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公開番号2025101942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219052
出願日2023-12-26
発明の名称作業車両
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類H01M 8/04537 20160101AFI20250701BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 燃料電池で駆動する作業車両において、起動及び充電処理を適切な条件下で行えるようにする。
【解決手段】 本開示の一態様に係る作業車両は、燃料電池と、前記燃料電池に供給する水素ガスを溜めるタンクと、前記燃料電池からの電力を蓄電可能な蓄電装置と、前記燃料電池又は前記蓄電装置からの電力によって駆動する電動モータと、前記電動モータの動力を作業装置に伝達する伝達装置と、前記燃料電池を起動させて前記蓄電装置を充電する起動及び充電処理を実行する制御装置と、を備える作業車両であって、前記起動及び充電処理は、前記作業装置を稼働させる前に前記蓄電装置の充電状態を確認することを条件として実行される。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池と、
前記燃料電池に供給する水素ガスを溜めるタンクと、
前記燃料電池からの電力を蓄電可能な蓄電装置と、
前記燃料電池又は前記蓄電装置からの電力によって駆動する電動モータと、
前記電動モータの動力を作業装置に伝達する伝達装置と、
前記燃料電池を起動させて前記蓄電装置を充電する起動及び充電処理を実行する制御装置と、を備える作業車両であって、
前記起動及び充電処理は、
前記作業装置を稼働させる前に前記蓄電装置の充電状態を確認することを条件として実行される、作業車両。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記充電状態の確認は、
前記燃料電池が停止中であること条件として実行される、請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記蓄電装置の充電状態が所定値以下である場合に、前記起動及び充電処理を実行する、請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記蓄電装置の充電が完了できない場合に、作業者への通知処理を実行する、請求項3に記載の作業車両。
【請求項5】
前記起動及び充電処理は、
前記燃料電池の停止が所定期間継続したことを条件として実行される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の作業車両。
【請求項6】
前記起動及び充電処理は、
前記作業車両の作業計画を作成するサーバ、或いは作業者の端末装置からの実行指令の受信を条件として実行される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の作業車両。
【請求項7】
前記制御装置は、
作業再開までの前記作業車両の休止期間に基づいて、前記水素ガスのタンクに対する前記水素ガスの充填処理を実行する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の作業車両。
【請求項8】
前記蓄電装置は、
出力電圧が高い方の第1バッテリと、出力電圧が低い方の第2バッテリとを含み、
前記起動及び充電処理は、
前記第1及び第2バッテリのうちの少なくとも1つを処理対象とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、燃料電池で駆動する作業車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料電池システムと、バッテリと、燃料電池システムと蓄電装置の少なくとも一方から電力を受けて走行パワーを発生する駆動装置と、車両外部の電源により蓄電装置を充電する外部充電を行う充電装置とを備える燃料電池車両が記載されている。
特許文献1の燃料電池車両では、システム停止時にバッテリの充電状態(SOC)が所定値よりも低くかつ外部充電が行われない場合に、燃料電池を起動させてバッテリを充電する起動及び充電処理が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-99945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、燃料電池車両が例えば農作業を行う作業車両である場合に、起動及び充電処理をどのような条件で実行すべきかについては想定されていない。
本開示は、かかる従来の問題点に鑑み、燃料電池で駆動する作業車両において、起動及び充電処理を適切な条件下で行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る作業車両は、燃料電池と、前記燃料電池に供給する水素ガスを溜めるタンクと、前記燃料電池からの電力を蓄電可能な蓄電装置と、前記燃料電池又は前記蓄電装置からの電力によって駆動する電動モータと、前記電動モータの動力を作業装置に伝達する伝達装置と、前記燃料電池を起動させて前記蓄電装置を充電する起動及び充電処理を実行する制御装置と、を備える作業車両であって、前記起動及び充電処理は、前記作業装置を稼働させる前に前記蓄電装置の充電状態を確認することを条件として実行される。
【0006】
本開示の実施形態は、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、若しくはコンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体、或いはこれらの任意の組み合わせにより実現され得る。
記録媒体の性質は、揮発性及び不揮発性のいずれでもよい。装置は、個別の複数の装置で構成してもよい。個別の複数の装置で構成する場合、それらを1つの筐体に配置する構成、及び離れた2つ以上の筐体に分かれて配置する構成のいずれであってもよい。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、燃料電池で駆動する作業車両において、起動及び充電処理を適切な条件下で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、作業車両の斜視図である。
図2は、外装部品の一部を取り外した作業車両の右側面図である。
図3は、作業車両の内部構造の一例を示す斜視図である。
図4は、作業車両の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図5は、バッテリ管理制御の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態に係る作業車両は、燃料電池と、前記燃料電池に供給する水素ガスを溜めるタンクと、前記燃料電池からの電力を蓄電可能な蓄電装置と、前記燃料電池又は前記蓄電装置からの電力によって駆動する電動モータと、前記電動モータの動力を作業装置に伝達する伝達装置と、前記燃料電池を起動させて前記蓄電装置を充電する起動及び充電処理を実行する制御装置と、を備える作業車両であって、前記起動及び充電処理は、前記作業装置を稼働させる前に前記蓄電装置の充電状態を確認することを条件として実行される。
【0010】
本実施形態の作業車両によれば、作業装置を稼働させる前に蓄電装置の充電状態を確認することを条件として起動及び充電処理を実行するので、作業装置が稼働中であった場合は起動及び充電処理が実行されない。
このため、例えば、作業車両を納屋に長期間格納中であるため作業装置を稼働させていない場合などに限り、起動及び充電処理が実行される。従って、燃料電池で駆動する作業車両において、起動及び充電処理を適切な条件下で行えるようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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