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公開番号2025109522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003465
出願日2024-01-12
発明の名称チップ部品
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01G 4/33 20060101AFI20250717BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】実装性の向上を図ることができるチップ部品を提供すること。
【解決手段】チップ部品は、半導体基板11と、半導体基板11の第1基板面111に設けられたデバイス領域25と、デバイス領域25と電気的に接続された第2導電層34と、第2導電層34を覆い、第2導電層の一部を露出させる複数の第1開口部411および複数の第2開口部412を含む樹脂絶縁層41と、複数の第1開口部411、複数の第2開口部412により第2導電層34と接触している第1外部電極51および第2外部電極52を含む。第1外部電極51および第2外部電極52は、第2導電層34の側を向く第1電極面53と、第1電極面53とは反対側を向く第2電極面54と、を含む。第1電極面53の裏面段差533は、樹脂絶縁層41の厚さT41に対応する。第2電極面54の表面段差544は、第1電極面53の裏面段差533より小さい。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
第1基板面および前記第1基板面と反対側の第2基板面を含む半導体基板と、
前記第1基板面に設けられたデバイス領域と、
前記デバイス領域と電気的に接続された導電層と、
前記導電層を覆い、前記導電層の一部を露出させる複数の開口部を含む樹脂絶縁層と、
前記複数の開口部を介して前記導電層と接触している外部電極と、
を含み、
前記外部電極は、
前記樹脂絶縁層と接触している樹脂接触部、及び、前記導電層と接触している導電接触部を含む第1電極面と、
前記第1電極面とは反対側にある第2電極面と、
を含み、
前記第2電極面は、前記樹脂接触部の上方に位置する第1表面領域と、前記導電接触部の上方に位置する第2表面領域と、を含み、
前記第1表面領域と前記第2表面領域との表面段差は、前記第1電極面における前記樹脂接触部と前記導電層との裏面段差よりも小さい、
チップ部品。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記外部電極は、前記導電層の側から順に積層された第1金属層、第2金属層、およびはんだ層を含む、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項3】
隣り合う2つの前記開口部の間の距離は、前記第1金属層および前記第2金属層の厚さよりも大きい、
請求項2に記載のチップ部品。
【請求項4】
隣り合う2つの前記開口部の間の距離は、前記第1金属層および前記第2金属層の厚さよりも小さい、
請求項2に記載のチップ部品。
【請求項5】
前記開口部の幅は、前記開口部の間の距離よりも大きい、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項6】
前記開口部の幅は、前記開口部の間の距離と等しい、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項7】
前記開口部の幅は、前記開口部の間の距離よりも小さい、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項8】
隣り合う2つの前記開口部の間の突部の高さは、前記樹脂絶縁層における前記突部以外の高さと等しい、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項9】
隣り合う2つの前記開口部の間の突部の高さは、前記樹脂絶縁層における前記突部以外の高さより低い、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項10】
前記半導体基板はSi基板である、
請求項1に記載のチップ部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、チップ部品に関するものである。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基板と、基板上に配置された第1導電体膜および第1パッド膜と、第1導電体膜上および第1パッド膜上に配置された誘電体膜と、誘電体膜上に配置された第2導電膜と、を含むチップコンデンサを開示している。第1導電体膜は、第1接続領域および第1コンデンサ形成領域を含む。第2導電体膜は、第1パッド膜に電気的に接続された第2接続領域と、誘電体膜を挟んで第1導電体膜の第1コンデンサ形成領域と対向する第2コンデンサ形成領域と、を含む。第1導電体膜の第1接続領域には、第1外部電極が接合されており、第2導電体膜の第2接続領域には、第2外部電極が接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-195322号公報
【0004】
[概要]
チップ部品では、外部電極における実装性の向上が求められることがある。
