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公開番号
2025103438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220835
出願日
2023-12-27
発明の名称
音声再生装置及び音声再生方法
出願人
日本電波工業株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
G10L
21/0388 20130101AFI20250702BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】デジタル音声データの音声の振幅のピークを検出する処理を完了するまでに要する時間を短縮する。
【解決手段】A/Dコンバータと、複数のデジタル音声データを、少なくとも第1グループと第2グループとに分類する分類部と、第1グループに分類したデジタル音声データをアップサンプリングする第1アップサンプリング部と、第2グループに分類したデジタル音声データをアップサンプリングする第2アップサンプリング部と、第1アップサンプリング部によるアップサンプリング後のデジタル音声データと、第2アップサンプリング部によるアップサンプリング後のデジタル音声データとの両方を再生する場合の音声の振幅のピークを検出するピーク検出部と、検出したピークに基づいて、デジタル音声データを正規化するためのゲイン係数を特定する特定部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アナログ音声データをデジタル音声データに所定時間ごとに変換するA/Dコンバータと、
複数の前記デジタル音声データを、少なくとも第1グループと第2グループとに分類する分類部と、
前記分類部が前記第1グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングする第1アップサンプリング部と、
前記分類部が前記第2グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングする第2アップサンプリング部と、
前記第1アップサンプリング部によるアップサンプリング後の前記デジタル音声データと、前記第2アップサンプリング部によるアップサンプリング後の前記デジタル音声データとの両方を再生する場合の音声の振幅のピークを検出するピーク検出部と、
検出したピークに基づいて、前記デジタル音声データを正規化するためのゲイン係数を特定する特定部と、
前記特定部が特定した前記ゲイン係数により前記デジタル音声データを正規化する正規化部と、
前記正規化部が正規化した前記デジタル音声データを再生する再生部と、
を備える音声再生装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1アップサンプリング部によりアップサンプリングされた前記デジタル音声データに含まれる周波数成分のうち、第1帯域の周波数を通過させる第1FIRフィルタと、
前記第2アップサンプリング部によりアップサンプリングされた前記デジタル音声データに含まれる周波数成分のうち、第2帯域の周波数を通過させる第2FIRフィルタと、をさらに備え、
前記ピーク検出部は、前記第1FIRフィルタを通過した後の前記デジタル音声データと、前記第2FIRフィルタを通過した後の前記デジタル音声データとの両方を再生する場合の音声の振幅のピークを検出する、
請求項1に記載の音声再生装置。
【請求項3】
前記A/Dコンバータによりアナログ音声データから変換されたデジタル音声データを記憶部に格納する記憶制御部と、
前記記憶部に記憶された複数の前記デジタル音声データを再生順にアップサンプリングする再生アップサンプリング部と、
をさらに備え、
前記分類部は、前記記憶部に記憶された複数の前記デジタル音声データの少なくとも一部のデジタル音声データを、前記第1グループと前記第2グループとに分類し、
前記第1アップサンプリング部及び前記第2アップサンプリング部は、前記記憶部に記憶された複数の前記デジタル音声データのアップサンプリングを前記再生順とは異なる順序で開始する、
請求項1又は2に記載の音声再生装置。
【請求項4】
前記第2アップサンプリング部は、前記第1グループに分類された複数の前記デジタル音声データのうちの前記再生順において最初の前記デジタル音声データのアップサンプリングを前記第1アップサンプリング部が完了する前に、前記第2グループに分類された複数の前記デジタル音声データのうちの前記再生順において最初の前記デジタル音声データのアップサンプリングを開始する、
請求項3に記載の音声再生装置。
【請求項5】
アナログ音声データをデジタル音声データに所定時間ごとに変換するステップと、
複数の前記デジタル音声データを、少なくとも第1グループと第2グループとに分類するステップと、
前記第1グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングするステップと、
前記第2グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングするステップと、
前記第1グループに分類されたアップサンプリング後の前記デジタル音声データと前記第2グループに分類されたアップサンプリング後の前記デジタル音声データとの両方を再生する場合の音声の振幅のピークを検出するステップと、
検出したピークに基づいて、前記デジタル音声データを正規化するためのゲイン係数を特定するステップと、
特定した前記ゲイン係数により前記デジタル音声データを正規化するステップと、
正規化した前記デジタル音声データを再生するステップと、
