TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025109093
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002803
出願日2024-01-11
発明の名称ステータコア及びモータ
出願人株式会社ニッセイ
代理人個人,個人
主分類H02K 1/18 20060101AFI20250716BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】アウターコアに対するインナーコアの位置決めを容易にしたステータコアを用いたモータを提供する。
【解決手段】ステータコア1は、インナーコア6と、インナーコア6の外側に配置されるリング状のアウターコア7とからなり、インナーコア6が、半径方向に沿って配置される複数のティース部15,15・・と、周方向に隣接するティース部15,15・・の内径側端部同士を夫々連結する橋絡部16,16・・とによって構成される。そして、アウターコア7と、各ティース部15とは、外径側に凹む円弧状の凹部である外側当接部21と、外径側に膨らんで外側当接部21の凹部に嵌合する円弧状の凸部である内側当接部20との当接により結合される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
インナーコアと、前記インナーコアの外側に配置されるリング状のアウターコアとからなる二分割構造のステータコアであって、
前記インナーコアは、半径方向に沿って配置される複数のティース部と、周方向に隣接する前記ティース部の内径側端部同士を夫々連結する橋絡部とによって構成され、
前記インナーコアと前記アウターコアとは、前記アウターコアの内周に形成した外側当接部と、各前記ティース部の外径側端部に形成した内側当接部との当接により結合されていると共に、前記外側当接部は、外径側に凹む円弧状の凹部であり、前記内側当接部は、外径側に膨らんで前記凹部に嵌合する円弧状の凸部であることを特徴とするステータコア。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記外側当接部と前記内側当接部との円弧状の半径は、前記ティース部の幅以上であり、且つ、前記外側当接部と前記内側当接部との円弧状の中心点は、前記インナーコアの中心点と前記内側当接部の外径側端部との間にあることを特徴とする請求項1に記載のステータコア。
【請求項3】
インナーコアと、前記インナーコアの外側に配置されるリング状のアウターコアとからなる二分割構造のステータコアであって、
前記インナーコアは、半径方向に向かって配置される複数のティース部と、周方向に隣接する前記ティース部の内径側端部同士を夫々連結する橋絡部とによって構成され、
前記インナーコアと前記アウターコアとは、前記アウターコアの内周に形成した外側当接部と、各前記ティース部の外径側端部に形成した内側当接部との当接により結合されており、前記外側当接部と前記内側当接部とは、互いに面接触する平面であることを特徴とするステータコア。
【請求項4】
各前記平面は、前記ティース部の中心線が通る前記アウターコアの外周面との接線方向に形成されることを特徴とする請求項3に記載のステータコア。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れかに記載のステータコアと、前記ステータコアを貫通するロータとを有するモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータコア、及び該ステータコアが用いられるモータに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一枚の電磁鋼板からインナーコアと、アウターコアとをプレス加工して、アウターコアと、アウターコアの内側に配置されたインナーコアとの位相をずらした状態から、周方向に位相を合わせて接合させたステータコアがある。特許文献1には、リング状のヨーク部鉄心と、ヨーク部鉄心の内周側に配列された歯部鉄心と、歯部鉄心の内周側を連結した橋絡部とが設けられたステータにおいて、図面から、ヨーク部鉄心の外周と同様の曲率の内周と、歯部鉄心の外径側端部とが接合している構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-054468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のステータコアでは、アウターコアにインナーコアを接合させる際、アウターコアの内周に、アウターコアの内周と同様な曲率のティース部の外径側端部を接合させる必要があるため、ティース部の位置決めが困難であるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、アウターコアに対するインナーコアの位置決めを容易にしたステータコアを用いたモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、インナーコアと、インナーコアの外側に配置されるリング状のアウターコアとからなる二分割構造のステータコアであって、インナーコアは、半径方向に沿って配置される複数のティース部と、周方向に隣接するティース部の内径側端部同士を夫々連結する橋絡部とによって構成され、インナーコアとアウターコアとは、アウターコアの内周に形成した外側当接部と、各ティース部の外径側端部に形成した内側当接部との当接により結合されていると共に、外側当接部は、外径側に凹む円弧状の凹部であり、内側当接部は、外径側に膨らんで凹部に嵌合する円弧状の凸部であることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、外側当接部と内側当接部との円弧状の半径は、ティース部の幅以上であり、且つ、外側当接部と内側当接部との円弧状の中心点は、インナーコアの中心点と内側当接部の外径側端部との間にあることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