがあった。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数の火災報知端末のアドレス設定を、簡便に、かつ、設定ミスの発生を低減できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様においては、火災報知システムの受信機が実行する、分岐のない伝送線路に接続されている複数の火災報知端末のアドレスを設定する方法であって、複数の前記火災報知端末に割り当てる前記アドレスを含む情報が登録されたレコードを所定の順番に並べて構成した端末設定テーブルを記憶回路から読み出すステップと、複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信して、前記火災報知端末の識別情報を含む送信信号を受信する第1受信ステップと、複数の前記火災報知端末からの前記送信信号に基づき、前記伝送線路において複数の前記火災報知端末が接続されている順番を示す接続順を判定する第1判定ステップと、判定した前記接続順と前記端末設定テーブルの前記レコードの順番とを対応させて、複数の前記火災報知端末の前記識別情報を前記端末設定テーブルに登録することで、前記識別情報に前記アドレスを割り当てる割当ステップと、割り当てた前記アドレス及び前記識別情報が登録された複数の前記レコードの中から1レコードずつ抽出し、抽出した前記レコードに登録されている前記アドレスを抽出した前記レコードに登録されている前記識別情報に対応する前記火災報知端末に設定させるための設定信号を、抽出した前記レコードに登録されている前記識別情報に対応する前記火災報知端末に送信する送信ステップとを有する、設定方法を提供する。
【0007】
前記第1受信ステップにおいて、前記受信機は、前記火災報知端末のそれぞれが前記伝送線路の電圧を測定した測定結果を含む前記送信信号を受信し、前記第1判定ステップにおいて、複数の前記伝送線路の電圧の測定結果を電圧の高い順又は電圧の低い順に並べることで、複数の前記火災報知端末の前記接続順を判定してもよい。
【0008】
前記第1受信ステップは、複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信する前に、複数の前記火災報知端末と信号を授受するための前記伝送線路の一方の端部とは異なる他方の端部を、複数の前記火災報知端末の通常監視時において前記伝送線路を流れる電流よりも大きな第1電流が前記伝送線路を流れるように第1電流生成器で終端させる第1終端ステップを含んでもよい。
【0009】
前記第1受信ステップは、複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信する前に、前記伝送線路に流れる電流の最大値を制限する電流制限回路のリミット値を通常監視時のリミット値よりも大きい値に切り換える切り換えステップを更に含んでもよい。
【0010】
前記第1受信ステップにおいて、前記伝送線路の一方の端部から複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信し、前記第1受信ステップ、及び前記第1判定ステップを実行した後に、前記伝送線路の前記一方の端部とは異なる他方の端部から複数の前記火災報知端末とそれぞれ通信して、前記火災報知端末の前記識別情報を含む前記送信信号を受信する第2受信ステップと、前記第2受信ステップによる前記送信信号に基づき、前記伝送線路において複数の前記火災報知端末が接続されている順番を示す前記接続順を判定する第2判定ステップと、前記第1判定ステップによる前記接続順と、前記第2判定ステップによる前記接続順とを比較する比較ステップとを更に有し、前記割当ステップにおいて、前記第1判定ステップによる前記接続順と、前記第2判定ステップによる前記接続順とが一致したことに応じて、前記火災報知端末の前記識別情報を前記端末設定テーブルに登録して前記アドレスに割り当ててもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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