を備える音声再生方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音声を再生する音声再生装置及び音声再生方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
音声を再生するための各種の装置が提案されている。例えば、特許文献1では、A/D変換手段により出力された再生パイロット信号をサンプリングし、サンプリングしたパイロット信号の固定的な信号レベルの変動を補償するようにディジタルフィルタの出力を調整することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平05-314594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
A/D変換されたデジタル音声データについてN倍のアップサンプリングを行う場合、等倍のサンプリングに比べてN倍の時間を要する。デジタル音声データの音声の振幅のピークを検出する処理は、デジタル音声データのサンプリング後に行われる処理であるため、N倍のアップサンプリングを行う場合にピークを検出する処理を完了するまでに要する時間が過大になるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、デジタル音声データのアップサンプリングを行う場合に、デジタル音声データの音声の振幅のピークを検出する処理を完了するまでに要する時間を短縮することができる信号生成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様の音声再生装置は、アナログ音声データをデジタル音声データに所定時間ごとに変換するA/Dコンバータと、複数の前記デジタル音声データを、少なくとも第1グループと第2グループとに分類する分類部と、前記分類部が前記第1グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングする第1アップサンプリング部と、前記分類部が前記第2グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングする第2アップサンプリング部と、前記第1アップサンプリング部によるアップサンプリング後の前記デジタル音声データと、前記第2アップサンプリング部によるアップサンプリング後の前記デジタル音声データとの両方を再生する場合の音声の振幅のピークを検出するピーク検出部と、検出したピークに基づいて、前記デジタル音声データを正規化するためのゲイン係数を特定する特定部と、前記特定部が特定した前記ゲイン係数により前記デジタル音声データを正規化する正規化部と、前記正規化部が正規化した前記デジタル音声データを再生する再生部と、を備える。
【0007】
前記音声再生装置は、前記第1アップサンプリング部によりアップサンプリングされた前記デジタル音声データに含まれる周波数成分のうち、第1帯域の周波数を通過させる第1FIRフィルタと、前記第2アップサンプリング部によりアップサンプリングされた前記デジタル音声データに含まれる周波数成分のうち、第2帯域の周波数を通過させる第2FIRフィルタと、をさらに備え、前記ピーク検出部は、前記第1FIRフィルタを通過した後の前記デジタル音声データと、前記第2FIRフィルタを通過した後の前記デジタル音声データとの両方を再生する場合の音声の振幅のピークを検出してもよい。
【0008】
前記音声再生装置は、前記A/Dコンバータによりアナログ音声データから変換されたデジタル音声データを記憶部に格納する記憶制御部と、前記記憶部に記憶された複数の前記デジタル音声データを再生順にアップサンプリングする再生アップサンプリング部と、をさらに備え、前記分類部は、前記記憶部に記憶された複数の前記デジタル音声データの少なくとも一部のデジタル音声データを、前記第1グループと前記第2グループとに分類し、前記第1アップサンプリング部及び前記第2アップサンプリング部は、前記記憶部に記憶された複数の前記デジタル音声データのアップサンプリングを前記再生順とは異なる順序で開始してもよい。
【0009】
前記第2アップサンプリング部は、前記第1グループに分類された複数の前記デジタル音声データのうちの前記再生順において最初の前記デジタル音声データのアップサンプリングを前記第1アップサンプリング部が完了する前に、前記第2グループに分類された複数の前記デジタル音声データのうちの前記再生順において最初の前記デジタル音声データのアップサンプリングを開始してもよい。
【0010】
本発明の第2の態様の音声再生方法は、アナログ音声データをデジタル音声データに所定時間ごとに変換するステップと、複数の前記デジタル音声データを、少なくとも第1グループと第2グループとに分類するステップと、前記第1グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングするステップと、前記第2グループに分類した前記デジタル音声データをアップサンプリングするステップと、前記第1グループに分類されたアップサンプリング後の前記デジタル音声データと前記第2グループに分類されたアップサンプリング後の前記デジタル音声データとの両方を再生する場合の音声の振幅のピークを検出するステップと、検出したピークに基づいて、前記デジタル音声データを正規化するためのゲイン係数を特定するステップと、特定した前記ゲイン係数により前記デジタル音声データを正規化するステップと、正規化した前記デジタル音声データを再生するステップと、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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