、インナーコアと、インナーコアの外側に配置されるリング状のアウターコアとからなる二分割構造のステータコアであって、インナーコアは、半径方向に向かって配置される複数のティース部と、周方向に隣接するティース部の内径側端部同士を夫々連結する橋絡部とによって構成され、インナーコアとアウターコアとは、アウターコアの内周に形成した外側当接部と、各ティース部の外径側端部に形成した内側当接部との当接により結合されており、外側当接部と内側当接部とは、互いに面接触する平面であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、各平面は、ティース部の中心線が通るアウターコアの外周面との接線方向に形成されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のステータコアと、ステータコアを貫通するロータとを有するモータである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、モータに用いられるステータコアは、インナーコアと、インナーコアの外側に配置されるリング状のアウターコアからなり、インナーコアが、半径方向に沿って配置される複数のティース部と、周方向に隣接するティース部の内径側端部同士を夫々連結する橋絡部とによって構成される。そして、アウターコアと、各ティース部とは、外径側に凹む円弧状の凹部である外側当接部と、外径側に膨らんで外側当接部の凹部に嵌合する円弧状の凸部である内側当接部との当接により結合される。
よって、アウターコアと、各ティース部とが当接する内側当接部及び外側当接部が互いに円弧状であるため、インナーコアをアウターコアへ位置決め作業が容易になると共に、焼き嵌め時において、内側当接部及び外側当接部の円弧状が、アウターコアの中心に向かって撓むことできれいに接合される。
【0009】
また、請求項3に記載の発明によれば、モータに用いられるステータコアは、インナーコアと、インナーコアの外側に配置されるリング状のアウターコアからなり、インナーコアが、半径方向に沿って配置される複数のティース部と、周方向に隣接するティース部の内径側端部同士を夫々連結する橋絡部とによって構成される。そして、アウターコアと、各ティース部とは、互いに面接触する平面である外側当接部及び内側当接部とが接合することで結合される。
よって、アウターコアに対するインナーコアの位置決め作業が容易になる。また、内側当接部及び外側当接部が平面であるため、インナーコアをアウターコア内側に配置し、嵌合位置に移動させる際、回転させることが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のモータを示す断面図である。
第一の実施形態のステータコアを示す図である。
図2におけるA部分拡大図である。
プレス加工時の第一の実施形態のステータコアを示す図である。
第二の実施形態のステータコアを示す図である。
図5におけるB部分拡大図である。
プレス加工時の第二の実施形態のステータコアを示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ニッセイ
ステータコア及びモータ
6日前
株式会社ニッセイ
ステータコア及びモータ
6日前
個人
恒久電源開発の装置
1か月前
ニデック株式会社
モータ
6日前
個人
発電装置
今日
個人
ステッピングモータ実習装置
13日前
キヤノン株式会社
電源装置
今日
キヤノン株式会社
電源装置
27日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
27日前
サンデン株式会社
電力変換装置
7日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
充電装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
20日前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
1か月前
サンデン株式会社
電力変換装置
7日前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
サンデン株式会社
モータ制御装置
1か月前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
ダイハツ工業株式会社
ロータ構造
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
5日前
日産自動車株式会社
回転電機
2日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
27日前
因幡電機産業株式会社
充電システム
1か月前
新電元工業株式会社
充電装置
20日前
ミツミ電機株式会社
電源回路
1日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
27日前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
1日前
矢崎総業株式会社
電池切替装置
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
7日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
1か月前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
21日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
27日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
13日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
13日前
住友重機械工業株式会社
回転電機
1か月前
続きを見る