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公開番号2025108945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002507
出願日2024-01-11
発明の名称物標認識装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20250716BHJP(信号)
要約【課題】物標の認識精度を効果的に向上する。
【解決手段】
車両VHの前方の所定範囲を撮影するカメラ42と、カメラ42により撮影される撮影画像に所定の画像処理を行うことにより、撮影画像中の物標の存在を認識する物標認識部110とを備える物標認識装置であって、車両VHが備える前照灯60から照射される照射光の照射範囲を制御する配光制御部100により、照射光が遮光又は減光された領域である調光領域Aと、照射光が遮光又は減光されていない照射領域Bとをそれぞれ特定する領域特定部120を備えており、物標認識部110は、領域特定部120によりそれぞれ特定された照射領域Bにおいては、第1の画像処理を行い、領域特定部120によりそれぞれ特定された調光領域Aにおいては、第1の画像処理に比して、撮影画像の輝度を高くする第2画像処理を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両の前方の所定範囲を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影される撮影画像に所定の画像処理を行うことにより、前記撮影画像中の物標の存在を認識する物標認識手段と、を備える物標認識装置であって、
前記車両が備える前照灯から照射される照射光の照射範囲を制御する配光制御手段により、前記照射光が遮光又は減光された領域である調光領域と、前記照射光が遮光又は減光されていない照射領域とをそれぞれ特定する領域特定手段を備えており、
前記物標認識手段は、前記領域特定手段によりそれぞれ特定された前記照射領域においては、第1の画像処理を行い、前記領域特定手段によりそれぞれ特定された前記調光領域においては、前記第1の画像処理に比して、撮影画像の輝度を高くする第2画像処理を行う
ことを特徴とする物標認識装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載の物標認識装置であって、
前記物標認識手段は、前記調光領域においては、前記撮影画像の輝度を高めて物標画像の輪郭エッジを鮮明にするフィルタを適用することにより、前記第2の画像処理を行う
ことを特徴とする物標認識装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の物標認識装置であって、
前記車両は、前記車両の前方に認識した物体が所定の衝突条件を満たす場合に、前記車両と前記物体との衝突を回避又は前記衝突の被害を軽減するための衝突回避制御を実施する衝突回避制御手段を備えており、
前記物標認識手段は、認識した物標の情報を前記衝突回避制御手段に送信することにより、前記衝突回避制御手段に前記物体を認識させる
ことを特徴とする物標認識装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、物標認識装置に関し、特に、車両前方の物標の認識に好適な技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、車載の画像処理装置において、前照灯がロービーム状態である場合と、前照灯がハイビーム状態である場合とで、画像認識処理に用いる画素値の補正用閾値を変更することにより、ロービーム状態においても適切な物標認識を行えるようにする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-078520号公報
【発明の概要】
【0004】
例えば、アダプティブハイビームシステム(Adaptive High-beam System:AHS)のように、部分的にハイビーム状態又はロービーム状態を切り替えるシステムを搭載した車両においては、ハイビーム状態又はロービーム状態のそれぞれにおいて前照灯の照射領域が常に可変となる。このため、特許文献1記載の装置のように、前照灯がロービーム状態又はハイビーム状態の何れであるかに基づいて画素値の補正用閾値を変更するのみでは、補正処理が適切に実施されず、物標の誤検出や未検出が発生する可能性がある。
【0005】
本開示の技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、物標の認識精度を効果的に向上することを目的とする。
【0006】
本開示の物標認識装置は、
車両の前方の所定範囲を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影される撮影画像に所定の画像処理を行うことにより、前記撮影画像中の物標の存在を認識する物標認識手段と、を備える物標認識装置であって、
前記車両が備える前照灯から照射される照射光の照射範囲を制御する配光制御手段により、前記照射光が遮光又は減光された領域である調光領域と、前記照射光が遮光又は減光されていない照射領域とをそれぞれ特定する領域特定手段を備えており、
前記物標認識手段は、前記領域特定手段によりそれぞれ特定された前記照射領域においては、第1の画像処理を行い、前記領域特定手段によりそれぞれ特定された前記調光領域においては、前記第1の画像処理に比して、撮影画像の輝度を高くする第2画像処理を行う
ことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る車両のハードウェア構成を示す模式図である。
本実施形態に係る制御装置のソフトウェア構成を示す模式図である。
本実施形態に係る前照灯から照射されるハイビーム照射光の配光パターンの一例を説明する模式図である。
本実施形態に係る調光領域の画像処理の一例を説明する模式図である。
本実施形態に係る物標認識処理及び、PCS制御の処理のルーチンを説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本実施形態に係る物標認識装置を説明する。
【0009】
[ハードウェア構成]
図1は、本実施形態に係る車両VHのハードウェア構成を示す模式図である。以下では、車両VHは、他車両等と区別する必要がある場合、自車両と称する場合もある。
【0010】
車両VHは、ECU(Electronic Control Unit)10を有する。ECU10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13及び、インターフェース装置14等を備える。CPU11は、ROM12に格納されている各種プログラムを実行するプロセッサである。ROM12は、不揮発性メモリであって、CPU11が各種プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。RAM13は、揮発性メモリであって、各種プログラムがCPU11によって実行される際に展開される作業領域を提供する。インターフェース装置14は、外部装置と通信するための通信デバイスである。
(【0011】以降は省略されています)

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