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公開番号
2025109250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024002963
出願日
2024-01-12
発明の名称
ケーブル布設構造の製造方法、およびケーブル布設中間体
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02G
1/06 20060101AFI20250717BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】水上設備に対して安定的に電力ケーブルを接続する。
【解決手段】ケーブル布設構造の製造方法は、電力ケーブルと、電力ケーブルの外周を把持した把持部材と、電力ケーブルの先端に近い領域に設けられた吊り下げ端子と、を備えるケーブル布設中間体を準備する工程と、把持部材によりケーブル布設中間体を引っ張り、ケーブル布設中間体を水上設備内に引き込む工程と、水上設備に設けられた第1フックに把持部材を引っ掛けた状態で、水上設備内において把持部材により電力ケーブルを吊り下げる工程と、水上設備に設けられた第1フックとは別の第2フックに吊り下げ端子を引っ掛け、水上設備内において吊り下げ端子により電力ケーブルを吊り下げる工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電力ケーブルと、前記電力ケーブルの外周を把持した把持部材と、前記電力ケーブルの先端に近い領域に設けられた吊り下げ端子と、を備えるケーブル布設中間体を準備する工程と、
前記把持部材により前記ケーブル布設中間体を引っ張り、前記ケーブル布設中間体を水上設備内に引き込む工程と、
前記水上設備に設けられた第1フックに前記把持部材を引っ掛けた状態で、前記水上設備内において前記把持部材により前記電力ケーブルを吊り下げる工程と、
前記水上設備に設けられた前記第1フックとは別の第2フックに前記吊り下げ端子を引っ掛け、前記水上設備内において前記吊り下げ端子により前記電力ケーブルを吊り下げる工程と、
を備える
ケーブル布設構造の製造方法。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ケーブル布設中間体を準備する工程では、
前記電力ケーブルとして、少なくとも1つのケーブル線心と、前記ケーブル線心の外周を囲む複数の鉄線を含む鉄線外装と、を有するケーブルを準備し、
前記吊り下げ端子により前記電力ケーブルを吊り下げる工程の後に、前記把持部材を前記電力ケーブルから取り外し、前記電力ケーブルを外周から剥ぎ取る工程と、
前記鉄線外装の前記複数の鉄線を前記水上設備に引き留める工程と、
前記第2フックから前記吊り下げ端子を外し、前記ケーブル線心を前記水上設備の所定の装置に接続する工程と、
をさらに備える
請求項1に記載のケーブル布設構造の製造方法。
【請求項3】
前記ケーブル布設中間体を準備する工程では、
前記電力ケーブルとして、
少なくとも1つのケーブル線心と、
前記ケーブル線心の外周を囲む複数の鉄線を含む鉄線外装と、
前記鉄線外装よりも内側で前記ケーブル線心を除く領域に挿通され、先端に前記吊り下げ端子が設けられたワイヤと、
を有するケーブルを準備する
請求項1または請求項2に記載のケーブル布設構造の製造方法。
【請求項4】
前記ケーブル布設中間体を準備する工程では、
前記電力ケーブルとして、
前記ケーブル線心が、前記電力ケーブル内で螺旋状に撚り合わせられて複数設けられ、
前記ワイヤが、前記複数のケーブル線心の中心において前記複数のケーブル線心のそれぞれに接した状態で直線状に配置されている
ケーブルを準備する
請求項3に記載のケーブル布設構造の製造方法。
【請求項5】
前記ケーブル布設中間体を準備する工程では、
前記電力ケーブルとして、前記ワイヤが複数設けられているケーブルを準備する
請求項3に記載のケーブル布設構造の製造方法。
【請求項6】
前記ケーブル布設中間体を準備する工程では、
前記電力ケーブルとして、
前記ケーブル線心が、前記電力ケーブル内で螺旋状に撚り合わせられて複数設けられ、
前記ワイヤが、前記鉄線外装に近い領域で前記複数のケーブル線心のうちの一対のケーブル線心の間において、前記一対のケーブル線心のそれぞれに接した状態で螺旋状に配置されている
ケーブルを準備する
請求項3に記載のケーブル布設構造の製造方法。
【請求項7】
前記ケーブル布設中間体を準備する工程では、
前記電力ケーブルとして、
導体を有する少なくとも1つのケーブル線心を備え、
前記吊り下げ端子が前記ケーブル線心の前記導体の先端に圧縮により接続されている
ケーブルを準備する
請求項1または請求項2に記載のケーブル布設構造の製造方法。
【請求項8】
電力ケーブルと、
前記電力ケーブルの外周を把持し、前記電力ケーブルを吊り下げることが可能に構成された把持部材と、
前記電力ケーブルの先端に近い領域に設けられ、前記把持部材とは別に前記電力ケーブルを吊り下げることが可能に構成された吊り下げ端子と、
を備える
ケーブル布設中間体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ケーブル布設構造の製造方法、およびケーブル布設中間体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
水中または水底に布設される電力ケーブルを水上設備に接続したケーブル布設構造として、様々な構造が開示されている。ケーブル布設構造において、水上設備の所定の装置に電力ケーブルを接続する際には、水上設備内で電力ケーブルを固定するために、電力ケーブルの鉄線を引き留める鉄線引留装置が用いられることがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-139888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、水上設備に対して安定的に電力ケーブルを接続することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、電力ケーブルと、前記電力ケーブルの外周を把持した把持部材と、前記電力ケーブルの先端に近い領域に設けられた吊り下げ端子と、を備えるケーブル布設中間体を準備する工程と、前記把持部材により前記ケーブル布設中間体を引っ張り、前記ケーブル布設中間体を水上設備内に引き込む工程と、前記水上設備に設けられた第1フックに前記把持部材を引っ掛けた状態で、前記水上設備内において前記把持部材により前記電力ケーブルを吊り下げる工程と、前記水上設備に設けられた前記第1フックとは別の第2フックに前記吊り下げ端子を引っ掛け、前記水上設備内において前記吊り下げ端子により前記電力ケーブルを吊り下げる工程と、を備えるケーブル布設構造の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、水上設備に対して安定的に電力ケーブルを接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設構造の製造方法を示すフローチャートである。
図2は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設中間体を示す概略側面図である。
図3は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設中間体を示す概略断面図である。
図4は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設構造の製造方法を示す概略図である。
図5は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設構造の製造方法を示す概略図である。
図6は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設構造の製造方法を示す概略図である。
図7は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設構造の製造方法を示す概略図である。
図8は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設構造の製造方法を示す概略図である。
図9は、本開示の一実施形態に係るケーブル布設構造の製造方法を示す概略図である。
図10は、本開示の一実施形態の変形例1に係るケーブル布設中間体を示す概略側面図である。
図11は、本開示の一実施形態の変形例1に係るケーブル布設中間体を示す概略断面図である。
図12は、本開示の一実施形態の変形例2に係るケーブル布設中間体を示す概略側面図である。
図13は、比較例に係るケーブル布設構造の製造方法を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
<発明者等の得た知見>
まず、発明者等の得た知見について説明する。
【0009】
図13を参照し、比較例に係るケーブル布設構造の製造方法について説明する。比較例に係るケーブル布設構造の製造方法では、例えば、以下の手順により、ケーブル布設構造が製造される。
【0010】
図13の(i)に示すように、比較例では、電力ケーブル100の外周を把持する把持部材320により電力ケーブル100を引っ張り、電力ケーブル100を水上設備30内に引き込む。
(【0011】以降は省略されています)
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