TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025109379
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003227
出願日2024-01-12
発明の名称電極搬送システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類B65G 54/02 20060101AFI20250717BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】可動子の構成を複雑にすることなく、可動子がシート状電極を吸着保持する構成を実現する技術を提供する。
【解決手段】平面リニアモータ5は、固定子10及び可動子11を含み、固定子10上で可動子11を磁気浮上させた状態で可動子11を水平駆動及び旋回駆動するように構成される。可動子11は、シート状電極2を吸着して保持するための吸着テーブル22を有する。吸着テーブル22は、シート状電極2と対向可能なテーブル上面22aと、テーブル上面22aの反対側のテーブル下面22bと、テーブル上面22aとテーブル下面22bに開口する負圧流路32と、を有する。エア浮上ステージ4は、シート状電極2の搬送方向に沿って延びると共に、吸着テーブル22のテーブル下面22bに開口する負圧流路32に負圧を供給する負圧供給体50を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シート状電極を浮上させるエア浮上ステージと、
前記エア浮上ステージによって浮上している前記シート状電極を吸着保持して搬送する平面リニアモータと、
を含み、
前記平面リニアモータは、固定子及び可動子を含み、前記固定子上で前記可動子を磁気浮上させた状態で前記可動子を水平駆動及び旋回駆動するように構成され、
前記可動子は、前記シート状電極を吸着して保持するための吸着テーブルを有し、
前記吸着テーブルは、前記シート状電極と対向可能なテーブル上面と、前記テーブル上面の反対側のテーブル下面と、前記テーブル上面と前記テーブル下面に開口する負圧流路と、を有し、
前記エア浮上ステージは、前記シート状電極の搬送方向に沿って延びると共に、前記吸着テーブルの前記テーブル下面に開口する前記負圧流路に負圧を供給する負圧供給体を有する、
電極搬送システム。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電極搬送システムであって、
前記吸着テーブルの前記テーブル下面には、前記負圧流路が接続されると共に前記搬送方向に沿って延びる下開口が形成されている、
電極搬送システム。
【請求項3】
請求項1に記載の電極搬送システムであって、
前記吸着テーブルの前記テーブル上面には、前記負圧流路が接続された複数の上開口が形成されている、
電極搬送システム。
【請求項4】
請求項1に記載の電極搬送システムであって、
前記負圧供給体は、前記吸着テーブルの前記テーブル下面に対して正圧と負圧を同時に供給することで前記吸着テーブルを上下方向に非接触で拘束するように構成されている、
電極搬送システム。
【請求項5】
請求項4に記載の電極搬送システムであって、
前記負圧供給体の上面は、
前記吸着テーブルの前記負圧流路に前記負圧を供給する第1領域と、
前記吸着テーブルの前記テーブル下面に対して前記正圧を供給する第2領域と、
前記吸着テーブルの前記テーブル下面に対して前記負圧を供給する第3領域と、
前記第1領域と前記第2領域、前記第3領域を互いから隔離するエア抜き溝と、
を有する、
電極搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電極搬送システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、長円形のレールと、当該レール上を走行可能な複数の可動子と、を備えた電極搬送装置を開示している。各可動子は、シート状電極を載せる搬送プレートと、当該搬送プレートに載せられたシート状電極を保持する複数のクランプと、を備える。各クランプは、L字型を成すクランプアームと、クランプアームを常時付勢する引張バネと、クランプアームに取り付けられたローラと、を含む。この構成で、クランプアームが引張バネによって付勢されることで、クランプアームは、シート状電極を搬送プレートに押さえつける。各クランプのローラが可動子の走行経路に設けられた固定カムと係合すると、クランプアームが引張バネに抗して回転することで、シート状電極がクランプアームから解放される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-183313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シート状電極を浮上させつつ搬送するに際し、平面リニアモータを用いることが考えられる。即ち、平面リニアモータを構成する可動子にシート状電極を保持させつつ、磁気浮上状態にある可動子を移動させることで、シート状電極を搬送することができる。
【0005】
可動子がシート状電極を保持する手段として、可動子がシート状電極を吸着保持する構成が考えられる。しかしながら、この場合、可動子自体に負圧源を設ける必要があり、可動子の構成が複雑になってしまう。
【0006】
そこで、本開示の目的は、可動子の構成を複雑にすることなく、可動子がシート状電極を吸着保持する構成を実現する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
シート状電極を浮上させるエア浮上ステージと、
前記エア浮上ステージによって浮上している前記シート状電極を吸着保持して搬送する平面リニアモータと、
を含み、
前記平面リニアモータは、固定子及び可動子を含み、前記固定子上で前記可動子を磁気浮上させた状態で前記可動子を水平駆動及び旋回駆動するように構成され、
前記可動子は、前記シート状電極を吸着して保持するための吸着テーブルを有し、
前記吸着テーブルは、前記シート状電極と対向可能なテーブル上面と、前記テーブル上面の反対側のテーブル下面と、前記テーブル上面と前記テーブル下面に開口する負圧流路と、を有し、
前記エア浮上ステージは、前記シート状電極の搬送方向に沿って延びると共に、前記吸着テーブルの前記テーブル下面に開口する前記負圧流路に負圧を供給する負圧供給体を有する、
電極搬送システムが提供される。
以上の構成によれば、可動子の構成を複雑にすることなく、可動子がシート状電極を吸着保持する構成が実現される。
【0008】
前記吸着テーブルの前記テーブル下面には、前記負圧流路が接続されると共に前記搬送方向に沿って延びる下開口が形成されてもよい。
以上の構成によれば、前記可動子が前記シート状電極を搬送中でも問題なく、前記負圧供給体が前記負圧流路に前記負圧を供給できる。
【0009】
前記吸着テーブルの前記テーブル上面には、前記負圧流路が接続された複数の上開口が形成されてもよい。
以上の構成によれば、前記吸着テーブルが前記シート状電極を安定的に吸着保持できる。
【0010】
前記負圧供給体は、前記吸着テーブルの前記テーブル下面に対して正圧と負圧を同時に供給することで前記吸着テーブルを上下方向に非接触で拘束するように構成されてもよい。
以上の構成によれば、前記負圧供給体が前記吸着テーブルを上下方向に高い剛性で拘束することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
膜体
4日前
トヨタ自動車株式会社
方法
26日前
トヨタ自動車株式会社
方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池
19日前
トヨタ自動車株式会社
方法
2日前
トヨタ自動車株式会社
方法
19日前
トヨタ自動車株式会社
電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
23日前
トヨタ自動車株式会社
車両
17日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
電極
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電極
26日前
トヨタ自動車株式会社
車両
18日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両
25日前
トヨタ自動車株式会社
車両
26日前
トヨタ自動車株式会社
車両
4日前
トヨタ自動車株式会社
方法
16日前
トヨタ自動車株式会社
車両
16日前
トヨタ自動車株式会社
電極体
24日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
18日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
25日前
トヨタ自動車株式会社
移動体
18日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
18日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
16日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
19日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
25日前
トヨタ自動車株式会社
充電器
19日前
トヨタ自動車株式会社
充電器
16日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
23日前
トヨタ自動車株式会社
撮像方法
23日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
23日前
トヨタ自動車株式会社
評価方法
4日前
トヨタ自動車株式会社
監視装置
23日前
続きを見る