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公開番号2025078996
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-21
出願番号2023191374
出願日2023-11-09
発明の名称人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法、人工芝ヤーンの製造方法、および、人工芝
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C08J 3/22 20060101AFI20250514BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐摩耗性に優れる人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法は、結晶化度が40%以上である第1ポリエチレンと、第2ポリエチレンおよびセルロースファイバーを含むマスターバッチとを第2ポリエチレンのメルトフローレート(MFR2)(190℃、荷重2.16kgf)と第1ポリエチレンのメルトフローレート(MFR1)(190℃、荷重2.16kgf)との差(MFR2-MFR1)が10.0g/10min以上になり、セルロースファイバーの含有率が1質量%以上、10質量%以下となるように混合することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法であって、
結晶化度が40%以上である第1ポリエチレンと、
第2ポリエチレンおよびセルロースファイバーを含むマスターバッチとを
前記第2ポリエチレンのメルトフローレート(MFR2)(190℃、荷重2.16kgf)と前記第1ポリエチレンのメルトフローレート(MFR1)(190℃、荷重2.16kgf)との差(MFR2-MFR1)が10.0g/10min以上になり、
前記セルロースファイバーの含有率が1質量%以上、10質量%以下となるように混合することを特徴とする人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第1ポリエチレンのメルトフローレート(MFR1)(190℃、荷重2.16kgf)が、0.5g/10min以上、4.0g/10min以下である請求項1に記載の人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法。
【請求項3】
前記第2ポリエチレンのメルトフローレート(MFR2)(190℃、荷重2.16kgf)が、15.0g/10min以上である請求項1に記載の人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法。
【請求項4】
結晶化度が50%以下の第1ポリエチレンを使用する請求項1に記載の人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法。
【請求項5】
前記セルロースファイバーは、平均繊維径が0.5nm~1000nmのセルロースナノファイバーである請求項1に記載の人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法。
【請求項6】
請求項1に記載の製造方法により製造した人工芝ヤーン用樹脂組成物をモノフィラメント化することを特徴とする人工芝ヤーンの製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の製造方法により得られた人工芝ヤーンを用いた人工芝。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セルロースファイバーを配合した人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境調和型のバイオマス材料として、セルロースナノファイバー(CNF)が注目を浴びている。セルロースナノファイバーは主に植物由来の繊維で、軽量かつ高強度であることに加え、森林資源に恵まれた我が国で豊富に採取出来る材料である。セルロースナノファイバーを種々の熱可塑性樹脂、ゴム、熱硬化性樹脂に添加することで、高強度化を図る研究が多くなされている。
【0003】
一方、セルロースナノファイバーは微小サイズ、かつ表面が親水性のため、疎水性の樹脂中で凝集しやすく分散性が悪い。その結果、高強度を発現するものの、樹脂の伸びや曲げなどが大きく減少する傾向にあった。また、セルロースナノファイバーの凝集により外観不良になるという問題があった。
【0004】
そのため、セルロースナノファイバーの分散性を向上させる技術が検討されている。例えば、特許文献1には、セルロースナノファイバーの表面を化学処理により疎水化することや、相溶化剤として酸変性樹脂を用いることで、樹脂中のセルロースナノファイバーの分散性を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-065167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
人工芝は、家庭の庭、野球、サッカー、ゴルフ、テニスなどの様々なスポーツを行うグランドや練習場などに使用されている。人工芝は、日常生活、スポーツなどの行為により摩耗される。摩耗した人工芝は、微粒子状になる場合がある。人工芝から摩耗により発生した微粒子は、マイクロプラスチックとして、環境を汚染するという問題が指摘されている。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐摩耗性に優れる人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の人工芝ヤーン用樹脂組成物の製造方法は、
結晶化度が40%以上である第1ポリエチレンと、
第2ポリエチレンおよびセルロースファイバーを含むマスターバッチとを
前記第2ポリエチレンのメルトフローレート(MFR2)(190℃、荷重2.16kgf)と前記第1ポリエチレンのメルトフローレート(MFR1)(190℃、荷重2.16kgf)との差(MFR2-MFR1)が10.0g/10min以上になり、
前記セルロースファイバーの含有率が1質量%以上、10質量%以下となるように混合することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の製造方法によれば、耐摩耗性に優れる人工芝ヤーン用樹脂組成物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る人工芝の説明図。
耐摩耗試験の装置を説明する説明図。
摩耗開始時間を説明するための説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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