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公開番号
2025109523
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024003466
出願日
2024-01-12
発明の名称
チップ部品
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01G
4/33 20060101AFI20250717BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】想定されていない構造が形成されることを抑制すること。
【解決手段】チップ部品10の第1導電層32は、第1電極層23およびコンタクト部分212を覆う第1絶縁層31の上に設けられている。第2導電層34は、第1導電層32を覆う第2絶縁層33の上に設けられている。第1絶縁層31は複数の第1開口部311を含む。第1導電接続部36は、第1導電層32とは別に、第1絶縁層31の第1開口部311内に埋め込まれ、第2導電接続部37は、第1導電層32とは別に、第1絶縁層31の第2開口部312に埋め込まれる。第1導電層32は、複数の第1導電接続部36により第1電極層23と電気的に接続された第1接続部321を含む。第1絶縁層31は、第1電極層23のはみ出し部分232の一部を露出する第1開口部311を含む。平面視において、第1開口部311は、トレンチ12とは異なる位置に設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1基板面および前記第1基板面と反対側の第2基板面を含む半導体基板と、
前記第1基板面から凹んだトレンチと、
前記トレンチの内面に設けられた誘電層と、
前記トレンチ内に設けられ且つ前記誘電層に囲まれた埋込部分と、前記第1基板面から上方にはみ出したはみ出し部分とを含む第1電極層と、
前記半導体基板内における前記トレンチの周囲に設けられた電極部分と、前記電極部分から側方に延び且つ前記第1基板面に設けられたコンタクト部分と、を含む第2電極層と、
前記第1電極層および前記コンタクト部分の双方を覆い、前記第1電極層を露出する第1開口部を含む第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上に設けられた第1導電層と、
前記第1導電層とは別に設けられ、前記第1開口部内に埋め込まれた第1導電接続部と、
を含み、
前記誘電層を挟んで前記第1電極層と前記第2電極層の前記電極部分とが対向することによってキャパシタが構成されており、
前記第1導電層は、前記第1導電接続部により前記第1電極層と電気的に接続される第1接続部を含み、
前記第1基板面に垂直な方向から視た平面視において、前記第1開口部は、前記トレンチとは異なる位置に設けられている、
チップ部品。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1基板面に垂直な方向から視た平面視で、前記第1導電接続部は、隣り合う2つの前記トレンチの間に配置されている、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項3】
前記第1基板面に垂直な方向から視た平面視で、前記第1開口部および前記第1導電接続部は、前記トレンチに沿って延びている、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項4】
前記トレンチは湾曲した部分を有しており、前記第1導電接続部は、前記トレンチに沿って湾曲している、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項5】
前記第1基板面に垂直な方向から視た平面視で、前記トレンチは、第1方向に延び、前記第1方向と直交する第2方向に配列された複数の直線部を含み、前記第1導電接続部は、前記第2方向に隣り合う前記直線部の間に配置されている、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項6】
前記第1基板面に垂直な方向から視た平面視で隣り合う2つの前記トレンチの間の距離は、前記トレンチの幅よりも広く、
前記第1基板面に垂直な方向から視た平面視で隣り合う2つの前記トレンチの間に前記第1導電接続部が設けられている、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項7】
前記第1導電接続部は、Wを含む材料により構成されている、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項8】
前記第2電極層は、第1導電型の不純物を含む拡散層によって構成されている、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項9】
前記トレンチは複数配列されており、前記第2電極層の前記電極部分は、前記トレンチの周囲に設けられている、
請求項1に記載のチップ部品。
【請求項10】
前記第1導電層を覆う第2絶縁層と、
前記第2絶縁層の上に設けられた第2導電層と、
を含み、
前記第1絶縁層は、前記コンタクト部分を露出させる第2開口部を含み、
前記第2開口部内には、前記第1導電層とは別に第2導電接続部が埋め込まれており、
前記第1導電層は、前記第1接続部と電気的に絶縁され、且つ前記第2導電接続部により前記コンタクト部分と電気的に接続される第2接続部を含み、
前記第2導電層と前記第2接続部とが電気的に接続されている、
請求項1に記載のチップ部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、チップ部品に関するものである。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、基板と、基板上に配置された第1導電体膜および第1パッド膜と、第1導電体膜上および第1パッド膜上に配置された誘電体膜と、誘電体膜上に配置された第2導電膜と、を含むチップコンデンサを開示している。第1導電体膜は、第1接続領域および第1コンデンサ形成領域を含む。第2導電体膜は、第1パッド膜に電気的に接続された第2接続領域と、誘電体膜を挟んで第1導電体膜の第1コンデンサ形成領域と対向する第2コンデンサ形成領域と、を含む。第1導電体膜の第1接続領域には、第1外部電極が接合されており、第2導電体膜の第2接続領域には、第2外部電極が接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-195322号公報
