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公開番号
2025093430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209058
出願日
2023-12-12
発明の名称
バスバーの接続構造
出願人
リズム株式会社
代理人
弁理士法人相原国際知財事務所
主分類
H01R
4/58 20060101AFI20250617BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】大掛かりな装置を要することなく分割型のバスバーを容易に接続できると共に、バスバーを容易に切離すことができるバスバーの接続構造を提供する。
【解決手段】Aバスバー2の左端部に平面視で奧部ほど幅広状をなす凹状嵌合部4を形成し、Bバスバー3の右端部に平面視で先端ほど幅広状をなす凸状嵌合部6を形成する。Aバスバー2の下面に凹状嵌合部4の外周に沿って潰し溝2cを形成して、それに伴う塑性変位により凹状嵌合部4の内周面に圧接突部2dを突設し、Bバスバー3の上面に凸状嵌合部6の内周に沿って潰し溝3cを形成して、それに伴う塑性変位により凸状嵌合部6の外周面に圧接突部3dを突設する。双方のバスバー2,3の板厚方向への位置変位に伴って、凹状嵌合部4内に凸状嵌合部6を嵌め込んで各圧接突部2d,3dを相手側に圧接させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
板状をなす第1のバスバーと第2のバスバーとの互いの端部を突合せて接続するバスバーの接続構造において、
前記第1のバスバーの端部に形成されて板厚方向に沿った平面視において奧部ほど幅広状をなす凹状嵌合部と、
前記第2のバスバーの端部に形成されて平面視において先端ほど幅広状をなし、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとの板厚方向への位置変位に伴って前記凹状嵌合部内に嵌まり込んで、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとの長手方向及び幅方向への位置変位を規制する凸状嵌合部と、
前記凹状嵌合部の内周面を含む前記第1のバスバーの端面と前記凸状嵌合部の外周面を含む前記第2のバスバーの端面との少なくとも何れかに突設され、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとの板厚方向への位置変位に伴って相手側の端面に圧接して、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーと互いに導通させ且つ板厚方向への位置変位を規制する圧接突部と、
を備えたことを特徴とするバスバーの接続構造。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記圧接突部は、前記凹状嵌合部の内周面を含む前記第1のバスバーの端面の板厚方向の一側面側と、前記凸状嵌合部の外周面を含む前記第2のバスバーの端面の板厚方向の他側面側とにそれぞれ突設されている
ことを特徴とする請求項1に記載のバスバーの接続構造。
【請求項3】
前記圧接突部は、前記凹状嵌合部の内周面と前記凸状嵌合部の外周面との少なくとも何れかに沿って突設されている
ことを特徴とする請求項1に記載のバスバーの接続構造。
【請求項4】
前記第1のバスバーの板厚方向の一側面と前記第2のバスバーの板厚方向の他側面との少なくとも何れかには、前記凹状嵌合部の外周と前記凸状嵌合部の内周との少なくとも何れかに沿って潰し溝が形成され、
前記圧接突部は、前記潰し溝の形成に伴う塑性変形により、前記凹状嵌合部の内周面の前記一側面側と前記凸状嵌合部の外周面の前記他側面側との少なくとも何れかに突設されている
ことを特徴とする請求項3に記載のバスバーの接続構造。
【請求項5】
前記凹状嵌合部の内周面を含む前記第1のバスバーの端面の前記他側面側と、前記凸状嵌合部の外周面を含む前記第2のバスバーの端面の前記一側面側との少なくとも何れかには、断面R状をなす嵌め込み案内部が形成されている
ことを特徴とする請求項4に記載のバスバーの接続構造。
【請求項6】
前記嵌め込み案内部は、前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとの少なくとも何れかの打抜き成形に伴う抜きダレにより形成されている
ことを特徴とする請求項5に記載のバスバーの接続構造。
【請求項7】
前記第1のバスバー及び前記第2のバスバーには、それぞれ表裏を判別するためのマーカ部が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のバスバーの接続構造。
【請求項8】
前記第1のバスバーは、複数の前記凹状嵌合部が形成され、
前記第2のバスバーは、複数の前記凸状嵌合部が形成されて、前記複数の凸状嵌合部が前記第1のバスバーの前記凹状嵌合部内にそれぞれ嵌まり込んでいる
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のバスバーの接続構造。
【請求項9】
前記第1のバスバーまたは前記第2のバスバーには、前記凹状嵌合部または前記凸状嵌合部に加えて、別の凹状嵌合部または別の凸状嵌合部が形成され、
前記別の凹状嵌合部と嵌合する凸状嵌合部、または前記別の凸状嵌合部と嵌合する凹状嵌合部を有する第3のバスバーをさらに備えている
