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公開番号
2025113030
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007644
出願日
2024-01-22
発明の名称
化粧料容器
出願人
花王株式会社
,
株式会社トキワ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A45D
33/00 20060101AFI20250725BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】気密を十分に確保することができる化粧料容器を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る化粧料容器は、ベース3と、カップ12と、リング部材14と、パッキン15と、蓋13とを備える。リング部材14は、下方に突出する筒部14bを有する。ベース3は、平面視における収容部12bの外側に位置するとともに筒部14bが入り込む凹部3rを有する。筒部14bは、第1螺子部を有し、凹部3rは、筒部14bの第1螺子部が形成された面に対向する面に形成された第2螺子部を有する。筒部14bの軸線を中心としてベース3およびカップ12に対してリング部材14が回転することにより、第2螺子部に第1螺子部が螺合結合するとともにリング部材14がパッキン15をカップ12に押しつける。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
化粧料を収容するための化粧料容器であって、
カバーが開閉可能に結合されたベースと、
前記化粧料が入り込む開口を有し前記開口から入り込んだ前記化粧料を収容する収容部を有するとともに、前記ベースに配置されるカップと、
前記開口の一部を塞ぐことにより、前記収容部からの前記化粧料の抜けを抑制するリング部材と、
前記カップと前記リング部材との間に配置される環状のパッキンと、
前記リング部材に第1ヒンジを介して開閉可能に結合されており、閉じたときに前記収容部を封止する蓋と、
を備え、
前記リング部材は、下方に突出する筒部を有し、
前記ベースは、平面視における前記収容部の外側に位置するとともに前記筒部が入り込む凹部を有し、
前記筒部は、その外面および内面のいずれかに形成された第1螺子部を有し、
前記凹部は、前記筒部の前記第1螺子部が形成された面に対向する面に形成された第2螺子部を有し、
前記筒部の軸線を中心として前記ベースおよび前記カップに対して前記リング部材が回転することにより、前記第2螺子部に前記第1螺子部が螺合結合するとともに前記リング部材が前記パッキンを前記カップに押しつける、
化粧料容器。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記カバーが第2ヒンジを介して前記ベースに開閉可能に結合される、
請求項1に記載の化粧料容器。
【請求項3】
前記第2螺子部に前記第1螺子部が螺合結合した状態において、前記第1ヒンジは、前記第2ヒンジおよび前記ベースの中心を通る基準線を挟むとともに前記蓋を開いたときに前記蓋が前記カバーに接触しない一対の箇所のいずれかに位置し、前記一対の箇所のいずれかを選択可能とされている、
請求項2に記載の化粧料容器。
【請求項4】
前記パッキンは、前記カップに対向する対向面と、前記対向面から突出するとともに前記カップに当接する突起を有する、
請求項1または請求項2に記載の化粧料容器。
【請求項5】
前記蓋は、前記蓋が閉められたときに上方に窪む第1環状凹部を有し、
前記リング部材は、前記蓋が閉められたときに前記第1環状凹部に嵌合する第1環状凸部を有する、
請求項1または請求項2に記載の化粧料容器。
【請求項6】
前記蓋は、前記蓋が閉められたときに上方に窪むとともに平面視において前記第1環状凹部の外側に位置する第2環状凹部を有し、
前記リング部材は、前記蓋が閉められたときに前記第2環状凹部に入り込む第2環状凸部を有する、
請求項5に記載の化粧料容器。
【請求項7】
前記カップは、前記パッキンが載せられる天面を有し、
前記天面が平坦状とされている、
請求項1または請求項2に記載の化粧料容器。
【請求項8】
前記ベースは、側面部と、前記側面部の下方に位置する底部とを有する、
請求項1または請求項2に記載の化粧料容器。
【請求項9】
前記リング部材は、前記パッキンが収容される凹部を有し、
前記凹部は、前記リング部材の径方向内側を向く第1面と、下方を向く第2面と、前記リング部材の径方向外側を向く第3面とによって画成されており、
前記リング部材は、前記第2面に形成された凸部をさらに有する、
請求項1または請求項2に記載の化粧料容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、化粧料を収容するための化粧料容器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンパクトケースが記載されている。コンパクトケースは、上部ケースおよび下部ケースを含む。上部ケースは、下部ケースに対して第1ヒンジピンで接続されており、第1ヒンジピンを中心に下部ケースに対して開閉可能とされている。下部ケースの内部底には結合孔が形成されており、結合孔には詰め替え用のカプセル化粧品が結合される。
