TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025097827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214260
出願日2023-12-19
発明の名称電池の封止方法
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/636 20210101AFI20250624BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】注液枠の変形を抑制しつつ、加熱装置を利用して注液枠の注液孔を封止可能な電池の封止方法を提供する。
【解決手段】複数の電極を有する積層体15の外周部に設けられた樹脂製の注液枠25の端面25Cに設けられ且つ積層体の内部空間と連通する注液孔27、28を介して、電解液を内部空間及び注液孔に注入する注液工程、注液枠を電極の積層方向LDに沿って貫通し且つ注液孔と連通する排気孔26を設ける穿孔工程、及び加熱装置50を注液孔の端面を覆う樹脂製部材に接触させながら排気孔の積層体側の端部又は端部より積層体側まで移動させて、溶融した樹脂製部材によって注液孔の内部空間と反対側の端部を封止する封止工程、を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電極を有する積層体の外周部に設けられた樹脂製の注液枠の端面に設けられ且つ前記積層体の内部空間と連通する注液孔を介して、電解液を前記内部空間及び前記注液孔に注入する注液工程、
前記注液枠を前記電極の積層方向に沿って貫通し且つ前記注液孔と連通する排気孔を設ける穿孔工程、及び
加熱装置を前記注液孔の前記端面を覆う樹脂製部材に接触させながら前記排気孔の前記積層体側の端部又は前記端部より前記積層体側まで移動させて、溶融した前記樹脂製部材によって前記注液孔の前記内部空間と反対側の端部を封止する封止工程、
を有する電池の封止方法。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記封止工程が、
前記加熱装置を前記樹脂製部材に接触させながら前記排気孔の前記積層体側の前記端部より前記積層体側まで移動させる工程である請求項1に記載の電池の封止方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池の封止方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1のバイポーラ型電池は、負極終端電極、バイポーラ電極、正極終端電極及びセパレータを有する積層体と、積層体の外周部に設けられた樹脂製の封止部と、を有する。この封止部の端面には、積層体の内部空間と連通する注液孔が設けられている。この注液孔を介して、電解液を上記内部空間に注入可能である。
【0003】
このようなバイポーラ型電池において、加熱装置によってフィルム状の樹脂製部材を加熱し、溶融した樹脂製部材の一部によって注液孔の端部を封止することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-039873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
加熱装置によって樹脂製部材を加熱するときに、樹脂製部材が溶着された注液枠から電解液に熱が伝わり、電解液がガスを発生することがある。さらにこのガスが注液枠に圧力を及ぼし、この圧力によって注液枠が変形するおそれがある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、注液枠の変形を抑制しつつ、加熱装置を利用して注液枠の注液孔を封止可能な電池の封止方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様の電池の封止方法は、複数の電極を有する積層体の外周部に設けられた樹脂製の注液枠の端面に設けられ且つ前記積層体の内部空間と連通する注液孔を介して、電解液を前記内部空間及び前記注液孔に注入する注液工程、前記注液枠を前記電極の積層方向に沿って貫通し且つ前記注液孔と連通する排気孔を設ける穿孔工程、及び加熱装置を前記注液孔の前記端面を覆う樹脂製部材に接触させながら前記排気孔の前記積層体側の端部又は前記端部より前記積層体側まで移動させて、溶融した前記樹脂製部材によって前記注液孔の前記内部空間と反対側の端部を封止する封止工程、を有する。
【0008】
第1態様の電池の封止方法は、加熱装置を樹脂製部材に接触させながら排気孔の積層体側の端部又は端部より積層体側まで移動させて、溶融した樹脂製部材によって注液孔の内部空間と反対側の端部を封止する。
【0009】
加熱装置によって樹脂製部材を加熱するときに、この熱が注液枠から注液孔にある電解液に伝わり、電解液がガスを発生することがある。しかしこのガスは排気孔を介して注液枠の外側に排出される。そのため注液孔におけるガスによる圧力が高くなり、この圧力に起因して注液枠が変形するおそれは小さい。
【0010】
第2態様の電池の封止方法は、第1態様において、前記封止工程が、前記加熱装置を前記樹脂製部材に接触させながら前記排気孔の前記積層体側の前記端部より前記積層体側まで移動させる工程である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東精工株式会社
端子部品
19日前
レナタ・アーゲー
電池
14日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
4日前
株式会社クオルテック
空気電池
11日前
株式会社メルビル
ステージ
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
オムロン株式会社
電磁継電器
今日
株式会社GSユアサ
蓄電装置
4日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
13日前
三洲電線株式会社
撚線
18日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
13日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
21日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
4日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
19日前
東洋電装株式会社
操作装置
今日
中国電力株式会社
断路器操作構造
今日
株式会社GSユアサ
極板積層装置
20日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
株式会社ニフコ
構造体
25日前
三菱電機株式会社
半導体装置
14日前
株式会社アイシン
回転電機駆動装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
電極及び電池
12日前
株式会社村田製作所
二次電池
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
19日前
ローム株式会社
半導体発光装置
4日前
三菱電機株式会社
ミラー
今日
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
6日前
ローム株式会社
半導体発光装置
4日前
株式会社レゾナック
半導体装置
今日
続きを見る