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公開番号
2025103511
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220949
出願日
2023-12-27
発明の名称
端子接続構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01R
13/187 20060101AFI20250702BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】接点部材の接触面積を大きくするとともに、雄端子を雌端子へ挿入するのに要する挿入荷重を低減する。
【解決手段】端子接続構造は、軸方向に延びる柱状の雄端子と、記雄端子が挿入される穴を画定する雌端子と、前記雄端子の外側面と前記雌端子の内側面との間に挟まれ、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する少なくとも一つの接点部材と、を備えてもよい。前記接点部材は、前記軸方向に対して垂直な径方向に弾性変形している第1接点部及び第2接点部を有し、前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記軸方向における位置が互いに異なってもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に延びる柱状の雄端子と
前記雄端子が挿入される穴を有する雌端子と、
前記雄端子の外側面と前記雌端子の内側面との間に介在し、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する少なくとも一つの接点部材と、
を備え、
前記接点部材は、前記軸方向に対して垂直な径方向に弾性変形している第1接点部及び第2接点部を有し、
前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記軸方向における位置が互いに異なる、
端子接続構造。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記接点部材は、各々が前記軸方向に延びるとともに周方向に配列された複数の弾性片を有し、
前記複数の弾性片の少なくとも一つは、前記第1接点部及び前記第2接点部を有する、請求項1に記載の端子接続構造。
【請求項3】
前記複数の弾性片の各々が、前記第1接点部及び前記第2接点部を有する、請求項2に記載の端子接続構造。
【請求項4】
前記接点部材は、前記周方向に延在する上端部と、前記周方向に延在する下端部とを有し、
前記複数の弾性片は、前記上端部と前記下端部との間を延在している、請求項3に記載の端子接続構造。
【請求項5】
前記第1接点部は、前記上端部から前記弾性片の中間部まで延在しており、
前記第2接点部は、前記下端部から前記弾性片の前記中間部まで延在している、請求項4に記載の端子接続構造。
【請求項6】
前記接点部材は、前記上端部、前記下端部及び前記中間部において、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面との一方に接触しており、
前記第1接点部及び前記第2接点部において、前記雄端子の前記外側面と前記雌端子の前記内側面との他方に接触している、請求項5に記載の端子接続構造。
【請求項7】
前記第1接点部の前記径方向における弾性変形量と、前記第2接点部の前記径方向における弾性変形量とは、互いに等しい、請求項5に記載の端子接続構造。
【請求項8】
前記第1接点部の前記径方向における弾性変形量は、前記第2接点部の前記径方向における弾性変形量よりも小さい、請求項5に記載の端子接続構造。
【請求項9】
前記第1接点部は、前記第2接点部に対して、前記雌端子の前記穴の開口側に位置する、請求項8に記載の端子接続構造。
【請求項10】
前記複数の弾性片の他の少なくとも一つは、前記径方向に弾性変形している第3接点部を有し、
前記第3接点部は、前記第1接点部及び前記第2接点部のいずれよりも、前記軸方向における寸法が大きい、請求項2に記載の端子接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、端子接続構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、端子接続構造が記載されている。端子接続構造は、棒状の雄端子と、筒状の雌端子とを備える。雄端子と雌端子との間には、二つの端子を電気的に接続する接点部材が設けられている。接点部材は、雄端子の外側面と、雌端子の内側面との間に配置されており、径方向において弾性変形可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-8878号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した端子接続構造は、例えば電動車の動力回路等に用いられる。この場合、端子接続構造には、比較的に大きな電流が流れる。雄端子や雌端子に大きな電流が流れると、二つの端子を接続する接点部材において、発熱量が大きくなる。接点部材の発熱を抑制するためには、雄端子及び雌端子に対する接点部材の接触面積を大きくすることが有効である。しかしながら、接点部材の接触面積を大きくするために、接点部材を軸方向に拡大すると、雄端子を雌端子へ挿入していくときに、接点部材の弾性変形する範囲も大きくなる。その結果、雄端子を雌端子へ挿入するのに要する挿入荷重(即ち、挿入抵抗)は大きくなる。本明細書は、この課題に関して、接点部材の接触面積を大きくするとともに、雄端子を雌端子へ挿入するのに要する挿入荷重を低減し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、端子接続構造に具現化される。この端子接続構造は、軸方向に延びる柱状の雄端子と、記雄端子が挿入される穴を有する雌端子と、前記雄端子の外側面と前記雌端子の内側面との間に介在し、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する少なくとも一つの接点部材と、を備えてもよい。前記接点部材は、前記軸方向に対して垂直な径方向に弾性変形している第1接点部及び第2接点部を有し、前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記軸方向における位置が互いに異なってもよい。
【0006】
上記した端子接続構造によると、接点部材を軸方向に拡大して、接点部材の接触面積を大きくしたときでも、挿入荷重の増大を抑制することができる。即ち、雄端子を雌端子へ挿入していくと、先ずは第1接点部(又は第2接点部)が弾性変形し、その後に第2接点部(又は第2接点部)が弾性変形する。これにより、接点部材において弾性変形が同時に生じる範囲は比較的に小さく、挿入荷重の増大が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の端子接続構造の構成を示す端面図である。
図1のII-II線における端子接続構造の断面図である。
雄端子及び雌端子の間から取り出された自然な状態での形状の接点部材の斜視図である。
自然な状態での形状の接点部材の平面図である。
図4のV-V線における自然な状態での形状の接点部材の端面図である。
実施例2における自然な状態での形状の接点部材の端面図である。
実施例2における接点部材の一変形例を示す。
実施例3における自然な状態での形状の接点部材の平面図である。
図8のIX-IX線における自然な状態での形状の接点部材の端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本技術の第1の態様では、既述のとおり、端子接続構造が、軸方向に延びる柱状の雄端子と、記雄端子が挿入される穴を有する雌端子と、前記雄端子の外側面と前記雌端子の内側面との間に介在し、前記雄端子と前記雌端子とを電気的に接続する少なくとも一つの接点部材と、を備えてもよい。前記接点部材は、前記軸方向に対して垂直な径方向に弾性変形している第1接点部及び第2接点部を有し、前記第1接点部及び前記第2接点部は、前記軸方向における位置が互いに異なってもよい。
【0009】
本技術の第2の態様では、上記の第1の態様に加えて、前記接点部材が、各々が前記軸方向に延びるとともに周方向に配列された複数の弾性片を有し、前記複数の弾性片の少なくとも一つは、前記第1接点部及び第2接点部を有してもよい。この場合、複数の弾性片は、外側面の周方向における全長に亘って設けられてもよいし、外側面の周方向における一部の区間に限って設けられてもよい。
【0010】
本技術の第3の態様では、上記の第2の態様に加えて、前記複数の弾性片の各々が、前記第1接点部及び前記第2接点部を有してもよい。このような構成によると、第1接点部及び第2接点部を周方向に関して偏りなく配置することができる。従って、接点部材による雄端子及び雌端子の間の接触が安定して維持される。
(【0011】以降は省略されています)
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