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公開番号
2025108143
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001858
出願日
2024-01-10
発明の名称
固定機構
出願人
株式会社ディスコ
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
B24B
45/00 20060101AFI20250715BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】スピンドルに装着するハブブレードとハブレスブレードとを交換する際、それぞれに対応する受けフランジに交換することなく、ハブブレードとハブレスブレードとの双方を固定できる固定機構を提供すること。
【解決手段】固定機構1は、先端部の外周に雄ネジ15を有し、ハブブレードまたはハブレスブレード121-2の一方の側面を共通の第1支持部16で支持する受けフランジ10と、ハブレスブレード121-2の他方の側面175を支持して受けフランジ10とで挟み込む第2支持部22を有した押さえフランジ20と、雄ネジ15に螺合する雌ネジを内周に有したネジ穴31が形成され、ハブブレードまたはハブレスブレード121-2を押さえフランジ20を介さずまたは介して受けフランジ10とで挟持して固定するナット30と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
切削ブレードを切削装置のスピンドルに固定する固定機構であって、
該切削ブレードは、挿入孔を有し環状に形成された円形基台と該円形基台の外周から突出する環状の切り刃とを有するハブブレード、または中央に開口を有する環状のハブレスブレード、であり、
該挿入孔または該開口のどちらにも挿通可能で先端部の外周に雄ネジを有する円柱状のボス部と、該ボス部の軸方向後端から半径方向外側に突出し該ハブブレードの一方の側面または該ハブレスブレードの一方の側面を第1支持部で支持するフランジ部と、を有した受けフランジと、
該ボス部に挿通可能で該挿入孔と略同じ大きさの孔を備えた貫通孔と、該ハブレスブレードの該一方の側面とは反対側の他方の側面を支持して該受けフランジと対面し該ハブレスブレードを該受けフランジとで挟み込む第2支持部と、を有した押さえフランジと、
該ボス部の該雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有したネジ穴が形成され、該ハブブレードの該円形基台側に接して該受けフランジとで挟持することで該ハブブレードを該受けフランジに固定する、または、該ハブレスブレードを該押さえフランジを介して該受けフランジとで挟持することで該ハブレスブレードを該受けフランジに固定する、ナットと、
を備え、
該ハブブレードまたは該ハブレスブレードを共通の該受けフランジで支持することを特徴とする固定機構。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
該受けフランジの該第1支持部は、該ハブブレードの該円形基台の外周の該環状の切り刃と接触して支持することを特徴とする請求項1に記載の固定機構。
【請求項3】
該受けフランジの該フランジ部には、該第1支持部の内周側に環状の凹部が形成され、
該押さえフランジには、該第2支持部の内周側に、該ハブレスブレードの該開口よりも小さい外径を有し、該環状の凹部と嵌合する環状の凸部が形成され、
該環状の凸部に該ハブレスブレードの該開口を挿通させて該ハブレスブレードを該押さえフランジに仮に保持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の固定機構。
【請求項4】
該受けフランジの該フランジ部は、該第1支持部よりも内周側に該ハブブレードの該円形基台を支持する第3支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の固定機構。
【請求項5】
該押さえフランジは、該第2支持部の内周側に、該第3支持部を収容する環状の凹部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の固定機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハブブレードまたはハブレスブレードを挟持して切削装置のスピンドルに固定する固定機構に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、切削ブレードを挟持して切削装置のスピンドルに装着する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-339977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、具体的には、挿入孔を有し環状に形成された円形基台と円形基台の外周から突出する環状の切り刃とを有するハブブレードの場合は、スピンドル側に固定される受けフランジのボス部に雄ネジが形成されていて、ボス部にハブブレードの挿入孔を挿入した状態で、ナットの雌ネジをボス部の雄ネジに締結することで受けフランジとナットとで挟持して固定する。また、円形基台が無く、中央に開口を有する環状のハブレスブレードの場合は、受けフランジのボス部にハブレスブレードの開口を挿入し、さらに押さえフランジをボス部に挿入した状態においてナットで押さえフランジを介して締結することで、受けフランジと押さえフランジとで挟持した状態で固定する。
【0005】
特許文献1では、切削ブレードに接触して支持する受けフランジの支持部の位置が、ハブブレードとハブレスブレードとで異なる。特にハブレスブレードの場合は、薄いハブレスブレードを取り扱うことが難しいため、ハブレスブレードを取り付ける際、受けフランジのフランジ部に形成された凸部にハブレスブレードの開口を挿入して仮に固定する。このために、ハブレスブレードを支持する受けフランジの支持部は、凸部の外周側に形成されており、ハブブレードを取り付ける場合の受けフランジの支持部より外周側となっていて位置が異なっている。これにより、ハブブレードとハブレスブレードとで別の受けフランジが用いられる。このように、別の受けフランジを用いなければならないため、ハブブレードとハブレスブレードとを交換して使用する際、作業者は、受けフランジを交換しなければならず、煩わしいという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、スピンドルに装着するハブブレードとハブレスブレードとを交換する際、それぞれに対応する受けフランジに交換することなく、ハブブレードとハブレスブレードとの双方を固定できる固定機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の固定機構は、切削ブレードを切削装置のスピンドルに固定する固定機構であって、該切削ブレードは、挿入孔を有し環状に形成された円形基台と該円形基台の外周から突出する環状の切り刃とを有するハブブレード、または中央に開口を有する環状のハブレスブレード、であり、該挿入孔または該開口のどちらにも挿通可能で先端部の外周に雄ネジを有する円柱状のボス部と、該ボス部の軸方向後端から半径方向外側に突出し該ハブブレードの一方の側面または該ハブレスブレードの一方の側面を第1支持部で支持するフランジ部と、を有した受けフランジと、該ボス部に挿通可能で該挿入孔と略同じ大きさの孔を備えた貫通孔と、該ハブレスブレードの該一方の側面とは反対側の他方の側面を支持して該受けフランジと対面し該ハブレスブレードを該受けフランジとで挟み込む第2支持部と、を有した押さえフランジと、該ボス部の該雄ネジに螺合する雌ネジを内周に有したネジ穴が形成され、該ハブブレードの該円形基台側に接して該受けフランジとで挟持することで該ハブブレードを該受けフランジに固定する、または、該ハブレスブレードを該押さえフランジを介して該受けフランジとで挟持することで該ハブレスブレードを該受けフランジに固定する、ナットと、を備え、該ハブブレードまたは該ハブレスブレードを共通の該受けフランジで支持することを特徴とする。
【0008】
該受けフランジの該第1支持部は、該ハブブレードの該円形基台の外周の該環状の切り刃と接触して支持してもよい。
【0009】
該受けフランジの該フランジ部には、該第1支持部の内周側に環状の凹部が形成され、該押さえフランジには、該第2支持部の内周側に、該ハブレスブレードの該開口よりも小さい外径を有し、該環状の凹部と嵌合する環状の凸部が形成され、該環状の凸部に該ハブレスブレードの該開口を挿通させて該ハブレスブレードを該押さえフランジに仮に保持してもよい。
【0010】
該受けフランジの該フランジ部は、該第1支持部よりも内周側に該ハブブレードの該円形基台を支持する第3支持部を有していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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