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公開番号2025107880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001408
出願日2024-01-09
発明の名称充電設備
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250714BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の電力出力装置のうちより適正な電力出力装置を選択して車載された蓄電装置を充電する。
【解決手段】充電設備は、複数の電力出力装置と、車両からの制御指令に基づいて複数の電力出力装置のうちの少なくとも一部を用いて車載された蓄電装置を充電する充電制御装置とを備える。充電制御装置は、複数の電力出力装置の熱ダメージに基づいて蓄電装置の充電に用いる電力出力装置を設定する。これにより、複数の電力出力装置のうちより適正な電力出力装置を選択して車載された蓄電装置を充電することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電力出力装置と、車両からの制御指令に基づいて前記複数の電力出力装置のうちの少なくとも一部を用いて車載された蓄電装置を充電する充電制御装置と、を備える充電設備であって、
前記充電制御装置は、前記複数の電力出力装置の熱ダメージに基づいて前記蓄電装置の充電に用いる電力出力装置を設定する、
ことを特徴とする充電設備。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1記載の充電設備であって、
前記充電制御装置は、前記複数の電力出力装置に対して前記熱ダメージが小さい順に優先順位を定め、前記優先順位の順に前記蓄電装置の充電に用いる電力出力装置として設定する、
充電設備。
【請求項3】
請求項2記載の充電設備であって、
前記制御指令は、充電電力指令であり、
前記充電制御装置は、前記優先順位の順に電力出力装置の出力可能電力を積算した際の積算値が前記充電電力指令を超える順までの電力出力装置を前記蓄電装置の充電に用いる電力出力装置として設定する、
充電設備。
【請求項4】
請求項2または3記載の充電設備であって、
前記充電制御装置は、前記電力出力装置の出力可能電力が大きいほど前記熱ダメージが小さいと判定する、
充電設備。
【請求項5】
請求項1ないし3のいずれか1つの請求項に記載の充電設備であって、
前記充電制御装置は、前回の前記蓄電装置の充電に用いられた電力出力装置については優先順位を下げる、
充電設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、充電設備に関し、詳しくは、車両からの制御指令に基づいて複数の電力出力装置のうちの少なくとも一部を用いて車載された蓄電装置を充電する充電制御装置とを備える充電設備に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の充電設備としては、入力した電力指令値に従って出力電力を出力する並列接続した2つの充電器により二次電池を充電するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この充電設備では、2つの充電器からの総出力電力を制御する総電力指令値が2つの充電器の内の第1の充電器の最大可能出力値以下である場合には総電力指令値を第1の充電器に割り当て、総電力指令値が第1の充電器の最大可能出力値を超える場合には2つの充電器の内の第2の充電器において電力変換効率が所定値以上である所定電力値を第2の充電器に割り当て、総電力指令値から所定電力値を減算した残余電力値を最大可能出力値を超えるまで第1の充電器に割り当てる分配マップに従って、総電力指令値を2つの充電器に分配する。これにより、電力変換効率が低い領域を充電器が有する場合であっても目標総電力を出力することができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-103264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の充電設備では、充電器の熱によるダメージにより所望の充電電力を確保することができない場合が生じる。充電器は、熱が生じると温度が高くなるほど出力可能電力が低下する。このため、温度が高くなった充電器を用いて二次電池を充電する場合には、充電器の定格の最大出力電力による二次電池の充電ができない場合が生じる。したがって、複数の充電器を用いて二次電池を充電する場合にも各充電器の熱ダメージ(出力可能電力)を考慮して充電器を制御する必要がある。
【0005】
本開示の充電設備は、複数の電力出力装置のうちより適正な電力出力装置を選択して車載された蓄電装置を充電することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の充電設備は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の充電設備は、
複数の電力出力装置と、車両からの制御指令に基づいて前記複数の電力出力装置のうちの少なくとも一部を用いて車載された蓄電装置を充電する充電制御装置と、を備える充電設備であって、
前記充電制御装置は、各電力出力装置の熱ダメージに基づいて前記蓄電装置の充電に用いる電力出力装置を設定する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の充電設備は、複数の電力出力装置と、車両からの制御指令に基づいて複数の電力出力装置のうちの少なくとも一部を用いて車載された蓄電装置を充電する充電制御装置と、を備える。充電制御装置は、各電力出力装置の熱ダメージに基づいて蓄電装置の充電に用いる電力出力装置を設定する。これにより、複数の電力出力装置のうちより適正な電力出力装置を選択して車載された蓄電装置を充電することができる。
【0009】
本開示の充電設備において、前記充電制御装置は、前記複数の電力出力装置に対して前記熱ダメージが小さい順に優先順位を定め、前記優先順位の順に前記蓄電装置の充電に用いる電力出力装置として設定するものとしてもよい。こうすれば、複数の電力出力装置のうち熱ダメージが小さいものを優先的に蓄電装置の充電に用いる電力出力装置として設定することができる。
【0010】
この場合、前記制御指令は充電電力指令であり、前記充電制御装置は、前記優先順位の順に電力出力装置の出力可能電力を積算した際の積算値が前記充電電力指令を超える順までの電力出力装置を前記蓄電装置の充電に用いる電力出力装置として設定するものとしてもよい。こうすれば、充電電力指令に基づいてより適正に蓄電装置を充電することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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