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公開番号2025110760
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004786
出願日2024-01-16
発明の名称導電モジュール
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01M 50/507 20210101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】低背化が可能な導電モジュールを提供する。
【解決手段】電池モジュールにおける一対の電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバ10と、バスバを電池監視ユニットに電気接続させる回路導体が設けられた回路導体部品と、バスバを室内の収容完了位置に収容するバスバ収容部31がバスバ毎に設けられた第1ケース30と、回路導体部品を室内に収容する回路収容部41が設けられた第2ケース40と、を備え、バスバ収容部は、バスバと電極端子の接続箇所を空けて設けられ、かつ、収容完了位置でバスバが載せ置かれる底壁32を有し、第1ケースは、バスバ収容部毎に設けた第1係合部33を有し、第2ケースは、バスバ収容部毎に設け、底壁との間で収容完了位置のバスバを挟持するバスバ保持部42と、バスバ収容部毎に設け、第1係合部と係合することでバスバ保持部をバスバの挟持位置に保つ第2係合部43と、を有すること。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルが配列された電池モジュールにおける一対の前記電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、
前記バスバを電池監視ユニットに電気接続させる回路導体が設けられた回路導体部品と、
前記バスバを室内の収容完了位置に収容するバスバ収容部が前記バスバ毎に設けられた第1ケースと、
前記回路導体部品を室内に収容する回路収容部が設けられた第2ケースと、
を備え、
前記バスバ収容部は、前記バスバと前記電極端子の接続箇所を空けて設けられ、かつ、前記収容完了位置で前記バスバが載せ置かれる底壁を有し、
前記第1ケースは、前記バスバ収容部毎に設けた第1係合部を有し、
前記第2ケースは、前記バスバ収容部毎に設け、前記底壁との間で前記収容完了位置の前記バスバを挟持するバスバ保持部と、前記バスバ収容部毎に設け、前記第1係合部と係合することで前記バスバ保持部を前記バスバの挟持位置に保つ第2係合部と、を有することを特徴とした導電モジュール。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1ケースは、前記バスバ毎の前記バスバ収容部と前記バスバ収容部毎の前記第1係合部が形成されたバスバ収容部材を有し、
前記第2ケースは、前記回路収容部が形成された回路収容部材と、前記回路収容部における前記回路導体部品の挿入口を覆うカバー部材と、を有し、
前記バスバ保持部と前記第2係合部は、前記カバー部材に設けることを特徴とした請求項1に記載の導電モジュール。
【請求項3】
前記第2ケースは、複数の前記電池セルの配列方向と前記バスバ収容部における前記底壁に向けた前記バスバの挿入方向とに直交する方向で、前記バスバ収容部材に隣設させ、
前記バスバ保持部は、前記カバー部材から前記バスバ収容部側に向けて突出させた片持ち梁形状に形成され、
前記第2係合部は、前記バスバ保持部の自由端と固定端に各々設け、
前記バスバ収容部は、前記バスバ保持部の自由端の前記第2係合部と対になる前記第1係合部と、前記バスバ保持部の固定端の前記第2係合部と対になる前記第1係合部と、を有することを特徴とした請求項2に記載の導電モジュール。
【請求項4】
対になる前記バスバ及び前記回路導体に対して物理的且つ電気的に接続させ、前記バスバと前記回路導体を電気的に接続させる前記バスバ毎の電気接続部品を備え、
前記第2ケースは、複数の前記電池セルの配列方向と前記バスバ収容部における前記底壁に向けた前記バスバの挿入方向とに直交する方向で、前記バスバ収容部材に隣設させ、
前記バスバ保持部は、前記カバー部材から前記バスバ収容部側に向けて突出させた片持ち梁形状に形成され、かつ、前記電気接続部品を介して前記バスバを挟持するべく、前記底壁に載せ置かれた前記バスバとの間に前記電気接続部品を介在させる間隙を空けて配置され、
前記第2係合部は、前記バスバ保持部の自由端に設け、
前記バスバ収容部は、前記バスバ保持部の自由端の前記第2係合部と対になる前記第1係合部を有することを特徴とした請求項2に記載の導電モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導電モジュールに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
導電モジュールは、複数の電池セルが配列された電池モジュールと電池セルの電池状態を監視する電池監視ユニットとの間を電気的に接続させる配線モジュールである。この導電モジュールは、その電池モジュールの1つ又は一対の電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、バスバを電池監視ユニットに電気接続させるバスバ毎の回路導体と、バスバを回路導体に対して物理的且つ電気的に接続させる電気接続部品と、これらを収容するケースと、を備える。この種の導電モジュールについては、例えば、下記の特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-119653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ケースは、バスバ毎のバスバ収容部が形成されたバスバ収容部材を有しており、そのバスバ収容部のバスバ収容室に設けたバスバ保持部によってバスバを室内に止める。例えば、従来のバスバ保持部は、バスバ収容室の深さ方向で底壁に向けて延在させた片持ち梁形状の可撓部と、この可撓部における底壁側の自由端に設けた爪部と、を有するものである。このバスバ保持部は、その可撓部を撓ませながら爪部と底壁の間にバスバを入り込ませることによって、その間でバスバをバスバ収容室の室内に保持する。よって、従来のバスバ収容部材においては、そのバスバ保持部による保持機能を確保するために、バスバ収容室の深さをバスバの肉厚方向の体格に対して大きく取る必要がある。従って、従来の導電モジュールは、バスバ収容室の深さ方向でのバスバ収容部材の体格の小型化に限度があり、低背化を図る上で改善の余地がある。
【0005】
そこで、本発明は、低背化が可能な導電モジュールを提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の電池セルが配列された電池モジュールにおける一対の前記電池セルの電極端子に対して物理的且つ電気的に接続させるバスバと、前記バスバを電池監視ユニットに電気接続させる回路導体が設けられた回路導体部品と、前記バスバを室内の収容完了位置に収容するバスバ収容部が前記バスバ毎に設けられた第1ケースと、前記回路導体部品を室内に収容する回路収容部が設けられた第2ケースと、を備え、前記バスバ収容部は、前記バスバと前記電極端子の接続箇所を空けて設けられ、かつ、前記収容完了位置で前記バスバが載せ置かれる底壁を有し、前記第1ケースは、前記バスバ収容部毎に設けた第1係合部を有し、前記第2ケースは、前記バスバ収容部毎に設け、前記底壁との間で前記収容完了位置の前記バスバを挟持するバスバ保持部と、前記バスバ収容部毎に設け、前記第1係合部と係合することで前記バスバ保持部を前記バスバの挟持位置に保つ第2係合部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る導電モジュールは、そのバスバ保持部と第1係合部と第2係合部を備えるバスバ保持構造を採っているので、バスバ収容部における室内の深さをバスバの肉厚方向の体格と同等の大きさにまで浅くできる。よって、この導電モジュールは、室内の深さ方向でバスバ収容部を小型化できるので、その深さ方向で第1ケースの小型化が可能になる。従って、本発明に係る導電モジュールは、低背化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態の導電モジュールを示す斜視図である。
図2は、実施形態の導電モジュールを示す分解斜視図である。
図3は、実施形態の導電モジュールを示す分解斜視図であり、カバー部材の組付け前の状態を表している。
図4は、バスバ保持構造について説明する分解斜視図である。
図5は、電池モジュールを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る導電モジュールの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
[実施形態]
本発明に係る導電モジュールの実施形態の1つを図1から図5に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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