【0004】
[概要]
チップ部品では、想定されていない構造が形成されることがある。
【0005】
本開示の一態様であるチップ部品は、第1基板面および前記第1基板面と反対側の第2基板面を含む半導体基板と、前記第1基板面から凹んだトレンチと、前記トレンチの内面に設けられた誘電層と、前記トレンチ内に設けられ且つ前記誘電層に囲まれた埋込部分と、前記第1基板面から上方にはみ出したはみ出し部分とを含む第1電極層と、前記半導体基板内における前記トレンチの周囲に設けられた電極部分と、前記電極部分から側方に延び且つ前記第1基板面に設けられたコンタクト部分と、を含む第2電極層と、前記第1電極層および前記コンタクト部分の双方を覆い、前記第1電極層を露出する第1開口部を含む第1絶縁層と、前記第1絶縁層の上に設けられた第1導電層と、前記第1導電層とは別に設けられ、前記第1開口部内に埋め込まれた第1導電接続部と、を含み、前記誘電層を挟んで前記第1電極層と前記第2電極層の前記電極部分とが対向することによってキャパシタが構成されており、前記第1導電層は、前記第1導電接続部により前記第1電極層と電気的に接続される第1接続部を含み、前記第1基板面に垂直な方向から視た平面視において、前記第1開口部は、前記トレンチとは異なる位置に設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態のチップ部品の一例を示す概略斜視図である。
図2は、図1のチップ部品の一例を示す概略平面図である。
図3は、図2のチップ部品の内部構成を模式的に示す概略断面図である。
図4は、図3のトレンチおよび第1電極層の一例を示す概略平面図である。
図5は、図4の一部を拡大して示す概略平面図である。
図6は、図4の一部を拡大して示す概略平面図である。
図7は、図5のトレンチおよびコンタクトの一例を示す概略平面図である。
図8は、図3の第2電極層と第1導電層との接続の一例を示す概略平面図である。
図9は、図3の第1導電層と第2導電層との接続の一例を示す概略平面図である。
図10は、図3の第2導電層、樹脂絶縁層、外部電極の一例を示す概略平面図である。
図11は、図3の外部電極を拡大して示す概略断面図である。
図12は、キャパシタおよび配線部の形状の一例を示す概略断面図である。
図13は、図12の一部を拡大して示す概略断面図である。
図14は、チップ部品におけるキャパシタおよび抵抗成分の状態を示す説明図である。
図15は、チップ部品の等価回路図である。
図16は、チップ部品の側面の一部を拡大して示す概略斜視図である。
図17は、図16のチップ部品の側面を示す概略断面図である。
図18は、チップ部品の個片化を模式的に示す概略平面図である。
図19は、比較例のチップ部品の個片化を模式的に示す概略平面図である。
図20は、第1比較例のチップ部品を示す概略平面図である。
図21は、図20のチップ部品の一部を拡大して示す概略断面図である。
図22は、図20のチップ部品の等価回路図である。
図23は、第2比較例のチップ部品の一部を拡大して示す概略断面図である。
図24は、第3比較例のチップ部品を示す概略平面図である。
図25は、図24のチップ部品の外部電極を示す概略断面図である。
図26は、図24のチップ部品の実装状体を示す概略断面図である。
図27は、図3のチップ部品の製造工程の一例を示す概略断面図である。
図28は、図27に続く製造工程を示す概略断面図である。
図29は、図28に続く製造工程を示す概略断面図である。
図30は、図29に続く製造工程を示す概略断面図である。
図31は、図30に続く製造工程を示す概略断面図である。
図32は、図31に続く製造工程を示す概略断面図である。
図33は、図32に続く製造工程を示す概略断面図である。
図34は、図33に続く製造工程を示す概略断面図である。
図35は、図34に続く製造工程を示す概略断面図である。
図36は、図35に続く製造工程を示す概略断面図である。
図37は、図36に続く製造工程を示す概略断面図である。
図38は、図37に続く製造工程を示す概略断面図である。
図39は、第2実施形態のチップ部品の一例を示す概略斜視図である。
図40は、図39のチップ部品の一例を示す概略平面図である。
図41は、図40のチップ部品の内部構成を模式的に示す概略断面図である。
図42は、チップ部品の側面の一部を拡大して示す概略斜視図である。
図43は、図42のチップ部品の側面を示す概略断面図である。
図44は、図41のチップ部品の製造工程の一例を示す概略断面図である。
図45は、図44に続く製造工程を示す概略断面図である。
図46は、図45に続く製造工程を示す概略断面図である。
図47は、図46に続く製造工程を示す概略断面図である。
図48は、変更例の第1導電接続部を示す概略平面図である。
図49は、変更例の樹脂絶縁層の第1開口部および第2開口部を示す概略断面図である。
図50は、変更例のチップ部品を示す概略平面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示のチップ部品のいくつかの実施形態を説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物を順位づけするものではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
【0010】
(第1実施形態)
(チップ部品の概略構成)
図1は、第1実施形態のチップ部品10の一例を示す概略斜視図である。図2は、図1のチップ部品10の一例を示す概略平面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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