【0003】
結合孔に結合されるカプセル化粧品は、その下端部が下部ケースの下部底から露出している。結合孔には、凸状の弾性係止片が形成されている。カプセル化粧品は、多孔性パッドを収容するカプセルを有する。カプセルは、その下端外周面に係止溝を有する。結合孔の弾性係止片は、カプセルの係止溝に結合される。より具体的には、カプセル化粧品が結合孔に上から押し込まれたときに、カプセルの下端外周面に結合孔の弾性係止片が当接し、弾性係止片が当該下端外周面を乗り越えてカプセルの係止溝に嵌まり込む。これにより、結合孔からのカプセル化粧品の離脱が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2016-527972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、化粧料容器では、揮発性が高い化粧料が用いられることがある。しかしながら、前述したカプセル化粧品では、その下端部が下部ケースの下部底から露出している。この場合、気密の確保が不十分となって、乾燥等によって化粧料が劣化することが懸念される。
【0006】
本開示は、気密を十分に確保することができる化粧料容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示に係る化粧料容器は、化粧料を収容するための化粧料容器である。化粧料容器は、カバーが開閉可能に結合されたベースと、化粧料が入り込む開口を有し開口から入り込んだ化粧料を収容する収容部を有するとともに、ベースに配置されるカップと、開口の一部を塞ぐことにより、収容部からの化粧料の抜けを抑制するリング部材と、カップとリング部材との間に配置される環状のパッキンと、リング部材に第1ヒンジを介して開閉可能に結合されており、閉じたときに収容部を封止する蓋と、を備える。リング部材は、下方に突出する筒部を有する。ベースは、平面視における収容部の外側に位置するとともに筒部が入り込む凹部を有する。筒部は、その外面および内面のいずれかに形成された第1螺子部を有する。凹部は、筒部の第1螺子部が形成された面に対向する面に形成された第2螺子部を有する。筒部の軸線を中心としてベースおよびカップに対してリング部材が回転することにより、第2螺子部に第1螺子部が螺合結合するとともにリング部材がパッキンをカップに押しつける。
【0008】
この化粧料容器では、ベースに化粧料を収容する収容部を有するカップが配置され、リング部材がカップの開口の一部を塞ぐことにより収容部からの化粧料の抜けが抑制される。カップとリング部材との間には環状のパッキンが配置され、リング部材に開閉可能とされた蓋が閉じたときに収容部が封止される。よって、蓋とパッキンによって収容部を封止できるので、収容部に収容された化粧料に対する気密性を確保することができる。リング部材は下方に突出する筒部を有し、ベースは筒部が入り込む凹部を有する。筒部は第1螺子部を有し、凹部は筒部に対向する面に第2螺子部を有する。凹部に筒部が入り込んだ状態でベースおよびカップに対してリング部材が回転すると、第2螺子部に第1螺子部が螺合結合するとともに環状のパッキンがカップに押しつけられる。蓋が収容部を封止するとともにリング部材が環状のパッキンをカップに押しつけることにより、化粧料に対する気密性をより高めることができる。したがって、化粧料の気密を十分に確保することができる。
【0009】
(2)上記(1)において、カバーが第2ヒンジを介してベースに開閉可能に結合されてもよい。
【0010】
(3)上記(2)において、第2螺子部に第1螺子部が螺合結合した状態において、第1ヒンジは、第2ヒンジおよびベースの中心を通る基準線を挟むとともに蓋を開いたときに蓋がカバーに接触しない一対の箇所のいずれかに位置し、一対の箇所のいずれかを選択可能とされていてもよい。仮に、第1ヒンジが第2ヒンジおよびベースの中心を通る基準線上に位置する場合、カバーに対して蓋は手前側または奥側に開くことになる。したがって、手前側または奥側に開いた蓋が邪魔になる可能性がある。これに対し、上記のように第1ヒンジが基準線を挟む一対の位置のいずれかに位置する場合、開いた蓋を邪魔にならないようにできるので、化粧料容器の使用性を向上させることができる。さらに、第1ヒンジが位置する一対の箇所のいずれかを選択可能とされている場合、例えば、右利きの使用者は第1ヒンジを基準線より左側に位置させ、左利きの使用者は第1ヒンジを基準線より右側に位置させることができる。よって、さらなる使用性の向上に寄与する。そして、蓋を開いたときに蓋がカバーに接触しない位置に第1ヒンジが位置することにより、カバーに対する蓋の接触を回避できるので、化粧料容器の使用性をさらに向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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