TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025110112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024003851
出願日
2024-01-15
発明の名称
ヒューズを用いた分岐システム及び分岐システムに使用するホルダ部材
出願人
ヒロセ電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/688 20110101AFI20250718BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ヒューズの交換、確認、周辺機器のメンテナンス等の作業を容易とし、また、容易に入手することができる安価な市販品のガラス管ヒューズの使用を可能とする分岐システム等を提供する。
【解決手段】電源線に取り付けることができる電源コネクタと、分岐配線に取り付けることができ、且つ、電源コネクタに着脱可能に接続され得る分岐コネクタとを備える。分岐コネクタは、ガラス管ヒューズを着脱可能に又は固定状態で保持する保持部を有し、分岐コネクタが電源コネクタに接続されたときに、電源線と分岐配線が保持部に保持されたガラス管ヒューズの溶断部を通じて導通するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電源線に取り付けることができる電源コネクタと、
分岐配線に取り付けることができ、且つ、前記電源コネクタに着脱可能に接続され得る分岐コネクタと、を備え、
前記分岐コネクタは、ガラス管ヒューズを着脱可能に又は固定状態で保持する保持部を有し、
前記分岐コネクタが前記電源コネクタに接続されたときに、前記電源線と前記分岐配線が前記保持部に保持されたガラス管ヒューズの溶断部を通じて導通するように構成されている、ことを特徴とする分岐システム。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記分岐コネクタは更に、導通部材を着脱可能に又は固定状態で保持する他の保持部を有し、
前記分岐コネクタが前記電源コネクタに接続されたときに、前記電源線と前記分岐配線が前記他の保持部に保持された導電部材を通じて導通するように構成されている、請求項1に記載の分岐システム。
【請求項3】
前記電源線に取り付けることができ、且つ、前記電源コネクタに着脱可能に接続され得る、1つ又は複数の中継コネクタを更に備え、
前記電源コネクタは、前記中継コネクタが挿入可能な挿入孔を備える、請求項1に記載の分岐システム。
【請求項4】
前記分岐コネクタは、
前記保持部を有するホルダ部材と、
前記分岐配線に取り付けることができ、且つ、前記ホルダ部材に着脱可能に接続され得るコネクタ部材と、を含み、
前記ホルダ部材と前記コネクタ部材を含む前記分岐コネクタが前記コネクタに接続されたときに、前記電源線と前記分岐配線が前記保持部に保持されたガラス管ヒューズの溶断部を通じて導通するように構成されている、請求項1に記載の分岐システム。
【請求項5】
前記ホルダ部材は更に、導通部材を着脱可能に又は固定状態で保持する他の保持部を有し、
前記ホルダ部材と前記コネクタ部材を含む前記分岐コネクタが前記電源コネクタに接続されたときに、前記電源線と前記分岐配線が前記他の保持部に保持された導電部材を通じて導通するように構成されている、請求項4に記載の分岐システム。
【請求項6】
前記保持部は、前記ガラス管ヒューズの溶断部の少なくとも一部を外部から視認可能な状態で保持する、請求項1に記載の分岐システム。
【請求項7】
前記保持部は、前記ガラス管ヒューズを外部アクセス可能な状態で着脱可能に保持する、請求項1に記載の分岐システム。
【請求項8】
請求項4に記載の前記ホルダ部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分岐システム、特に、ガラス管ヒューズを用いた分岐システム、及び分岐システムに使用するホルダ部材に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ヒューズを用いた従来の分岐システムの一例が特許文献1に開示されている。この分岐システムは、電源線に圧接して用いられるヒューズコネクタ21と、このヒューズコネクタ21に対して嵌合される雌コネクタ75を含む。雌コネクタ75の内部には、分岐配線に接続された雌端子が収容されており、雌コネクタ75がヒューズコネクタ21に嵌合されることで、雌端子が雄端子35に嵌合されるようになっている。また、ヒューズコネクタ21には、ヒューズ63がヒューズ嵌入部59に挿入された状態で設けられている。このように、ヒューズ嵌入部59にヒューズ63が挿入されることにより、ヒューズ63の一対のヒューズ端子65が、ヒューズコネクタ21のハウジング23内のヒューズ端子嵌合部39a、39bにそれぞれ挿入され、この結果、ヒューズ端子嵌合部と複数のコネクタ端子とが一体に形成されたジョイント端子25と、圧接刃とヒューズ端子嵌合部とが一体に形成された圧接端子27とが、ヒューズ63の溶断部を通じて導通状態となるように構成されている。
【0003】
この従来の分岐システムでは、ヒューズコネクタ21が電源線に完全に固定されることから、例えば、ヒューズ63を交換する必要がある場合、ヒューズ63の状態を確認する必要がある場合、ヒューズ63を含む周辺機器をメンテナンスする場合等に、ヒューズコネクタ21を自由に移動させることが難しく、作業をスムーズに行うことができないといった問題があった。また、ヒューズコネクタ21に使用されるヒューズ63は、分岐システムに特有の仕様とされており、入手が困難であることも多く、また、コスト高になりがちであるといった問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9―63457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、上記従来技術における欠点を解消した分岐システム等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様による分岐システムは、電源線に取り付けることができる電源コネクタと、分岐配線に取り付けることができ、且つ、前記電源コネクタに着脱可能に接続され得る分岐コネクタと、を備え、前記分岐コネクタは、ガラス管ヒューズを着脱可能に又は固定状態で保持する保持部を有し、前記分岐コネクタが前記電源コネクタに接続されたときに、前記電源線と前記分岐配線が前記保持部に保持されたガラス管ヒューズの溶断部を通じて導通するように構成されている、ことを特徴として有する。
