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公開番号2025110823
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004888
出願日2024-01-16
発明の名称固定治具
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類H01M 50/262 20210101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池セルが膨張した場合であっても、電極タブ同士の非接触領域が増えたり、電池セルと電極タブとの接合部分が広がったりするのを抑制可能な固定治具の提供を目的とした。
【解決手段】固定治具10は、タブ状に形成された電極タブ110がセル本体102の端部から突出するように設けられた複数の電池セル100について、それぞれの電極タブ110を電気的に接続した状態で固定するものであり、電極タブ110を巻くこと、あるいは畳むことにより形成されたタブ積層部114を保持する保持部20と、保持部20に保持されたタブ積層部114に対し、電極タブ110の積層方向に向けて加圧力を作用させる加圧部50と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タブ状に形成された電極タブがセル本体の端部から突出するように設けられた複数の電池セルについて、それぞれの前記電極タブを電気的に接続した状態で固定するものであり、
前記電極タブを巻くこと、あるいは畳むことにより形成されたタブ積層部を保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記タブ積層部に対し、前記電極タブの積層方向に向けて加圧力を作用させる加圧部と、
を有すること、を特徴とする固定治具。
続きを表示(約 67 文字)【請求項2】
前記加圧部は、前記タブ積層部に加えて前記セル本体を加圧すること、を特徴とする請求項1に記載の固定治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タブ状に形成された電極タブがセル本体の端部から突出するように設けられた複数の電池セルについて、それぞれの電極タブを電気的に接続した状態で固定するための固定治具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているような電池モジュールが提供されている。特許文献1の電池モジュールは、シート形の複数の電池セルを積層して構成されている。また、特許文献1の電池モジュールにおいては、電池セルの各々の両端から電極タブが延びており、電池セルの各々の両側に電極タブを保持するホルダが設けられている。また、ホルダは、電極タブが挿入される挿入口を有し、挿入口の内部には電極タブの各々を電気的に接続する接続端子が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-133289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来技術の電池モジュールのように、電極タブを単に圧接して電気的に接続する構成とした場合、電池セルが熱等の影響によって膨張した場合に、電極タブに張力が作用する。これにより、従来技術の電池モジュールにおいては、電極タブ同士の非接触領域が増えたり、電池セルのパックと電極タブとの接合部分が広がって、パックの強度低下、パックの破損、パックの内部に収容されている電解液の漏洩等の問題が生じる懸念がある。
【0005】
そこで本発明は、熱等の影響によって電池セルが膨張した場合であっても、電極タブ同士の非接触領域が増えたり、電池セルと電極タブとの接合部分が広がったりするのを抑制しつつ、電極タブ同士を固定可能な固定治具の提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の固定治具は、タブ状に形成された電極タブがセル本体の端部から突出するように設けられた複数の電池セルについて、それぞれの前記電極タブを電気的に接続した状態で固定するものであり、前記電極タブを巻くこと、あるいは畳むことにより形成されたタブ積層部を保持する保持部と、前記保持部に保持された前記タブ積層部に対し、前記電極タブの積層方向に向けて加圧力を作用させる加圧部と、を有すること、を特徴とするものである。
【0007】
本発明の固定治具は、上記(1)のように、電極タブを巻くこと、あるいは畳むことによってタブ積層部としたものを、保持部によって保持することができる。これにより、本発明の固定治具は、タブ積層部をなすそれぞれの電極タブの接触面積を十分に確保しつつ、電極タブの配置に必要なスペースを最小限に抑制できる。さらに、本発明の固定治具は、保持部によって保持されたタブ積層部に対し、電極タブの作用方向に加圧力を作用させることにより、電池セルが膨張した場合に電極タブに張力がかかるのを抑制できる。従って、本発明の固定治具は、電池セルが膨張した場合であっても、電極タブ同士の非接触領域が増えたり、電池セルと電極タブとの接合部分が広がったりするのを抑制できる。
【0008】
(2)上述した本発明の固定治具において、前記加圧部は、前記タブ積層部に加えて前記セル本体を加圧するものであると良い。
【0009】
本発明の固定治具は、上記(2)のように加圧部によって電池セルとともに電極タブを加圧する構成とすることにより、電池セル及び電極タブを別々に加圧する構成とする場合に比べて構成や、固定治具を用いた固定作業の簡略化を図れる。
【0010】
(3)上述した本発明の固定治具において、前記保持部は、前記電池セルの厚みに相当する厚みとされた前記タブ積層部を保持するものであると良い。
(【0011】以降は省略されています)

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