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のバスバーの接続構造。
【請求項10】
前記第1のバスバーと前記第2のバスバーとの少なくとも何れかは、回路基板上から離間して配設されている
ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のバスバーの接続構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バスバーの接続構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のバスバーは回路基板や電子部品等の電気的な接続のために利用され、一体型のバスバーの他に分割型のバスバーが用いられることもある。例えば組付性の観点から、回路基板と電子部品との接続に先立って予め回路基板にバスバーをハンダ付けする場合には、分割式のバスバーが選択される。その場合には、回路基板にハンダ付けされたバスバーに対して電子部品側のバスバーを接続する必要があることから、例えばビス等を用いて接続したり、ロウ付けや溶接等を用いて接続したりしている。しかしながら、これらの手法では接続作業に手間を要することから、特に多数のバスバーを製造する場合にはコスト的な面で悪影響が生じた。
【0003】
その対策として、例えば特許文献1には、一組のバスバーの互いの端部を突合せて導電性を有する溶融金属粒を噴出または滴下させて接続するバスバーの接続構造が開示されている。また、特許文献2には、一組のバスバーの互いの端部を重ね合わせてバーリング加工により接続するバスバーの接続構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-163039号公報
実開平7-3234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の溶融金属粒形成装置、及び特許文献2のバーリング加工装置は共に大掛かりな装置であり、これらの装置を必要とすることから、製造コスト面での解決策にはなり得なかった。
【0006】
また、完成した製品の運用中には保守を実施する場合があり、例えば製品を点検する際に、或いは故障した電子部品等を交換する際に、互い接続されているバスバーを切離す必要が生じることがある。しかしながら、溶融金属粒やバーリング加工により接続されたバスバーは切離し不能であるため、このような要求に応じることができない。従って、例えばバスバーを接続したまま点検作業を実施したり、或いは故障した電子部品のみならず、バスバーを介して接続されている正常な側も含めた製品全体を交換する必要が生じたりし、運用中の保守性の面でも問題があった。
【0007】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、大掛かりな装置を要することなく分割型のバスバーを容易に接続可能として製造コストを低減できると共に、バスバーを容易に切離し可能としてバスバーが適用された製品の保守性を向上させることができるバスバーの接続構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明のバスバーの接続構造は、板状をなす第1のバスバーと第2のバスバーとの互いの端部を突合せて接続するバスバーの接続構造において、第1のバスバーの端部に形成されて板厚方向に沿った平面視において奧部ほど幅広状をなす凹状嵌合部と、第2のバスバーの端部に形成されて平面視において先端ほど幅広状をなし、第1のバスバーと第2のバスバーとの板厚方向への位置変位に伴って凹状嵌合部内に嵌まり込んで、第1のバスバーと第2のバスバーとの長手方向及び幅方向への位置変位を規制する凸状嵌合部と、凹状嵌合部の内周面を含む第1のバスバーの端面と凸状嵌合部の外周面を含む第2のバスバーの端面との少なくとも何れかに突設され、第1のバスバーと第2のバスバーとの板厚方向への位置変位に伴って相手側の端面に圧接して、第1のバスバーと第2のバスバーと互いに導通させ且つ板厚方向への位置変位を規制する圧接突部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
このように構成したバスバーの接続構造によれば、第1のバスバーと第2のバスバーとを板厚方向に位置変位させながら、凹状嵌合部内に凸状嵌合部を嵌め込むだけで容易にバスバーを接続可能となる。そして、接続の際には、例えばプライヤー等の簡単な工具を要するだけであり、大掛かりな装置は不要である。また、バスバーが適用された製品の運用中において第1のバスバーと第2のバスバーとを切離す必要が生じたときには、双方のバスバーを板厚方向に位置変位させるだけで容易に切離し可能となる。
【0010】
その他の態様として、圧接突部が、凹状嵌合部の内周面を含む第1のバスバーの端面の板厚方向の一側面側と、凸状嵌合部の外周面を含む第2のバスバーの端面の板厚方向の他側面側とにそれぞれ突設されていてもよい。
従って、接続後の第1及び第2のバスバーは、その上面側及び下面側の2箇所でそれぞれ圧接突部を介して電気的に接続されることから、互いの接触面積が広くなってバスバーに流せる電流値が増大すると共に、接続後のバスバーの力学的な強度が向上する。
(【0011】以降は省略されています)
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