この態様の分岐システムによれば、ヒューズが、電源線に取り付けられる電源コネクタではなく、電源コネクタに着雑可能に接続することができる、分岐配線に取り付けられる分岐コネクタに設けられていることから、ヒューズの交換、確認、周辺機器のメンテナンス等の作業が容易となる。また、この態様の分岐システムによれば、容易に入手することができる安価な市販品のガラス管ヒューズの使用が可能となる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ヒューズの交換、確認、周辺機器のメンテナンス等の作業が容易であり、また、容易に入手することができる安価な市販品のガラス管ヒューズの使用が可能である、分岐システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の好適な一つの実施形態による分岐システムの斜視図であって、電源コネクタに分岐コネクタ及びコネクタが全て接続された状態を示す図である。
本発明の好適な一つの実施形態による分岐システムの斜視図であって、電源コネクタに対する分岐コネクタ等の接続が全て解除された状態を示す図である。
電源コネクタを上側から見た斜視図である。
電源コネクタを底側から見た斜視図である。
電源コネクタの背面図である。
電源コネクタの底面図である。
電源コネクタとボードをそれぞれ別々に示した背面斜視図である。
中継コネクタの正面斜視図である。
分岐コネクタの正面斜視図であって、ホルダ部材とコネクタ部材を接続した状態を示す図である。
中継コネクタの底面斜視図であって、ホルダ部材とコネクタ部材を接続した状態を示す図である。
分岐コネクタの正面斜視図であって、ホルダ部材とコネクタ部材の接続が解除された状態を示す図である。
分岐コネクタの背面斜視図であって、ホルダ部材とコネクタ部材の接続が解除された状態を示す図である。
分岐コネクタの底斜視図であって、ホルダ部材とコネクタ部材の接続が解除された状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための例示的な実施形態を詳細に説明する。好適な実施形態のみを説明するが、これによって本発明を限定しようとするものでは勿論ない。尚、明細書中に記載した「上面」「上下方向」「水平方向」「水平」「底面」等の語は、単に相対的な方向を表現するために用いた語であって、これらの語によって本システムの使用時等における向きを特定しようとするものではない。
【0010】
図1、図2に、本発明の好適な一つの実施形態による分岐システムの使用時における状態を斜視図で示す。本分岐システムは、主として、直流電源に使用する。
分岐システム1は、電源コネクタ10と、電源コネクタ10に着脱可能に接続され得る分岐コネクタ20を含み、更に、電源コネクタ10に着脱可能に接続され得る中継コネクタ30、40を含むこともできる。電源コネクタ10は、固定した状態で使用することもできる。図1は、被取付部材であるボード2に固定された電源コネクタ10に、分岐コネクタ20及び中継コネクタ30、40が接続された状態を、図2は、電源コネクタ10に対するそれらの接続が解除された状態を、それぞれ示す。尚、本実施形態では、中継コネクタ30と中継コネクタ40は、全く同じ大きさ及び構造を有するものとした。そこで以下の説明では、主として、中継コネクタ30についてのみ詳細に説明し、必要な場合を除き、中継コネクタ40についての詳細な説明は省略する。また、中継コネクタ40についての参照番号は、中継コネクタ30についての「300番台」の参照番号に代えて、「400」番台の対応する参照番号を用いている(例えば、参照番号「310」と参照番号「410」は、同じ部材を指す)。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ヒロセ電機株式会社
同軸電気コネクタ
6日前
ヒロセ電機株式会社
平型導体用電気コネクタ
1か月前
ヒロセ電機株式会社
平型導体用電気コネクタ
2か月前
ヒロセ電機株式会社
ヒューズを用いた分岐システム及び分岐システムに使用するホルダ部材
1日前
APB株式会社
二次電池
1か月前
日東精工株式会社
端子部品
1か月前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
19日前
レナタ・アーゲー
電池
1か月前
株式会社ExH
電流開閉装置
21日前
株式会社クオルテック
空気電池
1か月前
個人
鉄心用材料とその製造方法
26日前
エイブリック株式会社
半導体装置
21日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
6日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
株式会社メルビル
ステージ
28日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
21日前
三洲電線株式会社
撚線
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
今日
株式会社GSユアサ
蓄電素子
今日
株式会社GSユアサ
蓄電装置
19日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
1か月前
太陽誘電株式会社
コイル部品
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
22日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
矢崎総業株式会社
電線
1日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
1か月前
オムロン株式会社
スイッチ装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
21日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
20日前
住友電装株式会社
端子台
20日前
続きを見る
他の特許を見る