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公開番号
2025109936
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2025084887,2022063199
出願日
2025-05-21,2022-04-06
発明の名称
圧粉磁心、及びインダクタ
出願人
株式会社トーキン
代理人
個人
主分類
H01F
27/255 20060101AFI20250717BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】直流重畳特性が良好な圧粉磁心、及びインダクタを提供することである。
【解決手段】本開示の一態様にかかる圧粉磁心は、磁性粉末がバインダ層を介して結着された圧粉磁心であって、直流電流によって生ずる磁束密度が0Tのときの透磁率をμ
B=0T
とし、直流電流によって生ずる磁束密度が0.5Tのときの透磁率をμ
B=0.5T
とした場合、μ
B=0.5T
/μ
B=0T
の値が0.65以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
磁性粉末がバインダ層を介して結着された圧粉磁心であって、
直流電流によって生ずる磁束密度が0Tのときの透磁率をμ
B=0T
とし、直流電流によって生ずる磁束密度が0.5Tのときの透磁率をμ
B=0.5T
とした場合、μ
B=0.5T
/μ
B=0T
の値が0.65以上である、
圧粉磁心。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記μ
B=0.5T
/μ
B=0T
の値が0.8以上である、請求項1に記載の圧粉磁心。
【請求項3】
前記圧粉磁心は90体積%以上の磁性粉末を含有している、請求項1または2に記載の圧粉磁心。
【請求項4】
前記圧粉磁心の1MHz、50mTにおける鉄損が4500kW/m
3
以下である、請求項1または2に記載の圧粉磁心。
【請求項5】
前記圧粉磁心の1MHz、50mTにおける鉄損が1500kW/m
3
以下である、請求項1または2に記載の圧粉磁心。
【請求項6】
前記磁性粉末は金属ガラス粉末またはナノ結晶粉末である、請求項1または2に記載の圧粉磁心。
【請求項7】
前記バインダ層は低融点ガラスと樹脂材料とを含む、請求項1または2に記載の圧粉磁心。
【請求項8】
前記低融点ガラスはリン酸塩系またはスズリン酸塩系ガラスである、請求項7に記載の圧粉磁心。
【請求項9】
前記樹脂材料は、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、及びアクリル樹脂からなる群から選択される少なくとも一種である、請求項7に記載の圧粉磁心。
【請求項10】
請求項1または2に記載の圧粉磁心とコイルとを備えるインダクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、圧粉磁心、及びインダクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、インダクタは様々な電子機器に用いられている。特にパソコン等の電子機器では消費電力の増加に伴い、供給電力が大電流化している。このため、パソコン等の電子機器に用いられるインダクタは、大電流を流した場合でも高いインダクタンス特性を示すことが求められる。特許文献1には、高周波領域における透磁率の低下が少ない非晶質軟磁性合金の圧粉成形体の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-212503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、パソコン等の電子機器に用いられるインダクタは、大電流を流した場合でも高いインダクタンス特性を示すことが求められる。つまり、大電流を流した場合でも透磁率の低下の少ないインダクタ、換言すると直流重畳特性が良好なインダクタが求められている。
【0005】
上記課題に鑑み本開示の目的は、直流重畳特性が良好な圧粉磁心、及びインダクタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様にかかる圧粉磁心は、磁性粉末がバインダ層を介して結着された圧粉磁心であって、直流電流によって生ずる磁束密度が0Tのときの透磁率をμ
B=0T
とし、直流電流によって生ずる磁束密度が0.5Tのときの透磁率をμ
B=0.5T
とした場合、μ
B=0.5T
/μ
B=0T
の値が0.65以上である。
【0007】
本開示の一態様にかかるインダクタは、上述の圧粉磁心とコイルとを備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示により、直流重畳特性が良好な圧粉磁心、及びインダクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態にかかるインダクタの一例を示す透視斜視図である。
実施の形態にかかる圧粉磁心の製造方法を説明するためのフローチャートである。
実施の形態にかかる圧粉磁心の製造方法を説明するための模式図である。
実施の形態にかかる圧粉磁心の直流重畳特性の求め方を説明するためのフローチャートである。
実施の形態にかかる圧粉磁心の直流重畳特性の求め方を説明するためのグラフである(ステップS11に対応)。
実施の形態にかかる圧粉磁心の直流重畳特性の求め方を説明するためのグラフである(ステップS12に対応)。
実施の形態にかかる圧粉磁心の直流重畳特性の求め方を説明するためのグラフである(ステップS13に対応)。
実施の形態にかかる圧粉磁心の直流重畳特性の求め方を説明するためのグラフである(ステップS14に対応)。
実施の形態にかかる圧粉磁心の直流重畳特性の求め方を説明するためのグラフである(ステップS15に対応)。
実施の形態にかかる圧粉磁心の直流重畳特性の求め方を説明するためのグラフである(ステップS16に対応)。
実施例にかかる圧粉磁心の直流重畳特性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<インダクタ>
図1は、実施の形態にかかるインダクタの一例を示す透視斜視図である。図1に示すように、本実施の形態にかかるインダクタ1は、圧粉磁心10_1、10_2およびコイル13を備える。圧粉磁心10_1は、中央部を垂直方向に貫通している空洞を有し、コイル13の外側を囲むように配置される。圧粉磁心10_2は、コイル13の内側に設けられており、断面コ字状のコイル13の凹部に配置される。
(【0011】以降は省略されています)
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