【0005】
本開示の一態様であるチップ部品は、第1基板面および前記第1基板面と反対側の第2基板面を含む半導体基板と、前記第1基板面に設けられたデバイス領域と、前記デバイス領域と電気的に接続された導電層と、前記導電層を覆い、前記導電層の一部を露出させる複数の開口部を含む樹脂絶縁層と、前記複数の開口部を介して前記導電層と接触している外部電極と、を含み、前記外部電極は、前記樹脂絶縁層と接触している樹脂接触部、及び、前記導電層と接触している導電接触部を含む第1電極面と、前記第1電極面とは反対側にある第2電極面と、を含み、前記第2電極面は、前記樹脂接触部の上方に位置する第1表面領域と、前記導電接触部の上方に位置する第2表面領域と、を含み、前記第1表面領域と前記第2表面領域との表面段差は、前記第1電極面における前記樹脂接触部と前記導電層との裏面段差よりも小さい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態のチップ部品の一例を示す概略斜視図である。
図2は、図1のチップ部品の一例を示す概略平面図である。
図3は、図2のチップ部品の内部構成を模式的に示す概略断面図である。
図4は、図3のトレンチおよび第1電極層の一例を示す概略平面図である。
図5は、図4の一部を拡大して示す概略平面図である。
図6は、図4の一部を拡大して示す概略平面図である。
図7は、図5のトレンチおよびコンタクトの一例を示す概略平面図である。
図8は、図3の第2電極層と第1導電層との接続の一例を示す概略平面図である。
図9は、図3の第1導電層と第2導電層との接続の一例を示す概略平面図である。
図10は、図3の第2導電層、樹脂絶縁層、外部電極の一例を示す概略平面図である。
図11は、図3の外部電極を拡大して示す概略断面図である。
図12は、キャパシタおよび配線部の形状の一例を示す概略断面図である。
図13は、図12の一部を拡大して示す概略断面図である。
図14は、チップ部品におけるキャパシタおよび抵抗成分の状態を示す説明図である。
図15は、チップ部品の等価回路図である。
図16は、チップ部品の側面の一部を拡大して示す概略斜視図である。
図17は、図16のチップ部品の側面を示す概略断面図である。
図18は、チップ部品の個片化を模式的に示す概略平面図である。
図19は、比較例のチップ部品の個片化を模式的に示す概略平面図である。
図20は、第1比較例のチップ部品を示す概略平面図である。
図21は、図20のチップ部品の一部を拡大して示す概略断面図である。
図22は、図20のチップ部品の等価回路図である。
図23は、第2比較例のチップ部品の一部を拡大して示す概略断面図である。
図24は、第3比較例のチップ部品を示す概略平面図である。
図25は、図24のチップ部品の外部電極を示す概略断面図である。
図26は、図24のチップ部品の実装状体を示す概略断面図である。
図27は、図3のチップ部品の製造工程の一例を示す概略断面図である。
図28は、図27に続く製造工程を示す概略断面図である。
図29は、図28に続く製造工程を示す概略断面図である。
図30は、図29に続く製造工程を示す概略断面図である。
図31は、図30に続く製造工程を示す概略断面図である。
図32は、図31に続く製造工程を示す概略断面図である。
図33は、図32に続く製造工程を示す概略断面図である。
図34は、図33に続く製造工程を示す概略断面図である。
図35は、図34に続く製造工程を示す概略断面図である。
図36は、図35に続く製造工程を示す概略断面図である。
図37は、図36に続く製造工程を示す概略断面図である。
図38は、図37に続く製造工程を示す概略断面図である。
図39は、第2実施形態のチップ部品の一例を示す概略斜視図である。
図40は、図39のチップ部品の一例を示す概略平面図である。
図41は、図40のチップ部品の内部構成を模式的に示す概略断面図である。
図42は、チップ部品の側面の一部を拡大して示す概略斜視図である。
図43は、図42のチップ部品の側面を示す概略断面図である。
図44は、図41のチップ部品の製造工程の一例を示す概略断面図である。
図45は、図44に続く製造工程を示す概略断面図である。
図46は、図45に続く製造工程を示す概略断面図である。
図47は、図46に続く製造工程を示す概略断面図である。
図48は、変更例の第1導電接続部を示す概略平面図である。
図49は、変更例の樹脂絶縁層の第1開口部および第2開口部を示す概略断面図である。
図50は、変更例のチップ部品を示す概略平面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示のチップ部品のいくつかの実施形態を説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物を順位づけするものではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
【0010】
(第1実施形態)
(チップ部品の概略構成)
図1は、第1実施形態のチップ部品10の一例を示す概略斜視図である。図2は、図1のチップ部品10の一例を示す概略平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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