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公開番号2025101797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218818
出願日2023-12-26
発明の名称灯器情報提供システム及び灯器情報提供方法
出願人日本信号株式会社
代理人個人
主分類G08G 1/005 20060101AFI20250701BHJP(信号)
要約【課題】歩行者がどの方向に向いているか分かっていない場合であっても、進行したい方向に進むことを支援することができる灯器情報提供システム等を提供すること。
【解決手段】灯器情報提供システム100は、信号灯器SGを動作させる交通信号制御機10と、交通信号制御機10から信号灯器SGの点灯状態に関する信号情報を取得する情報処理装置21と、信号情報を外部に送信する通信装置22とを有する連携装置20と、信号情報を受信する通信部32と、自己方位を検出する方位特定部33と、信号情報から自己方位に対応する適合情報を選択しユーザインタフェース部35を介して報知する制御部31とを備える端末装置30とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
信号灯器を動作させる交通信号制御機と、
前記交通信号制御機から前記信号灯器の点灯状態に関する信号情報を取得する情報処理装置と、前記信号情報を外部に送信する通信装置とを有する連携装置と、
前記信号情報を受信する通信部と、自己方位を検出する方位特定部と、前記信号情報のうち前記自己方位に対応する適合情報をユーザインタフェース部を介して報知する制御部とを備える端末装置と
を備える
灯器情報提供システム。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記連携装置は、交差点における方位と信号灯器の点灯状態との関係を含む前記信号情報を前記通信装置を介して外部に送信し、
前記端末装置は、前記信号情報から、検出された前記自己方位に対応する前記信号灯器の点灯状態を前記適合情報として選択する、
請求項１に記載の灯器情報提供システム。
【請求項３】
前記連携装置は、前記交差点上の待機位置と、前記待機位置に対向する灯器番号と、対向する前記灯器番号に対応する灯器方位とを関連付けたテーブル情報を前記信号情報に含めて送信し、
前記端末装置は、現在地を検出する位置検出部の出力に基づいて交差点上の前記待機位置を判断し、前記位置検出部を用いて得た前記待機位置と前記方位特定部を用いて得た前記自己方位とに基づいて、前記端末装置が対向する対向灯器番号を判定し、前記信号情報のうち前記対向灯器番号に関する情報を前記適合情報として選択する、
請求項２に記載の灯器情報提供システム。
【請求項４】
前記連携装置は、前記端末装置から受信した端末情報が所定の要件を満たす場合、前記端末装置からの前記交通信号制御機の動作に関する要求を受け付ける、
請求項１に記載の灯器情報提供システム。
【請求項５】
前記端末装置は、前記連携装置に対して、青時間の延長の要求を送信する、
請求項４に記載の灯器情報提供システム。
【請求項６】
前記端末装置は、自己方位に対応する信号灯器の灯色が赤である場合、前記連携装置に対して、青への切替への要求を送信する、
請求項４に記載の灯器情報提供システム。
【請求項７】
前記交通信号制御機は、前記連携装置を介して前記青時間の延長又は前記青への切替への要求を受け取った場合、現在の動作を要求に応じた動作に変更する、
請求項５及び６のいずれか一項に記載の灯器情報提供システム。
【請求項８】
前記端末装置は、地図上での経路及び現在地の情報を更新しつつ保持し、経路及び現在地に対応する現在方位が前記自己方位と一致する場合、前記現在方位に対応する信号灯器の点灯状態を前記適合情報として選択する、
請求項１に記載の灯器情報提供システム。
【請求項９】
前記端末装置は、前記現在方位が前記自己方位と一致しない場合、前記自己方位に合わせて経路の将来部分を修正する、
請求項８に記載の灯器情報提供システム。
【請求項１０】
前記信号情報は、歩行者用の信号灯器の点灯状態を対象とする、
請求項１に記載の灯器情報提供システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、信号情報を歩行者に提供する灯器情報提供システム及び灯器情報提供方法に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
灯色情報提供システムとして、信号システムの付近にいて横断をしようとする歩行者が携帯する携帯型端末である通信端末に対して、信号灯器の灯色情報、具体的には、どちらの信号が青になっていて、どちらの信号が赤になっているか、といった情報を提供するものが公知となっている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－６７２５５号公報
【０００４】
特許文献１のシステムを視覚障碍者である歩行者が利用する場合、通信端末からの音声案内を聞き取ることになる。具体的には、音声案内が「○○方向が青、××方向が赤」といったようになり、視覚障碍者は両方向の歩行者信号の情報を聞き取ることになると考えられる。そのため、視覚障碍者自身がどの方向に向いているか分かっていない場合、上記の情報提供だけでは、進行したい方向とは別の方向に視覚障碍者が進む可能性がある。
【発明の概要】
【０００５】
本発明は、上記背景に鑑みてなされたものであり、歩行者がどの方向に向いているか分かっていない場合であっても、進行したい方向に進むことを支援することができる灯器情報提供システム及び灯器情報提供方法を提供することを目的とする。
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明に係る灯器情報提供システムは、信号灯器を動作させる交通信号制御機と、交通信号制御機から信号灯器の点灯状態に関する信号情報を取得する情報処理装置と、信号情報を外部に送信する通信装置とを有する連携装置と、信号情報を受信する通信部と、自己方位を検出する方位特定部と、信号情報のうち自己方位に対応する適合情報をユーザインタフェース部を介して報知する制御部とを備える端末装置とを備える。
【０００７】
上記灯器情報提供システムでは、端末装置の制御部が、信号情報のうち自己方位に対応する適合情報をユーザインタフェース部を介して報知するので、端末装置の利用者は、自己がどの方向に向いているか分かっていない場合であっても、進行したい方向に存在する信号灯器の点灯状態を把握することができる。
【０００８】
上記目的を達成するため、本発明に係る灯器情報提供方法は、連携装置と端末装置とを用いた灯器情報提供方法であって、連携装置から端末装置に現示に関する信号情報を提供し、信号情報から、端末装置に設けられた方位特定部によって検出された自己方位に対応する適合情報を選択し、適合情報を端末装置に設けられたユーザインタフェース部を介して報知する。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
第１実施形態の灯器情報提供システムを適用した道路や信号機について説明する概念図である。
灯器情報提供システムの一構成例について示すブロック図である。
第１実施形態の灯器情報提供システムの動作を説明する図である。
第２実施形態の灯器情報提供システムを説明するための図である。
第３実施形態の灯器情報提供システムを説明するための図である。
変形例の灯器情報提供システムの動作を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
〔第１実施形態〕
以下、本発明に係る第１実施形態の灯器情報提供システム及び灯器情報提供方法について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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